メイドさんを雇った話 ①採用 | Nairobi Today

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フィリピンに住むことになって
嬉しかったのがメイドさんを頼めること。
フィリピンでは富裕層でなくても

メイドさんを雇っている家庭が多く、

女性の社会進出の一助ともなっているそうです。

メイドさんには通いと住み込みの
両パターンあるのですが、

アフリカ育ちで、子どものころから

使用人のいる生活に慣れている夫は
ためらいなく住み込みのメイドさん希望。
家事の人とマッサージの人とふたり雇う?
とか夢を語ってましたが、それは却下して
住み込みをひとり雇うことにしました。

さてそのメイドさんをどうやって探すか。
リロケーションサービスにはメイドさんの
斡旋は含まれておらず、よくあるのは
前任者のメイドさんをそのまま引き継ぐ
ことなのですが、夫の前任者は2カ月前に
離任していたのでそれもかなわず、
人のつてをたどろうにも日本人を含め
知り合いがまだほとんどいなかったので、
メイドさん探しには苦労しました。

最初の1カ月半はホテル住まいだったので
その間にぼちぼち探せばいいかと思って
数少ない知り合いに声をかけたり、
日本人会の掲示板を見に行ったり、
エクスパット向けのサイトを覗いてみたり
していたのですが、いっこうに見つけ
られないまま本住まいに引越。
そして数週間たっても事態は好転せず。

そこで最後の手段、メイド紹介サービスに
頼んでみることにしました。いくつかある
なかで、大手で少しは安心そうということで
頼んでみたのが、Maid Provider。
夫がSMSで連絡をとり、とんとん拍子に
数日後に候補者をつれて面接にきてくれる
ことになりました。

やってきたのは業者の女性と、候補者2人。
候補者は明るくて陽気な若い女性と、
おとなしくて堅実そうな年配の女性で、
それぞれの履歴書を見ながら話をします。

陽気な候補者は、数年間大きなお屋敷で
他のメイドさんと一緒に(5人いたそう)
年配の女性の身の回りのお世話をしていた
とのこと。メインの仕事は介護で、家事は
手の空いた時に皿洗いを手伝ったくらい。

堅実な候補者は、若いころから海外での
出稼ぎも含めいろんなお宅で働いてきた
ベテランで、家事は料理を含めてなんでも
一通りできるとのこと。1~2年周期で
雇い主が変わっているのが少し気になり、
ちなみに前の職場はどうしてやめたの?
と聞いたら、うっかり物を壊してしまい
雇い主の逆鱗にふれたとのこと。

どちらの候補者も人柄は良さそうで

迷ったのですが、職務経験を買って

後者にお願いすることにしました。

その場で書類にサインを交わし、

業者への紹介手数料14,000ペソを支払います。

手数料高っ!!!と思いましたが、
メイドさんの身分証明書や無犯罪証明、
健康診断結果などがそろっていること、
用意された標準契約書に給与や休日など
雇用条件があらかじめもりこまれていて
あれこれ悩まなくて済んだことを考えると、
実は業者を介したのは正解だったかも
しれないと後から思いました。

メイドさんのほうは準備良く身の回りの
荷物を持って面接にきていて
「今日から働けます!」というので、
そのまま住み込み&業務開始。
数か月間あれほど悩んでいたメイド探しの
問題はこうしてあっさり解決したのでした。

 

つづく