映画『聖の青春』の試写会にお邪魔してきました。
実在した将棋の天才・村山聖さんの人生を描いた映画です。
原作は大崎善生さんの同名小説。
難病を抱え29歳という若さで亡くなった天才の話。
一言では語れませんが、とてもいい映画でした。
僕はこの作品をずっと観たいと思っていました。
病と向き合う主人公と周りの人々の心の葛藤に胸を打たれました。
この作品が公開される頃、多分各メディアでこの作品のことを
耳にすることが増えると思います。
みなさんにもぜひ観ていただきたいなと思いました。
内容は実在した方のノンフィクションということもありますし、
僕らの知らない将棋の世界という
歴史もあり日本の大きな文化である
知れば知るほど奥深い世界。
そして天才の閃きと努力がぶつかり合う
真剣勝負。
そしてこの作品に携わるみなさんの
この作品にぶつける熱さが、
スクリーンから溢れていました。
役作りが本当にすごかったですし、
台詞ひとつひとつ考えさせられました。
あまり多くを語るよりも本当にみなさんに観ていただきたいなと
素直に思いました。
今年、僕は母をがんで亡くしたので、
主人公の周りの登場人物に感情移入しました。
自分の経験では、どう接していたのか。
作中、聖に対する周りのみんなそれぞれの
優しさ、温かさに、僕は自分の経験を重ねながら
観ていました。
そして、主人公の言葉に
僕の母も、こう感じていたのかな?
それともまた別の考えだったのかな?
と想いを馳せました。
みなさんはこの作品を観てどう感じるんだろう?
それぞれの感想を持ち帰ってもらいたい。
だからこそぜひ観て欲しいです。
11月19日公開