もうすぐ仕事を始めるので、前からずっと登録したかった市のファミサポ登録会に行ってきた。
本当はもっと早く行きたかったのだけれど、ストマがあったら絶対に無理だと思っていたし、場所が本当に辺鄙な場所にあるので、車がない私にはハードルが高すぎた。
今回、重い腰をやっとあげて行ってきた訳だけれど、パパが家で息子を預かってくれる予定が、諸々の事情(夫婦喧嘩など)により出来なくなり、息子を登録会に一緒に連れて参加をすることになった。
本当に辺鄙な場所にあり、車で行くことが想定されているんだと思う。
駅からバスも出ているけれど、そこで働いている人も利用したことがないらしい。
子育てを支援するんだったら、まず子連れでも行きやすい場所にあるべきだと思うんだけれど、だから日本は出生率が下がるんだと、ブツクサ思いながら、片道45分の道のりをバギーを押して歩きました。
(もう、重すぎて、歩けない息子をバギーごとバスに乗せるのは無理なので。。。こっちが腰を壊す。。。)
公民館みたいな場所の上階にファミサポセンターがあって、そこの会議室で説明会兼登録会が行わていた。
到着した時点で、私、もう機嫌がMAXに悪い。
朝のパパとの大ゲンカからの、超辺鄙な場所までの道のりなどなど。。。
会議室には、子育て中だと思われる親が何組かいて、男親一人の参加だったり、女親一人だったり、両親だけだったり、両親+子供だったり。そしてスーツを着たお役所系の女性が説明をはじめ、このファミサポの理念なんかを読み上げる。
”私たちは、サポートが必要な人達全ての人に助けがいきわたるように、、、”
と、女性が淡々と説明している間、うちの子はグズリはじめ、大泣きになり、癇癪。。。
静かな会議室にうちの子の泣き声がエコーする。 本当にものすごい泣き方で、抱っこしても、おもちゃを出しても、窓脇に行ったりしても泣き止まない。
ギャン泣き。
仕方ないから、一回息子を連れて退室。
隣の部屋に、こどもの遊び場のようなところ+職員さんが数名いたので、説明を聞いている間に息子をちょっと預かれないか聞いてみたけど、ダメ、と。(車のおもちゃを貸してくれた)
会議室に再び戻るが、淡々と説明は続き、息子を泣きわめき、私はがんばってあやすも、全く甲斐なし。
会議室の中で、私たちは存在していないかのように、誰も私たちを気にかけてくれる様子はなし。
冷たい視線だけ。
この説明会に参加しないと、ファミサポには登録できない。退室してしまったら、登録できない。
でも息子はギャーギャー泣き続ける。
女性は淡々と説明を続ける。
息子の泣き声が大きくなると、女性は話し声の音量を上げる。
すごく、すごく悲しくなった。
大人向けの何かの説明会か何かだったら、こんな雰囲気でも仕方ないし、息子が泣きわめいたらごめんなさい、って思うけれど、子育てでサポートが必要な親が、助けを求めに行く場所で、こんな風な雰囲気なんて。。。
子連れでの参加OKって言われてたのに。
女性の話している内容が、うわべだけのきれいごとに聞こえた。
今、あなたの目の前にサポートを必要としている人がいるのに、その人に声をかけないで、何がファミリーサポートだ??
「泣いてても大丈夫ですよー。」とかなんでも、一声かけてくれれば、どんなに心が救われたことか。
空気のように扱われて、ものすごい孤立感。
目線も合わせずに、どんどん紙に書かれた文章だけを読み上げていってた。
あまりにも息子の泣き方がひどいので、耐えきれなくなって、2度目の退室。
隣のおもちゃがある部屋の職員に再度助けを求めると(この時点で、私は泣いていた。)、そのおもちゃ部屋で子供を遊ばせながら、個別で説明をしてくれることに。
心から感謝を伝えた。
「サポートが必要だから来ているのに!!」
そう、女性に泣きながら訴えた。
その後の、個別の説明では、本当に丁寧、親切にしてもらって、本当に心が救われた。
絶対に、メンタルがやばいお母さんだと思われているだろうけれど、無理なものは無理。キャパオーバーにも程がある。
ファミサポは、預け先がない人、サポートがなくって困っている人が頼る制度なのに、子連れ参加を想定していなくて、お役所のシステムだなーと思った。
実家や配偶者に簡単に預けれらる人だったら、そもそもファミサポを利用しないだろうし、車を持てるくらいの経済状況だったら、ベビーシッター会社を使うかもだろうし。
預け先がなくて、車のない家がすごく利用しにくいシステムだと思いました。
うちの場合は特に、体にも問題があるから、自転車に乗せたり、バス移動も大変だし。
登録会自体は地獄だったけれど、その後に説明をして下さった女性がとても親切だったので、なんとか心が落ち着きました。
サポーターさんが見つかったら連絡をくれることになっています。
見つかるといいなー。。。