優れたAI・ロボットも動かすだけの電力がなければ意味なし、政府には安く安定した電力政策を望む | zum2のブログ

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日課のニュースチェックをしていてAIの爆発的な進歩についていくのがやっとの自分だが世界ではAIを動かすために消費される大量の電力について危惧する人も増えているようで

 

大量の電力を消費する「AI」で世界はエネルギー危機に

人工知能(AI)やChatGPTといった大規模言語モデル(LLM)を開発するOpenAIのチーフサイエンティストだったイリヤ・サツケバーの劇的な辞任は、AIの将来と途方もないコストに関する社会的議論を再び呼び起こした。AIの安全性、仕事や創造性の今後など多くの懸念があるだけでなく、それに勝るとも劣らず転機を迎える問題がある。

 

>>AIは現代のIT分野で最もエネルギーを大量に消費するものの1つだ。二酸化炭素(CO2)の排出を懸念する世界の備えは万全ではないないかもしれない。 LLMの学習と運用に使用されるデータセンターは膨大な電力を必要とする。例えば、GPT-4は50ギガワット時(GWh)以上を必要とし、これは米カリフォルニア州で1年間に発電される電力の約0.02%に相当し、GPT-3の学習に必要な量の50倍だ。AIが産業界で普及するにつれ、こうしたエネルギー需要は増大する一方だ。エネルギーを大量に消費する製造業の最適化にAIが使われるようになれば、実験とより多くのデータが必要となり、エネルギー問題は深刻になるばかりだ。

 

どんなに優れたAIが開発されたとしてもデータセンターにあるコンピュータを動かすだけの電力がなければ意味なし、開発している企業側も効率化を図ってはいるが電力を使ってもより高い性能のものをと需要にあわせて消費される電力は増える一方、電力以外にもコンピュータを冷やすための冷却システムに大量の水が必要ということでエネルギーと水の問題はAIも含めて私たちの活動すべてを支える土台、太陽光や風力などのエコな発電方法は自然に左右される部分が大きく電力を安定的に供給するために結局は火力や原子力などの発電施設が必要になるということらしい、うーん以前書いたように自分は周囲を山に囲まれ多くの河川と日本最大の湖琵琶湖がある滋賀県に住んでいることもあり超高効率の水車を用いた水力発電推しなのだがどこでも出来るという発電方法ではないし水力にしても渇水ともなれば同じ発電量は期待出来ず難しいところだ


脱炭素を掲げていた欧州各国はロシアによるウクライナ侵攻もあって電力高騰より一層のインフレに苦しむことになってしまったが結果的に企業の海外への移転を促進させることとなってしまった(移転先の一つが中国、中国がここまで成長出来たのは中国政府の電気代を安く抑えるエネルギー政策も大きい、AIを開発しているビッグテック企業群を抱えるアメリカと電子超大国を目指す中国はそれらの活動を支えられる電力大国ということでもあると自分は思っている、しかしエネルギー問題ひとつとっても石油や天然ガスといった資源に恵まれているアメリカの凄さよ、その上でエコ関連の発電方法にも力を入れているというのだから結局アメリカが分裂でもしない限り今後の国際情勢もアメリカとそれ以外の国という事になりそうだ、日本にとっては反エコ派とみられているトランプ氏がもしも大統領に返り咲いたときその時代をどう乗り切るかが課題だ)

 

日本も政府の補助金終了で電気代が6月からアップ、物価上昇に拍車がかかりそうだし

 

 今月に続き来月からも家庭向きの電気代が、ひと月あたりおよそ400円値上がりします。1年前と比べると1500円の上昇で、悲鳴が上がっています。

ただでさえ少子超高齢化が進む日本、AIに頼り何かを自動するたびに消費する電力量が増えることになる、それを考えるとAIの進歩以上に安く安定した電力供給が私たちの生活・活動には必要不可欠で国際社会が競争原理で動いている以上電力・エネルギー政策の失敗は国家間の敗北を意味する(エコに力を入れ過ぎたばかりにエネルギー政策で失敗した欧州のとある国をみていると欧州の没落は避けられないだろうなと悲観的になる、AIに頼るより従来通り人に任せた方がエコという考えた方もあるがそれでは置いていかれるばかりだ)、どんなに優れたAI・ロボットが開発されたとしても動かすだけの電力がなければ意味なし、政府にはエコに力を入れるのもいいが安定的で安価な電力・エネルギー政策を望むってことで