RADIOHEAD 「the bends」

1. Planet Telex
2. The Bends
3. High And Dry
4. Fake Plastic Trees
5. Bones
6. (Nice Dream)
7. Just
8. My Iron Lung
9. Bullet Proof...I Wish I Was
10. Black Star
11. Sulk
12. Street Spirit [Fade Out]
13. How Can You Be Sure?
14. Killer Cars

必聴トラック



好きになったバンドが既に解散している。
てことありますよね。ブランキーもリバティーンズも好きになったとほぼ同じくらいの時に
解散してしまっていて、もうライブで聴くことができないのがほんと残念。
もしいつか再結成とかそういう機会があれば何が何でも聴きたい。
その点、レディオヘッドはリアルタイムで好きになってずっと聴き続けている数少ないアーティスト。
たしか最初にきいたアルバムは「KID A」。
その時まだ中学生だったので、一曲目のEverything In Its Right Placeが流れてきた時、
20秒位して思いました。
あれ、CDコンポ壊れたかな・・・?
なんかその時まで曲と言えばイントロ→Aメロ→Bメロ→サビみたいなもの(いわゆる歌謡曲的)なものばかりだったので、当時の自分には斬新過ぎでした。
後にも先にも再生時間30秒未満で、レンタル返却したアルバムはこれだけでしょう。
でもその後高校時代に中国への旅行を経て、「KID A」はフェイバリット・アルバムに
なりますが、そのことは「KID A」のレビューの時に。
で「the bends」は、そんなこともあり敬遠していたレディオヘッドなんだけど、
椎名林檎を筆頭にその頃ハマっていたアーティストがよく好きなアーティストに挙げていて
どうしても気になって、やっぱりしっかり聴こうと思い、手に取ったアルバムで見事にしてやられたアルバム。
3曲目High And Dry、美しいです、単純に。ギターソロが泣かせる。
4曲目Fake Plastic Trees、13曲目How Can You Be Sure?も染みる。
で、7曲目Justと8曲目My Iron Lungは、レディオヘッド・ショック(と命名)を受けた。
この2曲におけるギターは、なんかもう生き物みたいに感じる。
迫ってくるっていうか、威力?
うーん、感情がこもっているのかな、なんか本気の音。
・・・リアル、、、なんです、すごく。
だからトムのヴォーカルもぶっ飛んでいるんだけど、それと同じくらい凄まじい。
確実に楽観的な音ではないし、すごく怒りにも満ちているような気もするけど
きっとこれが魂の音楽、ソウル・ミュージックなのではないかと思う。
レディオヘッドというとトム・ヨークのイメージが強いけど、他のメンバー、とりわけギターの
ジョニー・グリーンウッドの力も相当大きいですね。
あと日本盤のボーナストラックの14曲目Killer Carsもすごく好きな曲。
古くからライブの定番曲だったらしく、曲の雰囲気は1stの「Pablo Honey」に近い。
「the bends」は決してレディオヘッドで一番好きなアルバムという訳ではありません。
というか全てのアルバムが、それぞれの奥深さを持っていて比較できない。
でも、僕が抱いている共通のイメージは暗いところから微かな光を見つけている感じ。
ん~、深海から上に向かって泳いでいて、はるか上の方から水に屈折しながらも光が差し込んでいる感じかな。こう今は苦しいんだけど確実に光はどっかにあるよ、っていう。
まあその光が太陽か、実は人工的な漁船の光で釣り上げられちゃう、みたいな恐さもあるんだけど、なんかその抽象的なイメージの感じが、実はすごく現実社会を反映してたりするのかな、なんて思う。
うまくまとまっていませんが、いずれにせよレディオヘッドは数少ない本当にリアルな音楽をやっているグループなので、これからもずっと追いかけ続けることでしょう。

Blankey Jet City 「国境線上の蟻」

1. 水色
2. PUNKY BAD HIP
3. ICE CANDY
4. 欲望という名の地下鉄
5. クリスマスと黒いブーツ
6. Bang!
7. 嘆きの白
8. Snow Badge
9. Dynamite Pussy Cats
10. SKUNK
11. 悪いひとたち
12. 風になるまで
13. 15才
14. ガソリンの揺れかた
15. John Lennon

※必聴トラック


日本のミュージシャンで誰が好きか、と聞かれたら迷うことなく真っ先に答えるのが
浅井健一です。
僕が初めてベンジーの音楽を聴いたのは、友達に焼いてもらったCDーRにSea side jet cityとセンチメンタルコーラという曲が入ってて、それを聞いたときだった気がする。
そのとき他にもいろいろ曲が入ってたんだけど、ひたすらその2曲をリピートして聞いた。
そのときに
向かい風を浴びながら走ってて、でもその風はすごい気持ちよくて、なんかアメリカのルート66みたいなすごい一本道を走ってる、で、なんかいろんなことに悩んだり傷心したりしてんだけど、まあ空は青いし目の前何もないし、ひたすらいくとこまでいってみるか
・・・みたいな気分になった。
曲を聞いて風景みたいなのが浮かんだのはその時が初めてでした。
んで、その後映画イージーライダーを観てびっくりした。これじゃんって。
しかもブランキーの曲にデニス・ホッパーって曲もあって、しかもDon't Kiss My Tailって曲で
「イージーライダー、憧れてるよ、イージーライダー、私の神様」
と歌うのを聞いて、ほんと大好きになった。
そっからもうしばらくブランキーしか聞かなかった時期とかあって、ひたすら全部聞いてた。
それでなぜこの「国境線上の蟻」というベストアルバムかと言うと、
ブランキーはほんと全曲好きなんだけど、その中でも最も好きな曲の
「水色」「John Lennon」が入っているから。
「水色」は日本語で歌われている曲で、一番心に染みた歌詞。
人を好きになったことがあるなら、誰もがきっと何か感じると思う。
あと「John Lennon」は、幼い頃から母にビートルズを聴かされて育ったので、
ジョン・レノンに対してはすごく思い入れがあるんだけど、ベンジーがジョンのことを歌ってて、
でもその歌詞がすごく普遍的というか僕らにとってもすごく大切なことを歌っています。
あとメロディーがすごくきれい。
この2曲は未発表なのでこのアルバムでしか聞けません、だからこの2曲を必聴ということで。
もちろん全部良い曲だけど。
ベンジーには曲を通して人はなぜ生きるのかみたいなとてつもない悩みの、答えとまではいかなくても、自分には影響のとても大きいメッセージをもらった人。
まあ結局、自分に素直に生きろよ、ってことなんだけど。

浅井さんの作品はオリジナルアルバムやライブアルバム、シングルと
全て思い入れが強いのでこれから一枚一枚ゆっくりレビューしていきます。



primal scream 「xtrmntr」

1. Kill All Hippies
2. Accelerator
3. Exterminator
4. Swastika Eyes (Jagz Kooner Mix)
5. Pills
6. Blood Money
7. Keep Your Dreams
8. Insect Royalty
9. MBV Arkestra [If They Move Kill 'Em]
10. Swastika Eyes (Chemical Brothers Mix)
11. Shoot Speed/Kill Light
12. I'm 5 Years Ahead Of My Time

必聴トラック



今回は、我らがボビー・ギレスビー率いるプライマル・スクリーム。
プライマルに初めて出会ったのは、このアルバムでした。
以来、ボビーは僕のカリスマとなった。
まずタイトルが根絶者、害虫駆除業者。
1曲目のKill All Hippiesのイントロで電話が鳴って、変なアナウンスがヒッピーみんな殺せって。
その後のマニ(ex. The stone roses)の怪しげなベースラインが始まるともう一気に別世界へ。
2曲目はいきなりギター歪み過ぎてて、もうよく聞こえない。でも最高。
だってケヴィン・シールズ(ex. My Bloody Valentine)参加してんだもん、LOVELESSだって歪んでないとこないじゃん。
全曲あっという間にもってかれるから、一気にアルバム通して聴きたいけど
あえていえば、最重要曲は11曲目のShoot Speed/Kill Light。
これはもうイントロのギター、ノイズ、中間のギターリフ、ボビーの声、全てであっちの世界に運んでくれる。
FUJI ROCK05で流れてきた時は、ほんと全身がしびれて曲終わるまで体の感覚無いような気分だった。
でもよく考えたら相当過激なこと言ってるよね、Swastika Eyesの歌詞とかもヒドイし。
もし自分がバイリンガルとかで英語の意味全部聞き取れてたらきっとソッコー停止ボタン押してたわ。
でも聴きこんでると、ボビーはただ悪態ついてるだけじゃないんだよね。
本当に悪なのは誰?ということ。
大国、大人、社会…
んー、Blankey Jet Cityの「悪い人たち」をなんか連想してしまう。
だってボビーは7曲目Keep Your Dreamsであんなに優しいじゃん。
なんかぶっ飛んでてヘロッてて言うこと過激だし、でも優しいよね。
ボビーもベンジーもほんと憧れのパンクスです。
プライマル・スクリームはフェイバリットなのでこれから他のアルバムもレビューする予定。




“You got the money, I got the soul.”  Bobby Gillespie