The Rapture 「Pieces Of The People We Love」

1.Don Gon Do It
2.Pieces Of The People We Love
3.Get Myself Into It
4.First Gear
5.The Devil
6.Whoo! Alright-Yeah...Uh Huh
7.Calling Me
8.Down For So Long
9.The Sound
10.Live In Sunshine
11.Crimson Red(bonus track)


※必聴トラック


やっぱりパンクは僕のルーツ。
やっぱりピストルズが好きだし、クラッシュが好きだし、ラモーンズが好き。
ジョニー・サンダースとリチャード・ヘルは神様です。
でも今、パンクってつまらないと思ってしまう、いわゆるパンクって。
パンクと言われて、みんながある特定のスタイルを思い浮かべられてしまうのなら、もうパンクはREBEL MUSICではないのでしょう。
むしろ先人達はそんなことずっと早く気付いてるからこそ、ジョニー・ロットンはPILを結成して、クラッシュはレゲエ・スカへのアプローチをしたんだと思う。

やはり大事なのはパンクの精神なんでしょう。社会へのアンチテーゼ。流行とか世論とかじゃない、俺がやりたいようにやりたいことをやる、っていうこと。
このブログのタイトルであるジョー・ストラマーの言葉が全て。
パンクはスタイルじゃない、姿勢だ、と。

今フレッシュなバンドで一番パンクを感じさせるのは、The Rapture。
ロック、ダンス、ファンク、いや実際ジャンルなんてどうでもいい。
やりたい音をやる。
そういう姿勢を貫いてる。しかもいたってクールに。
ひたすら躍らせてくれる。体も心も。
前作のカウベル、今作ではサックスが高らかに響いている。
今作は敏腕プロデューサーチームDFAの力を借りずにやってのけたのもカッコ良かった。まあデンジャー・マウスも凄腕だけど。

初めてロンドン・コーリングを一気に全部聴いた時のような気分で、始めから終わるまでずっと聴いていたくなる。
あえていえば本国のUS盤の様に10曲目のLive In Sunshineで終わって良かったかな。ボーナストラックはライブのアンコールの気分で。
ひねくれながらも輝く、パンクな10曲がこのアルバムには詰まってます。


ROSSO 「1000のタンバリン/アウトサイダー」
DISC1
1. 1000のタンバリン
2. さよならサリー
3. クローバー
DISC2
1. アウトサイダー
2. COCO
3. サキソフォン・ベイビー

※必聴トラック


今は無きROSSO第2期の最初のシングル、にして邦楽界で最も輝くシングルの一つ。
僕らの世代は、日本のロックバンドと言えば、ミッシェルとブランキーの人も多いのでは。
そんな2バンド内の二人が手を組んだROSSOは追いかけないわけが無かったのですが、アルバム「BIRD」だけで活動休止しちゃっていて、すごく残念だったら、すごいものひっさっげて帰ってきてくれた。
まずなんといってもジャケがクール。ROSSOはモノクロがとても似合う。
しかもレコードみたいに紙ジャケってのもすごくいいです。
「1000のタンバリン」
イントロでジャンジャカと荒っぽくコードがかき鳴らされ、チバがシャウトする。もうそれでなんか込み上げるもんがある。歌詞はチバさん特有の世界が全開してます、でもなんか「シャロン」よりリアルかな、ROSSO自身のことを歌ってる気もする。”鳥たちはまた飛んだ”とか。
「アウトサイダー」
ギター2本になったROSSOを象徴するような曲。
イントロでイマイがリフ弾いた後のブレイクが刹那の瞬間、美しいです。
歌詞もシンプルで最高。”ちっとも不思議じゃーねよ”は名歌詞ですね。
ちなみに自分の中に「アウトサイダー(Outsider)」というタイトルの曲にハズレはないと言うジンクスがあって。ART-SCHOOL、Franz ferdinandとかね。
「COCO」
すごく早口な歌がいい。あと残り40秒くらいの照井さんのベースに円熟したセンスを感じます。
「サキソフォン・ベイビー」
ROSSOで一番好きかなぁ、コレ。だって最高じゃん。体が自然に動くよ。
ライブ盤の「ダイヤモンドダストが降った夜」もいいけど、録音が一晩だけじゃないから曲の間に間隔があってそれが少し残念。でも「WALL」めちゃくちゃかっこいいけどね、不良少年って感じがすごく好きだ。
FUJI ROCK05の時にROSSOを聴くことができた、アンコール前にチバが一人で出てきて、「君がもし、悪い大人にどれだけ騙されたとしても、俺がいつでも助けに行ってやる」みたいな歌詞の歌を弾き語りで歌ってた。バックライトで浮かび上がったチバさんは、ちょっと神がかってたけど、確かにそこにいたチバさんの言葉、すごく大きかった。胸に突き刺さる言葉ってこういうことだと思った。だからチバさんも僕のヒーローです。
THE STONE ROSES 「SECOND COMING」

1. Breaking Into Heaven
2. Driving South
3. Ten Story Love Song
4. Daybreak
5. Your Star Will Shine
6. Straight To The Man
7. Begging You
8. Tightrope
9. Good Times
10. Tears
11. How Do You Sleep
12. Love Spreads
secret track . The Foz

※必聴トラック

second summmer of loveの立役者で、マッドチェスターの代表格、ストーン・ローゼス。
ハッピー・マンデーズも好きだけど、ローゼスが別格かな。
やっぱりローゼスというと、”僕は崇拝されたい・・・”の衝撃的な歌詞から始まる、1stの「THE STONE ROSES」の印象が一般的に強いですが、2ndアルバムの「SECOND COMING」も大好きな一枚。
というのも、初めて聴いたローゼスの曲が、この7曲目のBegging You。
一発でやられました。音が、うねる。からむ。
あーもしかしたらこれがグルーヴってやつなのかと、純粋にそう思いました。ミッシェル・ガン・エレファントのチバさんは、グルーヴなんてそんなものはない、と前にどっかの雑誌で言ってたけど、僕はこのときそう感じた(もちろんチバ作品も大好きなんだけど)。
ちなみにローゼスはみんなメンバーが天才だと思う。最強の四人。中心的に作曲してるギターのジョン・スクワイアはもちろん、マニのベースとレニのドラムの演奏力もハンパじゃない。ヴォーカルのイアン・ブラウンも、サマソニにソロで来た時観たけどすっごいステージングだった。どんどん引き込まれて、その前に観た邦楽のアーティストとの実力の差をすごく感じた。
ローゼスは、デビュー当時から、オープニング・アクトなし、アンコールなし、ヘボい先輩ミュージシャンをコケにする、といったスタンス貫いていたそう。もう男前過ぎる。ちなみにそういったところはギャラガー兄弟にしっかり受け継がれてますね、さすがUK。
「SECOND COMING」は、ギターのジョンがこの頃ジミー・ペイジに影響をすごく受けていたらしく、確かにそんな感じがする。
でも、まあだからなんだと。単純にカッコいい。それでいいです。
2曲目Driving Southはイントロのギターがカッコイイ。ジョンが全編動きまくってる。
3曲目Ten Story Love Songはミディアムテンポの名曲
7曲目Begging Youはローゼスで最も好きな曲。ロックとダンスミュージックが溶けあって、別次元の音楽が完成してる。
9曲目のGood Timesはサビが最高。good times baby~と高らかに歌いつつも実はラブソング。
12曲目Love Spreadsもイントロがカッコイイ。なんかダークな感じが漂ってる。

ローゼスが登場した頃のイギリスは、社会情勢が不安定で、エクスタシーが国民的ドラッグになってたりしてて、もう労働者階級の若者とか国自体が荒れて沈んでいた時期だったようで、そんな中、ローゼスはヒーローになった。ミュージシャンではなくオーディエンスが中心だ、と言った。
お前らが主役だ、って。
もう最高だわ。やっぱりファーストアルバム重要ですね。
ここら辺の時期の事はOasisを中心とした映画「LIVE FOREVER」でも扱ってます。
個人的にはなんか日本って経済とか社会問題とかも、イギリスの10年後を行っている感じがするんです。ニートとか最近出てきた問題だし。
だから今の日本にもローゼスみたいなヒーローが現れたら、夢中になると思う。