スローコスメから見た新時代化粧品事情

スローコスメから見た新時代化粧品事情

化粧品の良し悪しは10年~30年(長期間)使用してお肌が健康であるかどうかにあります。

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なぜ彼は、国と大企業を相手に、闘い続けたかのか?

なぜ多くの学者が、彼の意見に賛同し全面協力したのか。

そして彼は本当に、化粧品業界の異端児だったのか。

ベストセラー「バカがつける化粧品」「騙す化粧品」の著者が、

肌の健康と安全を最優先した、

小さな化粧品屋のオヤジの思想を紹介する。


創業77年 日本唯一のスローコスメ 「ゼノア化粧料本舗」
◎ご存知ですか?


「保湿化粧品」を使えば使うほど、「乾燥肌」になることを。

「保湿化粧品」の使用回数、使用量、増えていませんか?


あなたの「バリアゾーン(角質層+顆粒層)」は、大丈夫ですか?


貴方はこれまでに何社のお化粧品を使いましたか?

「このお手入れ法で良いのかしら」
「もっと良い化粧品があるのでは?」

と常に疑問や不安をいだきながら自分の肌に合うお化粧品を求め、次々と試されたのではないでしょうか?


化粧品の良し悪しは、

その化粧品を10年~30年(長期間)使用して、

お肌が健康であるかどうかにあります。



ゼノア化粧料本舗の製品は、

「今から1年先、10年先の肌の健康を考える」というコンセプト。

親子三代が安心して使える化粧品です。同窓会に出た時にゼノアの実力が分かります!



ゼノアの製品は、手作りの本物のスローコスメです。

昔ながらの特殊な技法でベテランの職人さんがローションは2ヶ月、
クリームは6日というように、時間をかけながら心を込めて作っています。



ゼノア化粧料本舗は76周年を迎えました。

皮膚生理の追求と美容に関する経験においては76年の歴史がそれを証明し、又他に類がないことを自負しています。


ゼノア化粧料本舗の3つの基本姿勢

①美容に関してはウソは言わない、妥協しない
②誇大宣伝広告はしない
③物品販売を目的とした指導はしない


美しく、健やかに。本当の美しさについて考え直してみませんか?

創業76年 日本唯一のスローコスメ 「ゼノア化粧料本舗」
メルマガ【やさしい化粧品のはなし】をお届けします。

創業75年 日本唯一のスローコスメ「ゼノア化粧料本舗」から発行されている、「やさしい化粧品のはなし」をご希望の方にメルマガで配信しています。

肌のしくみ、お肌と化粧品の関係、化粧品の歴史と最新の化粧品事情を網羅したものになっています。

お化粧品は女性の方にとって、一生涯お付き合いをする、とっても大切な親友ですね。広告宣伝や、キャッチコピーに惑わされない、「賢い消費者」として、商品選択の確かな基準を身に付けることが出来ます。

現在、お肌のトラブルに悩まれている方にもぜひ読んで頂きたいメルマガです。その原因と対策がハッキリと分かる内容になっています。


やさしい化粧品のはなし


[登録後、3日ごとに配信いたします。]


はじめに・・・・・化粧品の現実

昭和20年代末から30年代初期にかけて、化粧品の原料と皮膚の関係を理論的にとらえ、合成界面活性剤と化学添加物が皮膚に与える毒性を化粧品公害と名づけて指摘したのは小澤王晃(たかあき)、ゼノアの創設者です。

シャンプーが合成洗剤であり、バリアゾーンをこわしていろいろな化学添加物を皮膚に入れてしまうこと、そしてシミやシワの大きな原因になっていることは今でこそ知られていますが、当時は見向きもされませんでした。

一方、このようにしてふえた化粧品公害が消費者の反発をまねき、添加物に対する批判や自然化粧品の流行を生みました。

化粧品の原料には油脂や石鹸が欠かせませんが、これらはみな酸化や腐敗しやすいので添加物が必要です。

そこで化粧品業界は、油脂のかわりに合成樹脂を、石鹸のかわりに合成洗剤を使えば酸化防止剤も防腐剤もいらないことを利用したのです。合成洗剤も合成樹脂も表示義務がないので「無添加です」「自然化粧品です」と宣伝できたのです。

粘り気はあるが油を使っていない乳液やクリームは、水溶性の合成樹脂または合成セルロース。ウォータープルーフのファンデーションや濡れた唇の口紅は、水に溶けない合成樹脂の応用です。

こうして今、女性は合成洗剤の洗顔フォームで顔を洗い、合成樹脂の乳液をすりこみ、合成樹脂製のファンデーションや口紅を「落ちないし、仕上がりもきれいだし」とよろこんで使っているのです。

話しはかわりますが、日本と欧米の化粧品の違いは、なんといっても、基礎化粧品がまったく異質であることです。

欧米の基礎化粧品はすべて保湿化粧品であるといっても過言ではありません。皮膚のバリアが弱い、つまり皮膚の水分が蒸発して逃げやすい人達が欧米という乾燥地帯に住んでいるので、特に乾期には皮膚がその負担に耐えかねて痛みさえ感じます。ですから皮膚に水を補給する保湿化粧品が普及するのも当然です。

だれも気づいてないようですが、欧米の「スキンケア」とか「スキンコンディショニング」は日本人の「肌の手当て」とはまったく違います。

皮膚が乾燥したら皮膚に水を注入すればいい、ですから彼らにとって合成界面活性剤は保湿剤でありスキンコンディショニング剤なのです。このようなことは欧米の化粧品成分事典を見れば明らかです。

欧米の保湿化粧品の基本形は、「合成界面活性剤の水溶液」に「合成ポリマー」を溶かしたものです。皮膚に合成界面活性剤の水溶液を注入するのです。日本人は合成物を嫌うので、水溶性コラーゲンのような合成ポリマーに変えることが多いようですが、皮膚が水でふくらむのでアンチエイジング化粧品だと称して高利潤をえたことは有名です。

化粧品のサンプルを使ってみると、しっとりと皮膚が潤います。一見若返ったような気がするでしょう。「植物の潤い成分が」などという説明書を見ると「なるほどねえ」と思うにちがいありません。

しかし、皮膚が求めている最高のクリームは、あなた自身の皮膚から分泌される皮脂です。その皮脂はべとべとして気持ちわるいのです。

皮膚には「つけると気持のわるい皮脂(親油性化粧品)が必要なのに、化粧品業界が開発し製造してきたのは「つけると気持ちのよい化粧品(親水性化粧品)だったのです。女性の乾燥肌が急増した理由がここにあります。

合成樹脂なら刺激がなく、かぶれない化粧品を作ることができます。しかし皮膚は合成樹脂にまみれて進化してきたのではありません。皮膚の環境が汚染されて、皮膚はますます弱くなります。すると一生、無刺激の合成樹脂化粧品しか使えない皮膚になり、皮膚の老化を早めてしまうことになるのです。

ここらで私たちは基本に帰って、化粧品はどうあるべきかを考える必要があるのではないでしょうか?

2005年9月
(株)東京美容科学研究所 代表取締役 小澤王春


以下配信予定を紹介させて頂きます。  

第1回.[クリームのすりこみ方]  
◯ヒフの中にクリームは入らない。

第2回.[化粧品は三つにわけて考えよう]  
○化粧品は基本を知っていなければ、正しい選択も使い方もできない。

第3回.[ヒフの壁は脂紙]  
○角質層は脂紙。脂紙を破るとヒフは不健康になって老化が進む。

第4回.[脂をとれば気持ちはいいが]  
○合成洗剤と合成樹脂は気持はいいが肌環境を破壊する。

第5回.[危険!しっとり型の洗顔剤]  
○しっとりさせる行為が逆にヒフを弱くする。

第6回.[乳液を下地にしてはいけない]  
○メイクやUVカット化粧品の下地は、脂気のある固めのクリームで。

第7回.[石鹸は生き物を殺さない]  
○石鹸は自然の産物。

第8回.乾燥肌は「びがんこ」で洗顔  
【ゼノアの頁】

第9回.[コールドクリームとバニシングクリーム]  
○クリームの歴史。

第10回.フリージアクリームは安全なUVカット化粧品  
【ゼノアの頁】

第11回.[どういう基礎化粧品を求めたらよいか]  
○化粧水+クリーム=皮脂に近い成分が理想。

第12回.クリームいろいろ  
【ゼノアの頁】

第13回.[アンチエイジング化粧品は保湿化粧品とおなじ]  
○静かに広がる第一次、第二次を上回る化粧品公害

第14回.[白濁するクレンジングは使うな]  
○クレンジングオイルは、合成界面活性剤をミシン油で薄めたタイプの合成洗剤。

第15回.[無水型コールドクリームの歴史]  
○固い脂はやわらかい油でマッサージして溶かして、ふき取り、それから洗えばよく落ちる。

第16回.固いよごれは、やわらかくした固い脂で溶かせ   
【ゼノアの頁】

第17回.[「植物性洗浄剤」という嘘」]  
○合成界面活性剤は石油から、というのはもう古い。

第18回.[合成樹脂がやって来た]  
○合成樹脂は今日の第二次化粧品公害を引き起こしている主犯。

第19回.[シミになる植物エキス]  
○植物を食べるのは安全、つけるのは危険という、植物と人間の不思議な関係。

第20回.ビューティ・シールドの応用  
【ゼノアの頁】

第21回.[自然化粧品の正体]  
○ヒフ本来の環境は親油性。オイルフリーはヒフの健康を損なうだけ。

第22回.[美顔術]  
○老化の抑止とメイク用化粧品の毒性の排泄がパックの目的。

第23回.剥離パック性美顔術  
【ゼノアの頁】

第24回.[メイクアップ]  
○メイクアップは下地を固めに仕上げ、メイクも固めに仕上げることが基本。

第25回.安全なメイク  
【ゼノアの頁】

第26回.[UVカット化粧品]  
○水っぽいUVカット化粧品は、肌に危険!

第27回.ヒフを強くするローションA30  
【ゼノアの頁】

第28回.[ピリピリするのはヒフの穴]  
○皮脂の働きによってヒフが丈夫になる。

第29回.傷んだヒフの回復・5段階法  
【ゼノアの頁】

第30回.[かぶれ]  
○かぶれとは異物を自然に排泄するヒフのシステム。

第31回.[ヒフの慣らし運転]  
○減感作法をすれば、かなりの確率で化粧品かぶれを防げる。

第32回.[年をとったら色黒に]  
○色白になるには新しいヒフを誕生させる方法が安全。

第33回.[クリームの使い方]  
○睡眠時は化粧品を一切落として寝るのが正しい。

第34回.[シャンプーが洗剤になった]  
○シャンプーは合成洗剤。キューティクルを溶かして髪を細く、弱
くする。

第35回.洗顔と洗髪、基本はおなじ  
【ゼノアの頁】

第36回.[リンス・イン・シャンプーとは?]  
○リンスもシャンプーも同じ原料。頭皮が弱くなり、毛根が減少する。

第37回.[今なぜポマードが必要か?]  
○髪と頭皮を守る整髪法とは?

第38回.[育毛剤の科学]  
○育毛剤には3つの基本がある。

第39回.そうこんA30  
【ゼノアの頁】

第40回.あとがきにかえて・・・・・美は食にあり  


配信希望の方は、こちらへどうぞ。

化粧品資料情報室【シオカ科学】


柿の葉ニュース26号

美白は脱色です。
原理は髪のブリーチ と同じです。
美しくあるべきの肌の寿命が短くなり、やがてシワを招くことになるのです。

40年ほど前、白降汞(はくこうこう)[有機水銀]を用いたシミ取り化粧品 がありました。
化学名をアミノ塩化第二水銀という毒性の強い脱色剤で、1970年に禁止されました。

今日の美白剤にはビタミンCの誘導体など毒性の低い還元(漂白・脱色)剤が用いられています。
だから、安全だと思っている人に助言します。

化粧品業界は美白という美名で、皮膚組織が受ける還元(漂白・脱色)剤という毒性をかくしています。

化粧品の目的は、皮膚を健康に保つことです。化粧品を使用することによって、皮膚の若さがより長い年数、保てなければならない。

しかし、美白化粧品の使用は、健康な皮膚の寿命を縮めているのです。美白とは漂白・脱色のことなのです。

柿の葉ニュース 26号 「美白化粧品で皮膚は老化 する!」--------目次

1.豊胸手術 とは違う

豊胸は、シリコーンやヒアルロン酸 などを物理的に注入する手術 です。

しかし美白はそうではありません。界面活性剤を用いて皮膚のバリアをこわして還元(漂白・脱色)剤を皮膚の細胞内に浸透させる行為なのです。

豊胸は周囲の体細胞に重大な悪影響をおよぼすことはありません。なぜなら、シリコーンやレーザーは化粧品とは違い皮膚細胞と混在しないからなのです。

美白化粧品は界面活性剤の力を借りて真皮や皮下組織にも浸透します。しかし、この組織はシワを防ぐのに重要な部分なのです。

美白化粧品は、シミや色白はかくせますが、シワをかくすのはむずかしいのです。基本的に、美白化粧水
はシワを招く化粧品であることを知って頂きたいのです。

注)アンチエイジング化粧品で皮膚を水で膨張させ、シワを消すことはできます。それが何を意味するかは、柿の葉ニュース20号を参照して下さい。

2.美白の方法は3種

3.美白化粧品と界面活性剤

4.美白化粧品が細胞膜を壊す!

5.化粧品中の異物も細胞内に!

6.美白化粧品が招く老化シワ

7.表皮細胞がこわれても、平気な理由

8.美白化粧品が激増した理由

お問い合わせ:創業75年 日本唯一のスローコスメ (株)東京美容科学研究所(ゼノア化粧料本舗)
 http://tobiken1933.com/

皆さんは毎日お使いになっている「乳液」について、どのくらいご存じですか?


乳液には3種類のタイプがあります。


1.水に少量の油を入れ合成界面活性剤で乳化する方法

  

この乳液は、急激に皮膚のバリアを破壊します。


2.合成ポリマーの水溶液に不透明化剤を入れて白く見せる方法

  

合成界面活性剤のバリア破壊の底上げ。


3.1と2を併用する方法。

  

バリアを破壊。


がありますが、原理は1と2の2通りで、すべてバリアを壊してしまう乳液です。


私たちの皮膚は表面部(角質細胞間脂質)と表面(皮脂膜)に脂質の層があるから水分が逃げられず、生き生きとしています。合成界面活性剤と水溶性合成ポリマーの組み合わせは、皮膚にとって最悪の組み合わせです。


バリアが壊れると、皮膚の弱い人は石鹸水や油が入っても赤くなり、炎症状になります。ひどくなると常時、赤味をおびて痛々しくなってくるのです。そしてなにより、皮膚組織の水分が逃げて皮膚が干からびてしまいます。これが現代の乾燥肌です。


繰り返しこのブログでも述べていますが、乾燥肌の原因は、皮膚組織の水分が足りないのではなく、皮膚のバリア機能が低下していることが原因です。このことをしっかりと認識して頂きたいと思います。


手当ての常識では、皮脂を溜めて皮膚表層の角質層がもつバリア機能の回復を図らなければなりません。ところが多くの女性は、保湿化粧品を使って、水を外から与え続けています。皮膚のバリア機能はますます弱くなり、常時、保湿化粧品を使用しないと乾燥に耐えられなくなってしまいます。最終的には、バリアは完全に壊れ、体は石鹸で洗えるのに、顔は石鹸で洗えなくなってしまうのです。


合成界面活性剤を使わない、安全な鹸化法(仕込んだ原料内で石鹸を作り、その石鹸で油と水を混ぜて乳液またはクリームとする方法:ゼノアは、従来の鹸化法を更に進化させた中和反応方式)で乳液やクリームを作るのは想像以上に難しいのです。それに比べ、合成ポリマーの水溶液ならポリマーを水に混ぜるだけで乳液もクリームも、経験もテストもなしに自由に作ることが出来るのです。


乳液は、基礎化粧品として最初から不必要なものです。


乳液の90%以上が水分ですから、油脂分は数%。一般的な乳液は、文字どおり牛乳に近いトロッとした形状をしていますから、どう考えても油脂分は5%くらいでしょう。5%の油脂と95%の水を混ぜるには、乳化剤として乳化力の格段に強い、特に親水性の強い合成界面活性剤(皮脂を流失させやすい)を使わなければできない芸当です。


つまり、乳液には合成界面活性剤の成分がたっぷり含まれているということなのです。


もし、脂肪酸や油脂を使っていないとすると、水溶性ポリマーを水に溶かしてつくったものに違いありません。これなどは素肌に必要な油脂分がまったく入っていない上、親水性物質で皮膚の環境を激変させてしまい、かつメイクの毒性も防げない、程度の悪い製品といわざるを得ません。


くり返しますが、乳液は不要な化粧品です。決して化粧下地などに使わないでください。


昭和20年代末から30年代初期にかけて、化粧品の原料と皮膚の関係を理論的にとらえ、合成界面活性剤と化学添加物が皮膚に与える毒性を化粧品公害と名づけて指摘したのは小澤王晃(たかあき)、ゼノアの創設者です。

シャンプーが合成洗剤であり、バリアゾーンをこわしていろいろな化学添加物を皮膚に入れてしまうこと、そしてシミやシワの大きな原因になっていることは今でこそ知られていますが、当時は見向きもされませんでした。

一方、このようにしてふえた化粧品公害が消費者の反発をまねき、添加物に対する批判や自然化粧品の流行を生みました。

化粧品の原料には油脂や石鹸が欠かせませんが、これらはみな酸化や腐敗しやすいので添加物が必要です。

そこで化粧品業界は、油脂のかわりに合成樹脂を、石鹸のかわりに合成洗剤を使えば酸化防止剤も防腐剤もいらないことを利用したのです。合成洗剤も合成樹脂も表示義務がないので「無添加です」「自然化粧品です」と宣伝できたのです。

粘り気はあるが油を使っていない乳液やクリームは、水溶性の合成樹脂または合成セルロース。ウォータープルーフのファンデーションや濡れた唇の口紅は、水に溶けない合成樹脂の応用です。

こうして今、女性は合成洗剤の洗顔フォームで顔を洗い、合成樹脂の乳液をすりこみ、合成樹脂製のファンデーションや口紅を「落ちないし、仕上がりもきれいだし」とよろこんで使っているのです。

話しはかわりますが、日本と欧米の化粧品の違いは、なんといっても、基礎化粧品がまったく異質であることです。

欧米の基礎化粧品はすべて保湿化粧品であるといっても過言ではありません。皮膚のバリアが弱い、つまり皮膚の水分が蒸発して逃げやすい人達が欧米という乾燥地帯に住んでいるので、特に乾期には皮膚がその負担に耐えかねて痛みさえ感じます。ですから皮膚に水を補給する保湿化粧品が普及するのも当然です。

だれも気づいてないようですが、欧米の「スキンケア」とか「スキンコンディショニング」は日本人の「肌の手当て」とはまったく違います。

皮膚が乾燥したら皮膚に水を注入すればいい、ですから彼らにとって合成界面活性剤は保湿剤でありスキンコンディショニング剤なのです。このようなことは欧米の化粧品成分事典を見れば明らかです。

欧米の保湿化粧品の基本形は、「合成界面活性剤の水溶液」に「合成ポリマー」を溶かしたものです。皮膚に合成界面活性剤の水溶液を注入するのです。日本人は合成物を嫌うので、水溶性コラーゲンのような合成ポリマーに変えることが多いようですが、皮膚が水でふくらむのでアンチエイジング化粧品だと称して高利潤をえたことは有名です。

化粧品のサンプルを使ってみると、しっとりと皮膚が潤います。一見若返ったような気がするでしょう。「植物の潤い成分が」などという説明書を見ると「なるほどねえ」と思うにちがいありません。

しかし、皮膚が求めている最高のクリームは、あなた自身の皮膚から分泌される皮脂です。その皮脂はべとべとして気持ちわるいのです。

皮膚には「つけると気持のわるい皮脂(親油性化粧品)が必要なのに、化粧品業界が開発し製造してきたのは「つけると気持ちのよい化粧品(親水性化粧品)だったのです。女性の乾燥肌が急増した理由がここにあります。

合成樹脂なら刺激がなく、かぶれない化粧品を作ることができます。しかし皮膚は合成樹脂にまみれて進化してきたのではありません。皮膚の環境が汚染されて、皮膚はますます弱くなります。すると一生、無刺激の合成樹脂化粧品しか使えない皮膚になり、皮膚の老化を早めてしまうことになるのです。


ここらで私たちは基本に帰って、化粧品はどうあるべきかを考える必要があるのではないでしょうか?

多くの女性は防腐剤や酸化防止剤が悪いといい、無添加化粧品を使いますが、一度鏡を見てご自分の顔と体を見比べて下さい。毎月5,000円も1万円もかけて無添加化粧品やエキス入り化粧品を使ってきた顔より、添加剤(パラベンやエデト酸など)入りの石鹸だけで済ませてきた体のほうがずっと若くて健康なのではありませんか?


犬や猫の毛をかき分けてみると若々しく美しい皮膚をしていることがわかります。私たちの皮膚も、毛で守られている頭皮や、一年中シャツを着ている部分の皮膚は、歳をとっても美しいものです。


美しい皮膚を作るのは食べ物ですが、その皮膚を守るのはシャツとしての毛です。毛のないところは盛んに分泌される皮脂がシャツの働きをしています。ですから皮脂を「天然のシャツ」ともいい、クリームや乳液は皮膚を守るシャツでもあります。


食べた栄養素は脳や内臓など重要な器官に先に供給され、その余りが皮膚や髪に回ってくるのです。食べた栄養素が皮膚を作ります。決して化粧品が美しくて丈夫な皮膚を作ることはありません。日頃の食生活の大切さを改めて認識して頂きたいと思います。

このブログでも繰り返し述べてきたように、皮脂はコールドクリームとバニシングクリーム(その他、酸性化粧水もありますが)から成り立っています。油っぽいコールドは皮膚表面を機械的損傷から守り、油気が少なく通気性の高いバニシングは木綿のシャツとして皮膚を守っています。


特殊な薬効成分を求めて医薬部外品に走り、合成洗剤を薄めた水で皮膚をふくらませたり(アンチ・エイジング化粧品)皮膚を水びたしにして(保湿化粧品)乾燥肌に陥っているのが現状です。


化粧品の良し悪しは、その化粧品を10年~30年(長期間)使用して、お肌が健康であるかどうかにあります。


正しい化粧品を選択するには、皮膚の仕組みをしっかり理解することと、栄養-皮膚-化粧品の関係を正しく認識することが大切です。


あなたの皮膚を守れるのは、化粧品ではありません。あなた自身の正しい知識なのです。


あなたは、正しい化粧品を選択できますか?

激増する10代、20代からの乾燥肌 [基礎化粧品の欧米化が最大の原因]

20世紀末期から欧米の基礎化粧品が奔流のごとく日本に流入してきました。その走りが美白化粧品だったのです。皮膚のバリアをこわして皮膚に美白成分を入れる化粧品です。乾期の過酷なほど乾燥した空気による痛みに耐えられない欧米人の皮膚のための保湿化粧品を、コストも安価だし製法も簡単、感触もいいし皮膚もふくらんでシワも消える、という理由で化粧品業界が日本に導入したのです。

欧米人は皮膚に水を入れ、日本は水と美白剤を入れるようになったのです。美白化粧品の箱を見て下さい。「医薬部外品」と書いてありませんか?「医薬部外品」なら成分を隠すことが出来ますから、カラクリがばれることはありません。そして「美白と保湿」成分を使っていれば医薬部外品の許可を取ることが出来ます。

オゾンホールのような現象が、日本人の皮膚にも起こっています。皮膚のバリアが破壊されると、皮膚の水分が勝手に蒸発して逃げてシワだらけになります。いったんバリアを壊したら保湿化粧品で水を補給し続けなければならなくなるのです。日本人女性が20代から乾燥肌になるという異常な現状は、これらの自称「薬効成分」を入れる為の穴を皮膚に開けているからなのです。

有名な化粧品成分をご存知ですか?

水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、これらは界面活性剤か、または界面活性剤を補強する乳化剤なのです。皮膚を水で潤して気持ちがいいと思いますが、皮膚の脂を水にまぜて流してしまう、乾燥肌の原因物質なのです。

皮膚のバリアを壊す欧米化粧品が販売されるようになったのと平行して、化粧品についての欧米の思想も入ってきました。欧米の思想は、コンディション思想です。シワができたら水で肌をふくらませればいい、シミは漂白すればいい、肌荒れは合成樹脂(合成ポリマー)で皮膚をコーティングすればいい、という思想。このような皮膚の欠陥を物理的に補修する成分をコンディショニング剤といいます。スキンケアもこの延長で、日本本来の「肌の手当」とは全く違います。

コンディショニング剤は皮膚を健康にする成分ではありません。

合成ポリマーは一時的な皮膚のためには包帯になるかもしれませんが、合成界面活性剤やほかの毒性物質まで皮膚コンディショニング剤と説明するのでは、消費者を欺いているとしかいいようがありません。

化粧品で大切なことは、マスコミや広告から化粧品を学んではならないということです。あなた自身の知識を使って化粧品を判断することです。このことが、あなたの肌の一生を保証することになるのです。

基礎化粧は、ゼノア。

美容の基本は、「肌を丈夫にする」ことです。「ゼノア化粧料本舗」の化粧品は、肌が持つ本来の機能を回復し、皮膚を丈夫にするという目的で作られています。

創業70年 日本唯一のスローコスメ 「ゼノア化粧料本舗」

「合成界面活性剤を添加していないという化粧品を使い出したら、1週間ぐらいでシワが出てきた。10日目にはひどいシワになったので、前に使っていた美容液をつけたら1晩でシワが消えた」


この美容相談はメールで頂いたものです。


この女性は合成界面活性剤で皮膚のバリアをこわして皮膚に水を注入してきました。注入した水はそのままだと蒸発してしまうから、シワを目立たなくするための保湿化粧水は、合成界面活性剤のほかに閉塞剤(フタ)も配合して蒸発を防いでいます。


皮膚に水を閉じ込める閉塞剤には合成樹脂などが用いられています。皮膚がふくらんですべすべしてシワが目立たなくなるのがこの化粧品の特徴といえます。


皮膚に水を保持させられる時間は数日。数日たつと閉塞剤がなくなり、化粧品の水が一気に蒸発します。


こういう無茶をしていると皮膚は老化し、シワがひどくなっていきます。


皮膚に水分を入れるのは、見かけをよくするためだけです。そして石鹸も使えない乾燥肌になり、老化をすすめているのです。

見かけをよくして皮膚が健康になったと女性に錯覚させるのはおかしいのではないでしょうか?


あなたはどう思いますか?