海外逃亡中にカーボンラージプーリーゲージは到着しましたが、12Tのガイドプーリーが届かないので交換作業ができないので、
今回は、コメント欄で、To-yoさんから注意喚起していただいた
『セラミックベアリングのプーリーは白いプラスチックの偽物が流通しているようなのでご注意下さい。』の、
その、『まがいものセラミックプーリー』 について、調べてみましたので、ご紹介したいと思います。
To‐yoさんの貼り付け先のブログ
なんでもDIY・Kojiさんの「2018/10/18【悲報】リアディレイラープーリーをセラミックに交換!と思ったら…」)
を要約すると、
1) ヤフオクで、「eta bike 」というブランドの、「セラミックベアリング」 のプーリーを2個セット1500円で、
買った。
2) セラミックベアリングのレース(玉軸受けのセラミックボールを挟むリング)が『セラミックでなくプラス
チック』だった。 自分は、フルセラミックと思ったがベアリングのみセラミックだった。残念。
3) そのレース部分に、間違ってハンダゴテを当てたら、溶けてしまった。
4) レースをペンチで掴んだら、柔らかく、不安なので、使わないこととした。
5) とんでもない出品者なので、名前を晒したいが、報復が怖いのでやめた。
6) 安物買いの銭失ないであった。気をつけよう、まがいものセラミックベアリング
と、いうものです。
問題は、『ベアリングもレースもセラミックを期待したが、レースがプラスチックだったこと』。
プラスチックだから、耐久性を疑問視していること。
そこで、eta bikeと同一構造のプーリーメーカーのZTTOの説明を見てみると、
こちら、ZTTO こちら問題のetabike
『このプラスチックのレース(高剛性、低摩擦、優れた寸法安定性を必要とする精密部品に使用されるエンジニアリング熱可塑性プラスチック)は、金属製のそれよりも、低抵抗と耐久性を有し、フルセラミックよりも静音であるので、採用している。ハイエンドアプリケーションとの位置づけである。』
……ZTTO説明要旨を後述
とあり、
この説明によれば、
あえて、プラスチックを採用しているのであり、安物の部品にすり替えているわけではないようです。
まあ、確かに価格が安いので、うのみにできませんが、説明書通りならば、金属レースは勿論、セラミック製レースより、メリットがあるとも言えます。
ということで、ほかにも同じような商品はいっぱいありますね。
なお、ヤフオクでは、1500円/2個ですが、China market なら、送料無料で、500円/2個と、もっと安い。
この告発ブログで、出品者を晒したら、報復でなく、正規に名誉毀損もしくは営業妨害で訴えられるリスクがあったかも。
『ハンダゴテでレース部分が溶けた』が、そもそものことの発端ですが、
良質の素材でも、想定外の高熱に曝されるのは、それこそ想定外でしょうから、それをもって責めるのは酷、如何なものでしょうかということで、おしまいにします。
なお、小生が今回調達した12Tプーリーですが、
写真にあるように、金属レースです。
今回のまがい物レースの類ではありませんでしたが、このまがい物レースの方が機能的には上みたいですね………残念。
予備に、プラ・レースの13Tを追加調達しようかな。
なお、今回到着したカーボン・ビッグプーリーケージですが、
よくよく見たら、黒いボールは金属でなくセラミック。白いレースもセラミック。
いわゆるフルセラミック仕様ですが、ZTTOの説明を読んだ後では、素直に喜べません。
*******後述説明******
About ZTTO Premium Hybrid Ceramic Bearings
ZTTOプレミアムハイブリッドセラミックベアリングについて……要約
特殊なシールと潤滑剤を使用すると、セラミックベアリングの摩擦は、標準の摩擦シールと標準の潤滑剤を使用したスチールベアリングよりも20〜30倍低くなる。
セラミックの剛性により、ボールとレースの両方にセラミックを使うベアリング(フルセラミックベアリング)は脆くなり、荷重や衝撃で割れやすくなる。
ボールとレースはどちらも硬度が同じであるため、摩耗によりボールとレースの両方が高速でチッピングし、火花が発生する可能性がある。また、高速で騒音が大きくなる。
したがって、フルセラミックベアリングに代わり、自転車に最適なソリューションはハイブリッド・ベアリング(POMベアリングリング)である。
スチール製レースの代わりに使用するPOMベアリングリング(レース)は、高剛性、低摩擦、優れた寸法安定性を必要とする精密部品に使用されるエンジニアリング熱可塑性プラスチック(特殊プラスチック)である。
ZTTOは、ハイエンドアプリケーションにハイブリッドセラミックベアリングを使用している。
すべてのスチールベアリングと比較して、摩擦が低く、重量が軽く、寿命が長く、汚れ、ほこり、潤滑不良による故障の影響を受けにくい。