毎週、木曜日発売の「週刊モーニング」は我の心のオアシスなり
毎週、月曜日と木曜日は楽しみで仕方がない
漫画雑誌はいろんなモノを沢山読むが、掲載されてる漫画をほとんど読む雑誌は意外と少ない
月曜日発売の「ヤングマガジン」は漫画雑誌としてはモーニングより面白いが、読み物としてはモーニングの方が断然面白いと思ってる
掲載作品もあまり過激なモノも少なく、いろんなと考えさせられたり、ホッとする作品が多い
今年になったから連載されている、わたせせいぞうさんの「北のライオン」なんかは読むとホッとする
「ハートカクテル」の頃からわたせせいぞう作品のあの色彩感覚がなんとも言えず好きなのだ
雑誌の巻末にはショートコラムも何本か連載されているが、その中の「今週この落語家を聴け!」は密かな楽しみにしているコラム
ヘビメタ雑誌「BURRN」の編集長、広瀬和生さんは本業と全く関係なく長年の落語ファンで、長年聴き続けている落語の中で、毎週オススメの落語家を紹介している
実はここ最近、落語に対しての興味が沸々と沸いてきている次第だが、初めての者には落語と言うモノはどうも敷居が高い様な気がする
いわゆる古典芸能だし、それなりに教養が求められたりしそうでなんとなく腰が引ける感じ
でも落語と言えば「笑点」ぐらいしか、接点のない自分にとっては知らない落語家やその魅力を教えてくれるのはやっぱり興味が沸くし、面白い
何よりもバリバリのヘビメタ雑誌の編集長が落語好きと言うのがまた面白い
その時点である意味“一本取られた!”って感じがするもん
今週のコラムの中でジャンルの隆盛と衰退について書かれていたが、なんでも落語界は今隆盛を誇っているそうな
一過性のブームはどんなジャンルにも一度は来るモノで、そのブームを一過性にするのか、そうじゃないモノにするかはジャンルとして真っ当な形成がなされているかに尽きる
じゃあ真っ当な形成とは如何なるモノかと言うと、ベテランや重鎮がデンと構え、中堅層が充実し、若手が着実に育っている
極めて健全なピラミッドで成り立っているってコト
じゃあ不健全なピラミッドってナニ?となるとこれは逆ピラミッドってコト
ベテランや重鎮が居るのは心強いが、それがやたらめったら多くて、無駄に幅を効かせて、自分のポジションを下に奪われないが為に睨みを効かせ過ぎてるコト
中堅層が元気が無くて、若手が育たない状況
これではあきらかにそのジャンルは衰退もしくは潰れてしまう
…これって今の女子プロレスじゃないの?って思った
あと政治の世界(笑)
以前、女子プロレス団体の「NEO」の解散の事を書いたが、「NEO」の甲田さんはハッキリと解散の理由は「新人を育てられなかった」と明言した
“どんな形でも良いのであれば、続けていく事は難しい訳ではないが、続けていく事が目的になってしまっては団体だけでは無く、ジャンル自体が衰退、もしくは無くなってしまう”と言われた
重い言葉だし、至極真っ当なお話
それよりも、ここまで考えられていて、その決断を出された事に敬服しますわ
自分の所の団体を解散するのは、ハッキリ言って、自分の食いぶちを潰す事になるんだから、そりゃあ大変な事ですよ
まして、この不況の時代の次の就職口なんて、そうそう見つかるもんじゃない
でも、ジャンル自体の事をここまで考えられていたとは、さすがNo.1女子プロレス団体としての誇りを持たれてると実感
だからと言って、現役や持続する事に拘ってのがもちろん悪い訳じゃないんですよ
ただ、女子プロレスのベテラン選手って、現役に拘ってるのは、なんか行き当たりばったりの感じがプンプンするんですよね(笑)
悪く言うと、他のジャンルで潰しが効かない(他の仕事が出来ない)みたいな
だから、いつまでもふんぞり返ってる様に思えるかなと(笑)
プロレスラーって、ホントに凄い人達だと思いますし、尊敬もしますけど、プロレスの世界って、変態が多いんですよ(笑)
変な意味じゃなくて
もっと的確に言うと、変人かな(笑)
だって、そうじゃなければ、リングの上ではあれだけ光り輝くのは難しいと思うし
歴史的な人物だって、その偉業を讃えられているのは後世であって、その時代ではほとんどが変人扱いですよ
…坂本龍馬とか?(笑)
でも、変人だからこそ、普通の人が出来ない事をやってのけると思うし
話しは元に戻るけど、プロレスラーはそんな変人ばっかり
誰が言ったかは忘れましたが“凄い(良い)プロレスラーは空気読めるけど、漢字が読めないらしい”(笑)
ものスゴく“うんうん”と頷いてしまった
ベテランが蔓延るのって、決して悪い訳ではないけど、結果的は下を潰していると思うんですよ
そりゃあ、上の者からいつも睨みを効かされてたら、中堅だって元気が無くなるし、新人も育たなくなる
結局、それが今の女子プロレスと言うジャンル衰退の原因の一つかなと思います
もちろん、そればかりでは無いとは思いますが、やっぱり原因の一つでしょ
「NEO」は好きな団体だし、やっぱり解散を聞いた時はビックリもしたし、ちょっと寂しかったですよ
でも、見守るしかないか、チケットを買って観戦に行くしかないもんね
だから甲田さんの出した結論には素直に見届けたいと思います
とりあえず、すっげ~長文になったのと、落語からの強引なこじつけではありますが(笑)、モーニングを読んでて、こう思った次第ですよ
最近、落語もそうだが、歌舞伎やらクラシックと言った、若い頃に興味が無かったモノに興味が向いている今日この頃
まぁ、それだけ、年を取ったってコトですな