手のしびれを訴える患者様が来院されました。
病院にて「手根管症候群」と診断を受けたそうです。
【手根管症候群とは?】
手首にあるトンネル状の手根管を通る正中神経が圧迫されることにより生じます。
正中神経は、手首の内側から手のひらへ向けて走行するので、障害されると指先のしびれや手のひらの筋肉に委縮が見られます。
【原因は?】
手首の使いすぎや怪我などで、腱鞘炎・手根骨の変形・腱鞘のむくみが起こることで発生すると言われています。妊娠期や更年期の女性に多く、これもホルモンバランスの乱れによる腱鞘のむくみが原因と考えられています。
これらによって手根管の内圧が上がり、正中神経が圧迫されるからです。
【さて、今回の患者様ですが…】
デスクワークでPC作業の多い女性です。
右手の親指と人差し指に強い痺れが出ています。
手から滑り落ちて食器を割ってしまったり、ペットボトルのふたが強くつかめず開閉できないなど、日常生活にも支障が出ています。
まずはしっかり筋肉をほぐして循環を改善しましょう。
首から肩、鎖骨から脇、上腕に前腕、かなりパンパンに張ってしまっています。
手技と鍼を行いゆるませたら、手首の施術に入ります。
手首もかたく、動きが悪いですね~。
ガチガチに固まった手根骨の間を狙って鍼を入れ、しばらくその状態でゆるませます。
その後手関節の動きを良くする手技(モビライゼーション)を行いました。
施術後、指の痺れはほとんどなくなりました。
ずっと悩まされていた痺れが取れて、患者様の笑顔がまぶしい!
最後にPC作業の際にアームレストを使うようお伝えします。
冷たく硬い机に手を直置きしていたそうなので、柔らかい素材を挟んで圧迫されないように気を付けて下さいね!
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