こんにちわ!げんき堂整骨院 鶴見駅前院です。


突然ですが、皆さんは重力に抗ってしっかりと姿勢を正せていますか?


人間は二足歩行に進化することで様々なことが可能になりましたが、重力はよりかかりやすくなってしまいました。

どんな体勢でも常にかかる重力による負荷、それに対して姿勢を保つ働きをしてくれるのが抗重力筋と呼ばれる筋肉です。


身体の各部位の前後に張り巡らされ、互いに伸び縮みすることによってバランスをとっています。

そんな抗重力筋ですが、逆に言えば立ってても座ってても常にどこかの筋肉が緊張していて疲れやすく、収縮したままになりがちな筋肉ともいえます。

今回はそんな抗重力筋と姿勢について書きたいと思います!


あらためまして、抗重力筋とは地球の重力に対して様々な姿勢を保ってくれる筋肉のことをいいます。


そして大事なことは、運動などで身体を動かしている時ではなく、無意識で姿勢を保っている時に働いているということです。
つまりこれは重力に抗重力筋が均等に釣り合っていることを意味します。

例を挙げると、産まれたばかりの赤ん坊はまだ重力に対する抗重力筋が発達していないので立ったり座ったりが出来ません。
成長とともに筋力が鍛えられていき、立ったり座ったり出来るようになるのです。

逆に高齢になり徐々に筋力が衰えていくと、重力に筋力が負けてしまい、正しく姿勢を保つことが難しくなってしまいます。
そのため、高齢者の姿勢保持に非常に重要な部位になります。

抗重力筋は座り仕事・立ち仕事のように一定の姿勢を続けることで筋肉の疲労や収縮に繋がり、抗重力筋同士のバランスが乱れます。


座り仕事を長期間続けて歩かないことや、高齢者の方が外出機会が減り、日中椅子に座りTVを見ている時間が増えることで下半身の抗重力筋を退化させ、抗重力筋同士のバランスを崩して姿勢が崩れます。

抗重力筋は、日常生活で常に働いている部位ですが、この日常生活で身体に癖がつくと、抗重力筋は癖のある悪い姿勢を記憶して身体の歪みを作り、慢性の肩こりや腰痛を引き起こしてしまいます。


抗重力筋が正しく働くことで呼吸機能の改善や適切な負荷による骨・筋の成長など、様々な良い効果があります。


ストレッチで筋肉の緊張をほぐし、ウオーキングで適度な運動を行い、鍛えることによって正しい姿勢を獲得し、より健康に過ごせるようにしていきましょう!!