フェーズ | 一毛録 - Genkairo Official Weblog -

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古美術 玄海樓店主のきまぐれブログ

このところ世間を賑わせている各有名人の方々。

どうも有名になると自由が利かないばかりか、

発言も簡単にはできないようです。

 

国際法として世界人権宣言が「意見と表明の自由の権利」を宣言しています。

日本国憲法は第19條に

「思想及び良心の自由はこれを侵してはならない」

とあります。

思想の自由、発言の自由が権利として認められている訳です。

 

ただ問題なのは、「良心」の部分。

例えば、宗教的信仰に準じるものをどう解釈するか、

世界観、人生観、主義、哲学、信條・・・。

 

この目まぐるしく変化している現代社会、

価値観も大きく変化、多様化しているこの状況下で、

一概に決められない訳です。

かの似非宗教団体が暗躍できたのも理由があってのことでしょう。

 

「全体主義」という言葉がありますが、

その方向性は一体誰が決めるのでしょうか。

世界の各地で争いが起こっており、

そのどちらに加担しても一方では悪となってしまう、

中立がベストかといえばそうともいえない・・・、

 

中には争っている双方の国それぞれへ援助したり(勿論内密に、です)、

それにより利を得ている国家もあります。

ちょっと異常ともいえる今の世界的株価の動向や為替の値動き、

そこにはフィクサーとされる大型資本家がいるとか・・・。

 

事実、資本主義経済によって世界中は影響されている訳ですが、

あまりにも現実主義、拝金主義が行き過ぎ、

SNSやマスメディア等により情報過多となり、

個人個人の目の前でしか判断ができないのも現代の大きな問題であろうと思います。

 

一端を申しますが、

戦前において一部の宗教や思想に弾圧を加え、廃したりしたことが理由となり

国際法や憲法で自由を保障されているにもかかわらず、

今、個人の主張や言論に対して、全体主義的な圧力で

それを抹殺しようとしているこの状況はいかがなものか、

と思うのです。

それを本当に民主主義といえるでしょうか。

 

現在は発言禁止なのかもしれませんが「黒人」と呼ばれるネグロイドの方々のみならず、

古くからアジア系民族いわゆる黄色人種に対する差別はありました。

無論白色人種の人々がアジア人等を蔑視したり差別する訳ですが、

今も尚このようなことが起こっており、残念でなりません。

当方も30年ほど前に英国へ訪れた時にも実際にそのような思いをしました。

 

WASPと呼ばれる人種が全てそうではないのですが、

世界を牛耳っている、握っている、イニシアチブを

太古の昔からずっと採ろうとしているのは事実かもしれません。

この日本と中國の間を大きく仲違いさせ、関係を悪化させたのも彼らであろうといわれています。

世界の方向性は彼らのイデオロギーが主となっているのです。

とんだ間違いを犯しています!

 

今一度、我々日本人はこの「ニッポン」という國をしっかりと見つめ直し、

歴史や誇り、存在意義を再認識することで何らかの光を見出すことができるのでは、

と感じています。

くだらない政治家にはもうウンザリですね。

といっても政治は政治屋ではなく政治家でないとできません。

奇をてらってばかりの論者や偏向思想、陰謀論者、そのような偽者の言う事を信じてはいけません。

 

冷静に考えれば自ずと答えが出てくるのかもしれませんが、

まやかしばかりのこの現状で、

近々に襲って来るやもしれぬ大地震等の天災にずっと怯えたままでは何も捗りません。

全てAIにとって代わる前に人間としての出来る事を、

ヒトとして心を持ち合わせている以上、その良心とは

自ずと方向性が見えている筈。

その方向性こそ、本当の全体主義の基盤となるべきで、

来たる新しい未来の人類のフェーズに対応し得るものであろうと思います。

 

言葉というものが意味するもの、

文字、例えば漢字や仮名が持つ本当の意味、

そこには大いなるヒントが隠されています。

 

当方、この古美術商という仕事をやっていて良かったと思うことは多いのですが、

またそのやってゆく意味もあるということなのでしょう。

 

最近様々な事が変化し、時代の移り変わりを肌で大きく感じるこの3月です・・・。