夏休みの思い出 | マツゴト

渋谷のセンター街とあるコーヒーショップ
私は一人でアイスコーヒーを飲んでいた



隣の席で、夏休みの少女の携帯がなる


「あ、はいその日撮影ですね、わかりました
あのお~それでどんな服を着ていけばいいですかあ



横目で電話の少女を見ると
なんともみすぼらしいカッコをしているじゃないか









きっと少女は 今流行の「読モ」(読者モデル)や「撮影」なんていう
キラキラした言葉に惹かれて胸躍らせているのだろう


まあ、所詮夏休みの思い出作り
絵日記事だと思えば
そのみすぼらしい少女もかわいくみえる



だが・・・・・・・・・・
こんな夏休みの思い出ではなく30歳過ぎても絵日記の中から
抜け出せない種類の人たちに会う機会も多い



それこそ世に言う、鳴かず飛ばず
彼女達は言う、あきらめきれないのだと
やってきたものがそれしかないので、あきらめるわけにもいかず
とりえもなく・・・どうしようもないのだと



少々かわいいというのは危険で、自分はお呼びがかかると信じ続ける
努力をしていると言うけれど・・・
この手の人が一般人の努力を超えているのを
私は見た事がない



一般人の方がよっぽど日夜努力をしていると私は思う



人の夢だしね、声に出しては言わないが・・・・・・・・
どこの世界でも誰かより抜き出るというのは大変なのではなかろうか





絵日記はやっぱり8月31日までに
描き終わったほうがいい




誰でも絵が上手なわけじゃない
絵日記が普通に上手でも画家にはなれない




若者よ、友と遊べ
夏休み海