メンタルトレーニングって何?? | スポーツメンタルトレーニング指導士 小林玄樹のブログ

こんにちは!

 

スポーツメンタルトレーニング指導士の小林玄樹です。

今回は、メンタルトレーニングとは何か?について書いてみたいと思います!

 

皆さんは、メンタルトレーニングという言葉をご存知でしょうか?

ここ最近、日本においてもメンタルトレーニングという言葉は、急速に普及しており、

2020年に東京オリンピックパラリンピックを控える今、様々なところで耳にするフレーズに

なっているのではないでしょうか?

 

メンタルトレーニングとは、スポーツ心理学の研究によってプログラム化された科学的・系統的・合理的なトレーニングです。

アスリートが技術や体力をトレーニングするのと同じように、心理面もトレーニングをするということです。

 

そうなんです。「心」はトレーニングすることができるのです!

 

ここでの科学的という言葉は、学問的にバックグラウンドがあり、研究の積み重ねによって構築された理論に基づいているということです。

 

残念なことに、日本ではこのような学問的に背景がない方々がメンタルトレーニングの専門家として、活動ができている現状にあります。スポーツ心理学、メンタルトレーニングなどのスポーツ科学に関わる者として、エビデンスを大切にして行きたいと考えています。

 

 

さて、そもそもメンタルトレーニングは、宇宙飛行士のトレーニングとして1950年代に旧ソビエトでスタートし、スポーツ分野で本格的に活用したのは、1976年のモントリオール五輪の前後から五輪などのレベルで発展していきました。そして、特に1984年のロサンジェルス五輪において注目を浴びました。

日本では、1985年ごろから日本体育協会スポーツ 医・科学研究報告のスポーツ選手のメンタル・マネジメントに関する研究をきっかけに様々な研究がスタートし、研究、実践(コンサルティング)、教育などが行われています。

 

メンタルトレーニングの目的は、競技力向上(Performance enhancement)です。簡単に言えば、以下のように表すことができます(高妻、2014)。

実力発揮

練習の質の向上

人間的向上

 

1997年の国際メンタルトレーニング学会では、以下のようにメンタルトレーニングを定義しています。

メンタルトレーニングとは、身体的な部分に関わらない全てのトレーニングであり、ピークパフォーマンスとウエルネスを導くための準備である。スポーツのパフォーマンスや人生の向上をさせるための、ポジティブな態度、考え(プラス思考)、集中力、メンタル、感情などを育成/教育する事が中心である。 ただし、スポーツ、パフォーミングアーツ、ビジネス、健康、教育、楽しい 生活など幅広い分野を含んでいる。

 

「メンタル」というと心理的に追い込むとか、日本では苦しい思いをして強くなるといったイメージがあるかと思いますが、実際は心理的スキルというものをトレーニングすることでメンタル面をトレーニングしていきます。海外では、メンタルトレーニング

という言葉と同義語として心理的スキルトレーニング(PST: Psychological Skill Training)という風に使用たり、様々な言葉が使われているようです。

 

私の師匠である高妻先生のプログラムでは、以下のような心理的スキルをトレーニングします。

①目標設定

②リラクセーション&サインキングアップ

③イメージ

④集中力

⑤プラス思考

⑥セルフトーク

⑦コミュニケーション

⑧試合に対する心理的準備


 

これが全てではなく、スポーツ心理学の専門家のバックグラウンドなどによって、プログラムとして活用している心理的スキルや心理的テクニックは異なります。

 

このように、メンタル面は「トレーニング」することができます。実力とは、「心技体」のバランスが大切ですよね?

 

その意味で、私はスポーツメンタルトレーニング指導士という立場から、心理面の担当としてチャレンジしていきたいと

思います。

 

最後まで、読んで頂きましてありがとうございます。

 

本当に文章が下手ですね・・・笑

 

今日から、前入りで福岡県の久留米にて企業研修を担当させて頂きます。

 

それでは!

 

スポーツメンタルトレーニング指導士

小林玄樹