南フランス3 マルセイユ~イフ島 | サムライ時計師スイスで修行してきました!

サムライ時計師スイスで修行してきました!

スイスといえば自然、銀行、そして時計。
いやいやそれだけではありません。
ハイジの故郷は、実はこんな国なんです。
(ヨーロッパ 海外 海外生活)
そして帰国しました。

ヴューポー




(Vieux port / 旧港)





マルセイユ2日目は、街の顔であるVieux port(旧港)から船でおよそ20分ほどの小島に浮かぶ、


「Chateau d'IF」(イフ城)までの地中海の旅。


マルセイユからイフ城のあるイフ島までの大人往復料金は10ユーロで、


この時期は1時間に1本は船があります。








看板3




(地下鉄1号線、Vieux Port駅。 駅から船までは目と鼻の先。)





マルセイユの船着き場では魚介類を並べている市が出ていました。


この街は南仏とはいってもリゾート地というより、港町そのもの。


人々はざっくばらんで明るく、元気。





Viex port
港町





(ケースにぎっちり乗った魚介類は新鮮そのもの。 買っていく人もたくさん見かけました。)





岸
漁師





(威勢のいいマダム。 魚の頭がスゴイ。)  (貝殻などを売っているムッシューは半分寝てました。)





ちなみに、右写真の巻貝の後ろに少しならんでいるのは、タツノオトシゴでした(!)。


飾りにするのか、食べるのか・・・





さて、あっという間に船はマルセイユからイフ島に到着。


イフ島から




(イフ島からマルセイユを眺める。)





たった20分程度の船旅でしたが、


離れてゆくマルセイユの情緒ある街並や、


グリーンやブルーが複雑に溶け合ったような地中海の色、


そしてイフ島のたたずまいに、


ただただ感動するのみです。





イフイフ




(イフ城)





そもそも、16世紀に軍事目的として作られたイフ城ですが、


その砦の堅牢さと、脱出不可能とも言える地形から、


政治犯や異教徒たちを幽閉する牢獄として使われてきました。





小窓




(投獄された人たちは、最後まで綺麗な海と、本土マルセイユを眺めていたんでしょうね・・・)





イフ島が世界的に有名になったのは、


アレクサンドル・デュマの小説「岩窟王」の舞台であることに尽きます。


イフ島からの脱獄を成功させたモンテ・クリスト伯でしたが、


実際にこの地を訪れてみると、それがいかに凄いことなのかがわかります。





中世ヨーロッパを恐怖に陥れたペストをマルセイユに持ち込んだとされる


ジャン・バプティスト・シャトや、


フランス革命時の政治家で、スキャンダルを起こしたミラボー伯といった貴族が


幽閉されたり、あるいは、当時珍獣であったサイが貢物として航海中に


滞在したりと様々なエピソードがあります。





もちろん、牢獄内も見学できますが、暗くひんやりしていて、


その厳しい幽閉の状況を想像せずにはいられません。












サボン ド マルセイユ オリーブ 100g/ジーピークリエイツ

¥540
Amazon.co.jp