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根津美術館と庭園 by 山中悠嗣

先日、根津美術館に行きました。
和風な佇まいに現在興味があり、多くの知り合いが、隈研吾氏設計の根津美術館は良かったと言うので、これは見ておかないとと思い行くことにしました。
$GENETO-根津美術館
外観は、竹藪によって存在感をけされているようなイメージです。
切り妻の屋根と、瓦、そして大きな庇が印象的です。
$GENETO-根津美術館
建物のエントランスまでの通路です。たしかに和な雰囲気を出しています。外国の方が特にこの空間がいいと言っていたことを思いだします。

$GENETO-根津美術館
内部のホールはこういう感じで、天井の高い空間となっています。スケールが大きいだけに、そして公共の建物なだけにこういった場所が必要なのはわかりました。内部は予想以上に現代的な空間でした。
$GENETO-根津美術館
そして、裏の庭に出ました。「表参道のこんな場所に!?」と思うくらい大きな庭でした。
池もあったり茶室もあったりします。でも、庭は、なんか雑多な感じを受けました。
森の散策路というかんじで、庭の洗練された趣が感じられないものでした。
とくに、最近桂離宮にいったということもあり、比較をしてしまいがちですが、もう少し手入れと間引く事が重要なのだと感じました。適度な密度間(植物のですが)がないと、庭も成立しないのだと言うことがわかりました。
$GENETO-根津美術館
茶室などの建物も、どことなく安普請な感じがしてしまいます。
でも、東京にこういった場所があることは不思議な感覚も覚えます。
根津美術館新館とこの庭の組み合わせも良いのやら悪いのやら。
和の趣を現代的に作ることの難しさを痛感しました。

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山中悠嗣

友人の誕生日会と構造家と・・・ by 山中コ〜ジ

東京から出張で単身赴任している中田捷夫研究室在籍の構造家 高見澤孝志氏と、友人数名で食事会をおこないました。
高見澤氏とお会いするのは1年ぶりのことです。
現在は大きなプロジェクトの現場管理を行うため、関西に住んでいます。

$GENETO-9月4日

せっかくだからと、話の合う友人数名に声をかけ集まったメンバーで食事会をしました。
会場はやはり「えいたろう」です。
この日もお料理が美味しかった。

まずは誕生日を迎えた山本恵果氏の乾杯から食事会は始まりました。
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構造家でS3 Associatesの代表 橋本一郎氏も来てくださいました。
2人とも建築の構造を設計されているので、情報交換したいことが多いらしい。
それぞれの作品について話し合われていました。

僕にとっても構造家との飲み会は好奇心を掻き立てる会話が非常に多く、楽しい一時です。
何が楽しいかというと、色々な建築家についてのお話や、現在どんな難しい構造にチャレンジしているのかなどなど、同じ業界でありながら少し違った立場に居る方のお話は興味深いです。

今回も2人が話せる範囲でしょうが、色々なお話を聞く事ができました。
聞く度に面白かったり、刺激を受けたりします。
そして建築家と付き合うって、本当に厄介なんだと感じます。
それでも、彼らはそんな建築家との仕事にやり甲斐を感じ、協力的に向きあっているのだと。
本当にありがたい存在が構造家なんだと痛感します。

南アフリカから来ているマイケル君にとっては、彼も知っている有名建築家と仕事を共にした2人と話せることはあまり無いチャンスでもあります。
少し照れ気味だったのでしょうが、何やら話していました。

$GENETO-9月4日

ともあれ、集まった友人のほとんどが建築とは無関係の人が多いので、話題は色々と広がります。

話題の中で印象的だったのは、現在、高見澤氏が暮らしているのは滋賀県の瀬田だそうですが、まったくまわりにお店が無いということでした。
東京から滋賀県、しかも瀬田へ行けばもちろんギャップは感じるはず。
京都在住の僕ですらも、瀬田はスルーする場所で、何があるのかあまり分かりません。

知っているとすれば、南郷水産センターという淡水魚の水族館があったはず。
以前一度だけ行ったことがありますが、場末感が何とも言えず醸し出されていて、ある意味面白い水族館でした。

ちなみに、ホームページもありました。
なかなか施設を彷彿とさせるホームページですコチラ

高見澤氏の単身赴任は来年の8月までだそうです。

また、色々な仲間を募って食事会ができればと思います。



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山中コ~ジ

家具金物について by 山中コ〜ジ

$GENETO-KD-HOUSE

KD-HOUSEの家具製作がpivotoで始まりました。
現在のpivoto工房ではいつもの2人に加え、助っ人の吉本卓宏君とインターンできている杉本正人君の4人体制で作られています。

$GENETO-KD-HOUSE

最近はしばしば工房を訪れますが、本当に家具を作る事が大好きな職人部隊です。
僕には到底できません。
そんな時、天職ってあるんだとつくずく感じます。

今の時代は物を作る仕事をしている人にとっては厳しい時代だと思います。(特別な分野はありますが)
職人が抱える危険と疲労に対しての対価は本当に少ない。

建築を設計しながら家具工房を経営していることもあり、彼らについての評価と実態が乖離している事は重々承知しています。
しかしながら、そうは分かっていてもなかなか費用を多く人件費に回すことができない。
ジレンマです。

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今回は進行状況を把握する事と、家具に使われる金物を見に行きました。
pivotoで使用している金物はbrum社を基本としています。
理由は色々とありますが、日本製と比べると非常に細かな部分にまできめ細かい配慮がなされています。
経費削減の為の配慮は日本製に勝る物はありませんが、実際に使い、動きや精度を見比べるとその差は歴然です。

$GENETO-KD-HOUSE

特に今回はこれまで使用しなかった金物も使うという事で、勉強をかねて色々と見たり触ったりしました。

金物を選ぶ作業は、日本製に加え海外の製品も検討対象に加えだすと選定が非常に難しいです。
そんなこともあり、新しい金物が入ると一度は自分の目で確かめておく必要性があります。

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最も楽しみだったのが、プッシュラッチです。
この細長い形状のプッシュラッチは魅力的です。
(確か日本製もありますが、実は日本製の方が高価で使えません。)
直径が少ない形状をしていると、家具の木口に差し込んで使う事ができます。
通常は家具の縦板や横板にプラスチックの厳めしい形状をしたプッシュラッチが見えています。
pivotoの家具もこれまではそうでした。
木口に差し込むプッシュラッチは、それなりに問題もあるとのことで、使う我々にとっても試験段階ではありますが、うまく使いこなせるようなディテールを開発する必要があります。

すでにpivotoでは検討をしているそうなので、うまく実践でも機能する事を祈りながら、新しいプッシュラッチが及ぼす空間への影響を思い描いていました。



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