香港上海銀行 香港本店ビル @HONG KONG by 山中コ〜ジ
香港上海銀行 香港本店ビルは建築の授業を大学で受けた人なら誰でも知っている近代建築の代表作のひとつです。
ノーマン・フォスター卿により設計され、1985年に竣工した建築です。
ハイテク建築の代表作でありながら、ノーマン・フォスターの代表作でもあるこの超高層ビルは、吊り構造でできています。
ハイテク建築家は、構造体のプロポーションを気にした為か、ハイテクを構造で表現する為か、吊り構造を多用した建築が非常に多い。
2階フロアーがフロントとなっているので、1階からはエスカレーターもしくはエレベーターでアクセスできますが、1階と2階を硝子で作った薄い幕の様な間仕切りがあり、そこを貫通してエスカレーターが延びています。
とても、近未来的な印象を与えてくれると同時に、空調にも配慮されているところが、ハイテク建築なのだという事なのかも知れません。
内部は大きな吹き抜けの空間となっています。
このヴォイドを作る為に、とても大きな架構が建築の外と中をフレーム状に入っているのでしょう。
この空間は銀行建築の威厳の様な力強さを見事に表現している。そう感じました。
周りを歩きながら香港上海銀行を見ていると、ハイテク建築家と言われる一団と、ノーマン・フォスターが何をテーマに、建築を想像していたかが朧げに分かってきます。
その想像が的を得ているかは分かりませんが”大切な事は一体何か”この事柄について、僕達GENETOも真剣に向き合い、取り組んで行く必要が有ると言う事だけは、より鮮明に感じさせられました。
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