バイク購入、土壇場で奇跡が起きた。
本当に、奇跡としか言いようが無い出来事が。
それは、この月曜日~金曜日の出来事だった。
まずは今回のバイク購入の件について、ほぼ決定に向けて動き始めた昨年10月末以来のことをまとめてみよう。
約2年バイク選びに迷走しつつ、動きがあった
1.Vスト1000XT、2017モデルを依頼した(20/10/30)
2.Vスト1000XT、2017モデルを諦めた(20/11/10)
3.Vスト650XT、2020モデル購入を決めるも、希望の色が無く挫折(20/11/11)
その後、バイク選びは再び迷走に入る
4.Vスト1000XT、2017モデル購入を決める(20/12/30)
と、だいたいこんな感じだった。
Vスト1000にはかなり以前から好印象と憧れがあり、購入については前向きだったけど、価格がネックになっていて購入には至らなかった。
しかしバロン屋さんの特価車(2017モデル)が格安で売られていて、最早650と変わらない価格だったので一気に購入意欲がわき、一度は車両を手配した。
しかし実物を前にして、あまりの大きさに購入を断念した。
これが上記1.~2.の顛末だ。
そして1000を諦めてすぐに650に決めた。
元々1000 or 650で悩んでいたのも事実だった。
何もなしで650を選択した場合きっと後悔するだろうとの思いから、一度1000の現物を見て、そこで(車格的に)無理だと諦めがついたら650を購入しても後悔は無いだろうとの判断だった。
実はこのとき、1000の現車を見る→無理だと諦める→650を購入する、というのが自分の中であらかじめ設定されていた上での、なんというか出来レース的なものだったのかもしれないと、今になっては感じていたりもする。
3.にも書いているけど、Vスト650を購入するに際しては、色は黒XTの一択で、他は絶対に考えられなかった。
黒XTが無いならVスト650の購入自体が消滅するという意味だ。
果たして、希望の黒XTは在庫も製造予定も無く、Vスト650購入は諦めざるを得なかった。
この時の絶望感はハンパ無かった。
今にして思えばそれほど、Vスト650XT黒が気に入っていたのだろう。
その後、バイク選びは再び迷走状態になった。
Vスト1000は諦めていたので、ここからはNinja1000を購入しようかどうかと悩んでいた。
そして4.において、Vスト1000の購入を決めた。
一度は無理だと諦めていたVスト1000だったが、何故かこの時は『乗れる』と感じた。
Ninja1000の方が見た目は格好良かったけど、トータルの魅力ではVスト1000が勝っていた。
これが昨年末のことで、年明けに正式にお店に依頼して、
その後、仕事で慌ただしくしていて時間もとれず、お店には行けずにいたけど、この月曜日に印鑑と住民票を持ってお店に行った。
そしてその時、お店の人に言った。
『Vスト1000買うって言ってたけど、やっぱNinja1000にします』と(笑)
やはり色々考えて、Vスト1000は乗れなく無いけど、やはりもう少しゆとりが欲しいし、格好いいバイクに乗りたいとの思いから、Ninja1000の購入を決めていたのだ。
しかしこの時、Ninja1000の新車はもう無いと言われた。
またまた愕然とした。
どうしてこうも、バイク購入が前に進まないのか・・・ 我ながら情けない思いだった。
ではやはりVスト1000で、とはならなかった。
とりあえずその日はお店の人から『とりあえずあと2~3日Ninja1000の新車を探してみます』と言われて、その言葉に少しの期待を抱きつつお店を後にした。
それから3日後、やはりNinja1000の新車は無いとの連絡を受けた。
本当に、僕のバイク購入は前に進まない。
やはりVスト1000しかないのか・・・
とその時の電話で、『例えばVスト650なら何年モデルの何色がありますか』と、何気に聞いてみた。
そしたら『・・・・・・2020のXTは、青、黄色、黒、全色ありますね』との返事。
なに!?
2020の黒XTがあるだって!?
一種耳を疑った。
これはまさに晴天の霹靂。
以前購入しようと決めた際には在庫も製造予定も無いと言われて諦めた、その色があるというではないか。
これは、奇跡と言うのではないのか。
あの色が無かったからVスト650の購入自体が無くなった。
しかしその色があるならば、Vスト650の購入は・・・決定?だよね(笑)
この色が欲しい、とそれしか考えていなかった。
この色だから欲しい。
他の色ならいらないと。
それが一度は無いと言われて絶望の元に諦め、その後いろいろ紆余曲折の2ヶ月を経て、今はそれが有るという奇跡。
あの迷走の2ヶ月も無為に過した訳では無かった、ちゃんと意味があったんだ(笑)
ということでお店には依頼をした。
在庫は遠くの店にあり、引取料が2万円かかると言われたけど、そんなことは言ってられない。
今は現車が届くのが楽しみでたまらない。
こんな気持ちになったのは久しぶりだ。
余談だけど、昨年2017モデルの1000XTを以来した時は、以来した瞬間から後悔したというのもあった。本当にこれでよかったか?と以来した瞬間から迷っていた。
一番気になってたのは2017年モデルという3年以上動いていないという超長期在庫だということだ。これは本当に気になっていた。Vスト1000を辞めた理由の一番は、大きさ云々より実はそこだったと思う。
Ninja1000にしても、最後の最後まで迷っていた。
どうしてもネガな部分の噂が気になって仕方なかったのだ。
けどこのVスト650XT黒は、依頼した後も全く迷いも無く、ただただ届くのが楽しみだ。
それは、僕がこのバイクのことを本当に気に入ってるからなんだろう。
こういうバイクが現れるのを、僕は2年間待っていた。
しかもこんな奇跡のドラマもあって(笑)
やっとこの2年の迷走に終止符が打てる、そして春がやって来る。