丸亀うちわ(まるがめうちわ)
■概要
・香川県丸亀市で生産される団扇
・江戸時代に金毘羅参りの土産として作られたのが始まりといわれている
・経済産業大臣指定の伝統工芸品
・現在の全国うちわ生産量の約9割を占る
■特徴
・他の産地のうちわとは異なり生活財としてのうちわ 工芸ではない?
・「節が途中にある骨 … 強さ・しなやかさ」
・「柿渋 … 防虫・耐久性」
・「元々は漁で使われた網 … 廃棄物の再利用/強さ」
■歴史
①寛永10年(1633年)に金毘羅大権現の別当、金光院住職宥睨(ゆうげん)が考案した「柿渋うちわ」(男竹丸柄うちわ)
②1780年代に丸亀藩の地場産業づくりとして奨励した「女竹丸柄うちわ」
③1880年代に富屋町の卸問屋が「奈良うちわ」に範を採る「塩屋平柄うちわ」
の3つを基に他のうちわ産地の要素が融合してできたのが、現在の「丸亀うちわ」です。
・慶長5年(1600年)丸亀の旅僧が、九州で一宿のお礼にうちわの製法を伝授したのが
「熊本来民(くたみ)うちわ」の始まりと言われています。
・丸亀では永く「うちわの竹骨」の製造、全国のうちわ産地に出荷していた歴史があるため、
融合がおこり、現在では丸亀でできる総合的な竹うちわを「丸亀うちわ」と呼んでいます。
・江戸時代は「武士の内職」、明治以降は「丸亀の地場産業」として発達。
現在は、全国竹うちわ生産量の8~9割のシェアを占めています
・現在も「丸亀うちわ」と言えば「商店や企業の名前を刷り込んだうちわ」
として認識しておられる方も多くおられます
■製造工程
・香川県うちわ協同組合連合会
http://www16.ocn.ne.jp/~polca/kotei_1.html
「来民団扇/熊本」
■概要
・うちわの和紙の部分に柿の渋を塗って作られる「渋うちわ」は、今でも鹿本地区の特産品となっています。
・京都、香川と並び、うちわの日本三大産
・町の名の通り“民が来る”と言う意味で商売が繁盛すると言われています。
■歴史
・江戸時代慶長五年(1600)頃四国の丸亀の旅僧が一宿の謝礼にうちわの製法を伝授したとされ、
肥後初代藩主細川忠利公の奨励により来民の地で盛んに作られるようになった。
・今でも昔ながらの手づくりで、町に残る数軒がその伝統的なうちわづくりを受け継いでいます。
■特徴
・青い未熟のがら柿(豆柿)から採った柿渋をうちわに塗ることにより
和紙を丈夫にし、長持ちさせ、さらに防虫効果の役目をはたします。
「佐渡団扇」
データなし
「京うちわ」
■概要
・扇子・京うちわは、今日、実用面での需要は最盛期に比べて少なくなっているとはいえ、
美術工芸的な側面や装飾性という面では確固たる価値を持っている。
■歴史
・日本のうちわには中国月扇、朝鮮団扇、南方系葉扇の3系統がある中で、
京うちわは、地紙の内部に多数の竹骨を持つ朝鮮団扇の流れをくんでいると考えらる
・京うちわの基本的な特徴は挿柄ですが、この挿柄のうちわは、
江戸時代の宮廷御用の土佐派、狩野派の絵師による描画の施された御所うちわが始まりで、
以後、一般にまで広がっていったものと考えられます。
■特徴
・京うちわは地紙の中に多くの竹骨をもつ朝鮮団扇の流れを汲み、
団扇面と把手が別に作られ、<差し柄>の構造になっていることが大きな特徴
※差し柄…細い竹ひごをならべて両面に紙を貼り柄を差し込んだうちわ、京で生まれ京で生産
・京うちわは「都うちわ」とも呼ばれ、宮廷にも用いられ極めて優美な絵画が画かれてきました
・又一般に普及し、招涼の用具としてばかりでなく、その優美さが人々に喜ばれています。
・「京うちわ」は上部の骨(細い竹ひご)の用いられる数により等級が変わる。
50本並べて5立て・・・主として下級品
60本並べて6立て・・・主として並級品
70本並べて7立て・・・主として中級品
80本並べて8立て・・・主として上級品
90本並べて9立て・・・主として上級品
100本並べて100立て・・・主として飾りうちわ
■製造工程
・京都扇子団扇商工協同組合
http://www.sensu-uchiwa.or.jp/
