こんばんは先週末の雨で、土曜日に九州地方の南側、日曜日に四国で、梅雨入り宣言がされました
平年よりも遅れての梅雨入りとなりましたが、しかしいまだ本州のほとんどが梅雨入りがまだされていない状況
夏の渇水からくる、農作物への影響、さらに節水もありそうですが、来週からは本州でも雨の時期が来そうな状況で、いよいよ梅雨入りだと思いますが、これが長く続くか?それともあっという間に梅雨が終わって夏真っ盛りとなるのか?今年はまだまだ状況が見えないのでこればかりはわからないですね。
さて6月から3歳馬のクラス再編成がおこなわれて、3歳オープン馬は6月から、収得賞金によって、2勝クラス、3勝クラス、もしくはオープン残留が決まるわけですが、ここではこの波には乗れない1勝クラスの馬についてさらにいろいろと探っていって今後に繋げたいと思います。
まずは6月から9月末までの3歳以上1勝クラスの過去5年の年齢別の成績を芝、ダート関係なく見てみると次のようになります。
着度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
3歳 942-768-734-5941 11.2% 20.4% 29.1% 84 75
4歳 280-375-382-4847 4.8% 11.1% 17.6% 65 72
5歳 92-140-164-2032 3.8% 9.6% 16.3% 58 72
6歳 11- 35- 38- 609 1.6% 6.6% 12.1% 40 54
7歳 5- 11- 10- 153 2.8% 8.9% 14.5% 53 64
8歳 0- 2- 0- 22 0.0% 8.3% 8.3% 0 69
ということで分かり切ってのことですが、3歳馬が他世代を圧倒している成績を挙げていましたというのは5月までの4歳以上1勝クラスのメンバーを見てみると、4歳馬がチャンスがある馬
しかもそれほどレース数を使っていない馬と、それ以外の1勝クラスにずっと滞在している馬
が多くいて、たまに地方からこのクラスに転入してきた馬(年齢関係なく)がいる中、6月になるとそこに3歳馬1勝クラスの馬が参入するのですが、その内訳は①3歳1勝クラスの身ながらオープンに挑戦してきた馬(好走したか?否か?関係なく)②3歳1勝クラスで上位の成績を残している馬③3歳未勝利を勝ちあがった直後の馬④3歳1勝クラスのずっと滞在していた馬、この中では狙えるのが、①②で、③がこの中はメンバー次第で何とかなるということになるのわけで、しかも斤量的にも優遇されているので、そこも3歳馬を狙うのがこの時期のセオリーとなっていますが、これだけ見てもわかると思います。では本当に3歳馬はどのタイプがいいのか見てみましょう
この時期の3歳馬の前走クラス別成績
新馬 5- 4- 2- 28 12.8% 23.1% 28.2% 36 49
未勝利 195-163-154-1437 10.0% 18.4% 26.3% 75 63
1勝クラス 656-545-537-4077 11.3% 20.7% 29.9% 89 80
オープン特別 3- 2- 3- 9 17.6% 29.4% 47.1% 85 105
リステッド 28- 16- 16- 79 20.1% 31.7% 43.2% 110 81
G・Ⅲ 16- 9- 7- 48 20.0% 31.3% 40.0% 84 68
G・Ⅱ 32- 17- 7- 73 24.8% 38.0% 43.4% 113 76
G・Ⅰ 3- 5- 2- 5 20.0% 53.3% 66.7% 46 98
といううことで前走リステッド競走以上の格のレースからの参戦馬がここでは大威張りをできているようです。前走G・Ⅲ組は少ないですが、そもそもクラシック戦線なら、毎日杯以降、全体でもアーリントンカップ以降はG・Ⅲ戦は組まれていないので、 結果的には前走G・Ⅱ組がオープン特別以上のクラスの中でも最も多くの着度数、格率が多いことになっています、回収率も優秀なほうなので、この中では前走G・Ⅱ組を狙うのはいい方法だと思います。
ではこの中では着度数が多い2つの組を見てみましょう
まずは未勝利組からですが、そもそもこの組は勝っているのが絶対条件なので、前走距離別でみてみると。ちなみに芝、ダートは分けていません。
1800m 50-43-36-290 11.9% 22.2% 30.8% 89 76
1200m 32-21-31-273 9.0% 14.8% 23.5% 74 54
2000m 22-23-16-165 9.7% 19.9% 27.0% 112 80
1400m 18-10-17-137 9.9% 15.4% 24.7% 52 59
前走という観点から見ると1800mだと芝だと中京以外のコース、ダートだと京都、阪神、中山、新潟、中京5コースこれだけでもこの距離が多くの数値を出しているのがわかると思います。逆に1200m、2000mは芝はほぼすべての競馬場に設定があるコースなのですが、この程度にとどまっていて、逆に設定が少ない1400mは1200m、2000mとほぼ変わらないので、前走1400mからは狙ってもいいと思います。
続いて1勝クラス組ですが、ここは前走が2~5着馬の比率が多いのですが、まず性別でみてみると
牡馬 345-305-309-2260 10.7% 20.2% 29.8% 86 78
牝馬 304-228-222-1745 12.2% 21.3% 30.2% 92 83
騙馬 7- 12- 6- 72 7.2% 19.6% 25.8% 86 69
さすがに牝馬限定戦があったりするので、簡単な比較はできないですが、着度数的には牡馬がややリード、ただ率では牝馬がややリードということになりました。ではその牝馬ではどの距離を前走使ったかを見ていると次のようになりました。
1200m 67-58-44-416 11.5% 21.4% 28.9% 105 87
1800m 64-46-51-307 13.7% 23.5% 34.4% 107 87
1400m 48-35-30-297 11.7% 20.2% 27.6% 105 86
ということでここでは1200mがもっともいい数値をたたき出しました。まぁこれはある程度分かっていましたが、それを除いても1800m以下までの距離なら、この部門では狙癒えると思います。
ではまとめです。
3歳以上1勝クラスでは3歳馬>4歳馬となっていて、5歳以上の馬は極端に数値が悪くなっている。
前走はオープン以上のレースに出走している馬がよく、G・Ⅱ組リステッド競走組がよいが、それ以外のグレードのレースも問題ない。
未勝利勝ち直後の馬は前走が1800m>1200m>2000m>1400mの順となっている、ものの設定数から見ると前走1400m組は狙ってもいい。
前走1勝クラス組は牡馬が着度数がリードしていて、牝馬が率ではリードしている。
前走1勝クラスの出走の牝馬の前走の距離は1800m以下ならどの距離でもいい。
ということで今回はここまでです。
次回は2勝クラスを深堀します。
それではまた