20~30代女性が共感するパッケージデザイン!!飲料篇
おはようございます!
先日、息子の食い初めをしたんですが、
ほんと子供は大きくなるのがはやいなぁと
つくづくビックリしてしまいます!
では、今週もよろしくお願いいたします。
ここ数年、ビールの消費が年々減っているなか、
低アルコール飲料の市場が一貫して、拡大を続けています。
そんな低アルコール飲料缶チューハイ市場で異変を発見しました。
みなさんは、缶チューハイと言えばなんと答えますか?
ほとんどの人が、
「氷結レモン」や「氷結○○○」ではないでしょうか。
自分も氷結を思い浮かべましたが、
なんと!アサヒビールの「すらっと 果肉入りグレープフルーツ
」
が首位に躍り出たというんです。
5/25新発売!!アサヒ『すらっと すっきりブラッドオレンジ』
あの圧倒的なブランド氷結にも変化が足りなかったというんでしょうか。
確かに、最近はビール系飲料から飲みやすさを重視する
低アルコール飲料へ流れる傾向があります。
氷結もそういう世の中の流れに乗ってブランドを構築してきたんですが。。
今は、飲みやすさに加えて、低カロリー、美容、健康
というキーワードが必要な時代になったというわけです。
アサヒ「すらっと 果肉入りグレープフルーツ」がこのあたりを
うまくパッケージデザインでも表現しています。
まず、チューハイで消費者が気にするのは、糖類や糖質よりも
カロリーだったため、そのまま、1缶当たりの熱量(カロリー)を
大きく表示しています。
ターゲットは20~30代の女性に絞っているため、
彼女たちが、ごはん1膳250カロリーということを知っているから、
1缶で2桁に抑えればすぐに低カロリーであるとわかるというわけです。
商品名の下に「88」。商品名を忘れられても「88」というのが
目印にもなりそうです。
これだけでも消費者にはインパクトがあったかもしれませんが、
やはりお酒は嗜好品のため、果汁、搾りたて感覚が感じられるよう、
独自の製法で果肉を封入。
これで、飲んだ際に、果汁を入れたようなみずみずしさが
感じられるようになったんです。
テレビでは、「果肉が入って、カロリー最小級。」
あくまでも、果肉を強調。
でも売り場では「すらっと88Kcal」が目に飛び込んできます。
20~30代の女性が思わず手にとって買ってしまう
パッケージデザインではないでしょうか。
みなさんの会社でも、熱量を大きく表示して、低カロリーを強調し
美容や健康に敏感な若い女性層が共感する
パッケージデザインに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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原点にかえることが必要です!!商品開発!!家庭日用品篇
おはようございます!
先日、メールで何もかも完結するという20代に
出会いショックを受けました。
その直後に、50代でもそんな行動をとる人の話を
聞きました。メールは確かに便利なツールですが、人と顔を
合わせて話したり、最低限電話で話をするという
大事なコミュニケーションが失われていることに危機感
を覚えました。
ネットとリアル両方とも大事なんですが・・・・・・。
では、今週もよろしくお願いいたします。
昨年、9月に発売した、P&G衣料用洗剤の「さらさ 」の売上が好調です。
「さらさ」は、漂白剤や着色料を加えず、肌にやさしいのが特徴。
意外にも、日用品大手企業には同じ商品がなく、
安心安全志向を求める消費者の心をつかんだ結果です。
まず、一番印象的だったのが、商品名、ネーミングです。
「さらさ」。
今までの衣料用洗剤ではなかった響き。柔らかい印象がします。
しかもこれをつくったのがP&G。
P&Gと言えば世界戦略ブランドが基本だと思うんですが、
このネーミングでは日本に限定されるように思います。
他ブランドをみてみても、「アリエール」「ボールド」。
まさに世界ブランド。
これをみても、日本専用ブランド「さらさ」にかなり自信があった
ということがうかがえます。
ただ、商品開発、発売するまでの苦労は大変だったようです。
まず、2000人、600時間以上の消費者調査を実施。
1人あたり、1時間以上かけて消費者の意見を聞き、
浮かび上がってきたのは、「肌にやさしい」「汚れ落ち」というキーワード。
色んな成分が入っていない、肌にやさしいものがいい、
でも洗浄力も維持したい。
こういう人が、全体の3割もいることがわかったそうです。
「ボールド」で香りの良さを、「アリエール」で洗浄力の高さを追求
してきましたが、「肌にやさしい」という需要には応えきれていなかった
というわけです。
ただ、消費者が求めているものはわかったけど、
ここからの商品開発が大変だったといいます。
というのも、洗剤というのは色んな成分を足して機能を高めているため、
成分を減らせば洗浄力が落ちるんです。
そこで、着色料、漂白剤、蛍光剤の配合をやめる代わりに、
クエン酸を加え、従来と同等の洗浄力を維持したんです。
着色料、漂白剤、蛍光剤の配合をやめるというのは、発想の大転換
だったんではないでしょうか。
まさに肌にやさしいものがいい、でも洗浄力も維持したいということを
追求したからこそできる商品開発です。
小さなお子さんがいる家庭では、「さらさ」が定番商品になる予感もします。
ちなみに、自分の洗面所にも「さらさ」がありました。
いつの時代もそうですが、商品開発の本質をついていくと、
消費者が何を求めているか、何を不満に思っているかを
正確に調査して、それに応えることが全てだということがわかります。
商品開発においては、まさに原点ですね。
成功している商品開発は、100%この原点を意識しています。
みなさんの会社でも、こんな、物が売りにくい時代だからこそ、
原点にかえって商品開発に取り組んでみてください。
きっと、消費者に喜んでもらえる商品ができると思いますんで。
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