まいどおおきに。
全国各地が梅雨入りしているようですね。
奈良も昨日から雨が降ったり止んだりのすっきりしないお天気です。
暫くは空模様を見ながら屋外作業や試乗をこなす日々になりそうです。
さてこちらは修理でお預かりしたビーノ（SA26J）です。
セル始動が出来ないのと、キックスターターでもエンジンのかかりが時々悪いという症状です。
まずはセルモーターの交換から行います。
慣れればここまでバラさなくても作業出来るのですが、他の部分も点検したいので分解しました。
エアクリーナーダクトの下にちらっと見えていますが、この状態では作業しにくいです。
エアクリーナーを取り外しました。
これでスムーズに交換出来ます。
取り外したセルモーターです。
今回はユーザーさんのご予算に合わせて純正部品ではなく社外品を使います。
社外品は色々な所から販売されていますが粗悪品も結構あります。
うちでも色々とテストして品質の良いものだけを使うようにしています。
セルモーター交換が完了しました。
次はエンジンのかかり具合の件です。
バラしたついでにキャブレターを点検してみましたが異常は無くキレイです。
エアクリーナーもそんなに汚れていません。
プラグもまだ新しいし何が原因かな～と考えていましたが、前回のオイル交換ラベルと現在の走行距離を照らし合わせてみると一か月に１００ｋｍぐらいしか走っていない事が判りました。
ユーザーさんに聞いてみると、毎日自宅から駅までの少しの距離しか使っていないとの事でした。
エンジンを暖気して空ぶかししてみるとマフラーから真っ黒な煤が大量に出てきました。
どうやらエンジン内に溜まったカーボンが悪さをしていたようです。
エンジンが温まらない状態でのちょい乗りを繰り返していると不完全燃焼でカーボンが発生しやすくなります。
とりあえずカーボンクリーナーを注入し、ユーザーさんには時々は少し長めの距離を走らせてあげてくださいねとアドバイスさせていただきました。
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