まいどおおきに。
今夜は溜まってきた下取車を整理するため中古車オークション会場へ搬入に行ってきました。
先日の記事 でご紹介したマジェスティ250も邪魔なので持って行こうかと思ったのですが、車が小さいので積めませんでした。
もうしばらく売り出し中にしておきますので、どなたか即金ですぐ持ち帰ってください。
いつもホームページやブログを見てくださっているお客さんから、「最近中古バイク仕入れてないの？」と聞かれました。
確かに今月に入ってから展示在庫が5台ほどに減ってしまう日もありました。
たくさん入荷していますが修理の片手間にする仕事なので整備がなかなか追いついていません。
ちゃんと仕事をしている証拠？として、今回は久しぶりに中古車整備を記事にさせていただきます。
長ったらしくなりますが、もし良かったらご覧くださいませ。
今回ご紹介するのはこちらのヤマハ ジョグＺＲです。
走行距離は少ないですが、もう15年近く経つモデルなので色々とメンテした方が良いでしょう。
ダイヤの原石だと見込んで仕入れましたが、果たして綺麗に輝き、利益をもたらしてくれるでしょうか。
まずは外装を全て外して全体的なチェックを行ないます。
過去に整備業者さんが手を入れられているようです。
エアクリーナーエレメントは新しいものに交換されていました。
部品コストも積もれば馬鹿にならないのでとても助かります。
こちらは・・・ネジを閉め忘れてたのかな？
スロットルバルブをキャブに固定するネジが1本無くなっており、もう1本もユルユルになっていました。
こういう車両はしっかりチェックしておいた方が良さそうですね。
キャブは分解してクリーナーに浸け置きしておきます。
汚れを落としている間に別の作業を行ないます。
駆動系を点検するためクランクケースカバーを開けました。
ゴロンと落ちてきたクラッチ・・・
トランスミッションベアリングが完全に破損したようです。走行距離からすればちょっと早いなと思ったら、ある事が原因でベアリングが破損しやすいような状況になっていました。
前のユーザーさんはこれが原因で乗らなくなってしまったのでしょうね。
トランスミッション分解中です。
中は鉄粉だらけなのできれいに清掃し、ベアリングは新品に交換します。
ベアリングの破片が噛み込んで歯車が欠けていないか、じっくりチェックします。
削れてしまったシャフト、そしてミッションケースのカバーも変形していたので交換します。
こちらはストックしてあるリサイクルパーツを使います。
トランスミッションのオーバーホールが終わりました。
ちょうどキャブレターも汚れが落ちました。
燃料漏れしそうだったのでパッキンは新品に交換します。
この手のかっ飛び系スクーターは改造歴がある場合も珍しくありません。
メインジェットの番数が狂っていないかなども確認しておく必要があります。
外で車体周りを清掃します。
手や顔が油まみれになりますが、快調に仕上がった車体を見ればその苦労も吹っ飛びます。
車体の清掃が終わったらキャブや駆動系の部品を組み込んでいきます。
ドライブベルトは新品交換しました。
一度に書くと眠く長くなるので今回はここまでです。
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記事の内容を参考に整備などされる方は自己責任にてお願いします。
電話やメール等による自己整備のサポート、設備機材の貸出は行っておりません。