昨日はライブディオSRのエンジンオーバーホールとテスト走行が終わりました(詳しくはこちら )。
そして昨日の夕方、エンジンからゴロゴロガラガラと異音が鳴りまくってるアドレス110がご来店。
明らかにクランクのベアリング音です。
またエンジンのオーバーホールです。
今週は中古車のDIOチェスタ も含めてこれで3台目です。
外装を外し、エンジンと車体を繋いでいるワイヤーハーネスやホース類を全て外します。
ディオと違い滅多に入ってこない機種なので、ちょっと手際が悪いです。
整備性もあまり良くない機種です。
この機種はセンタースタンドがエンジンに付いているので、車体を保持するのに工夫が必要です。
右側はこのようにジャッキで持ち上げます。
そして左側はサイドスタンドの下に木を入れて高さを合わせます。
エンジンが降りました。
今日のうちに必要な部品の発注だけでも済ませときたいので、早速ばらします。
分解の流れはディオと同じです。
右は50cc用、左がアドレス110用のピストンです。普段50ccばかり見慣れてるので一段と大きく感じます。
クランクサイドベアリングですが、まだ大きなガタは出てないものの、手で回すと引っ掛かかり感があり、ゴロゴロ音も鳴ってます。典型的なベアリング焼き付きの症状です。特に左側(駆動系側)のダメージが大きいです。
今回クランクシャフトはまだ充分使える状態でした。
車名はアドレス110ですが、実際の排気量は113ccです。
いっちょ前にアルミシリンダーです。
外した部品は清掃後にこうやって整理保管します。
外したネジ類は、車体周り、エンジン周りなど、組立て時に分かりやすいよう分別しておきます。
ちなみにビニール袋に入ってるのは今回交換する部品です。
お客さんにバイクをお返しする際、不具合の原因や作業の内容を説明するのは当然ですが、うちではバイクの知識が乏しい方でも理解していただきやすいよう、交換した部品をお見せしながら説明します。
もしパーツが粉々に砕けてしまってても、その破片を拾い集めます。
古い部品といえどもお客さんの所有物なので、処分は了解を得てからです。
だから交換部品は納車するまで大切に保管しておきます。
後は部品の入荷待ちなので、作業は一旦中断します。
ちなみにこの後、エンジンが焼きついたレッツⅡのシリンダー・ピストン交換をやりました。
まさにエンジンオーバーホール祭りだ!!
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