休日出勤の予定だった10日の土曜日が、金曜日の終業間際になって急遽お休みとなりました。
天気もよさそうだし、家でゴロゴロしたり、インドアのジムで遊んでいるのはもったいないということで、久しぶりに上州武尊山を歩いてくることにしました。
上州武尊山は、山歩きを始めた翌年くらいに一度だけ登ったことがあります。川場野営場からのピストンでしたが、その頃はまだデジカメも普及していなくて、写真などの記録はまったく残っていませんし、山の様子もあまり記憶に残っていません。
山頂直下にちょっとした雪渓が残っていて、わずか10mくらいの雪渓を歩くだけなのに、妙にワクワクしたことを覚えています。
今回は、武尊牧場スキー場からのピストン。このルートは、2007年の12月初旬、師匠に連れて行ってもらったことがありますが、その時は雪のために中ノ岳で引き返しました。
金曜日の帰りが遅かったため、夜10時を過ぎてからザックのパッキング。といっても、ザックの中身は雨具とタオルにトイレットペーパー、薄い長袖シャツ、ヘッデンに水1.5Lと食料少々。中身はスカスカで空身と一緒です。
朝5時に起き、関越沼田インターからすぐにR120を離れて川場村方面へ。峠を越えて武尊牧場スキー場に6時30頃に到着。
駐車場にはすでに5~7台くらいの車が止められていました。夏山リフトが動いていれば迷わず利用するんですが、営業時間が8:30から。ちょっと山登りには遅すぎます。
仕方なしに歩いて登りますが、これがまた管理用の車道を歩かされるため、リフトだったら20分くらいのところを、山と高原地図のコースタイムで1時間かかります。せめて休日は7:30から動かしてくれませんかねーーー。100名山だし、お客はそれなりにいると思うんですが・・・・。

6時46分に行動開始して、キャンプ場に着いたのが7時25分。ここからやっと山歩きの開始です。
最初のうちは、よく整備された歩きやすい登山道が続きます。樹林帯で展望はありませんが、ブナの作る緑のトンネルを歩く気持ちのよい登山道です。

いつもだと、時間を気にして早歩きになるところなんですが、山頂までノンビリ歩いても2~3時間と踏んでいましたので、息が切れない程度のペースで歩きます。
それでも、何人かの先行していた登山者をパスしました。実は、このような登山道で見かける他の登山者の装備で前から気になっていることがあります。
それは「スパッツ」です。

私は、スパッツの本来の目的は、雪の中を歩くときに靴の中に雪が入らないようにするためのものと理解してます。このため、夏のスパッツは妙に違和感を感じてしまいます。お盆休みに一般ルートから槍ヶ岳を登るのにピッケルを持って行くのと同じような感じです。
過去に一度だけ、晩夏にスパッツを着けて歩いたことがありますが、暑いし蒸れるし、歩き始めて1時間で外しました。
しいてあげれば、ズボンの裾が汚れるをの防ぐという効果はありますが、電車やバスに乗るのに裾が泥だらけのズボンでは恥ずかしいというのならともかく、本来、登山ズボンなんて汚れるのがあたりまえ。そのための登山ズボンだと思ってるんですが・・・
なんて生意気なことを考えながら歩いていたら、登山道の様子がだんだんとおかしくなってきました。

写真だとよくわかりませんが、かなりの水が流れたみたいで、干上がった沢のような状態になってます。所々えぐれていたり、石がゴロゴロしていたりでかなり歩きにくいです。
8時19分、避難小屋

沢の流れた跡みたいだった登山道は、あちこちに泥濘ができている状態になり、避難小屋を過ぎたあたりからは泥濘を避けて歩くことが困難な状態になってきました。
今日は軽いアプローチシューズにしようか、登山靴にしようか迷ったんですが、登山靴にしておいてよかったです。今日のベストチョイスは「長靴」ですね。
さっきまで夏のスパッツを冷ややかな目で見ていたくせに、こうなるとスパッツが欲しくなってきました。登山靴は泥にまみれて本来の色をうかがい知ることはできなくなってますし、ズボンの裾は泥だらけ。いくら汚れてもいい登山ズボンとはいってもここまで汚れるとちょっと・・・・
夏でも梅雨時の登山道を歩くのにスパッツは有効な装備です。(キッパリ!)

鎖場を過ぎたあたりからようやく泥濘も少なくなって、ズボンの裾を気にせずに歩けるようになりました。(すでに泥だらけなので、今更気にしてもしょうがないですが)
残念ながら、ガスで展望は効きませんが、日が差していない分歩くのには楽です。

分岐を過ぎ、ここから先は一度歩いたことがあるはずなんですが、まったく記憶に残っていません。「おかしいなーーー、こんな景色じゃなかった気がする」と思いながら歩いてましたが、他の山と記憶がごっちゃになっている感じでした。

シャクナゲが綺麗でした。
9時58分山頂
山頂には、2パーティ7人ほどが休んでいました。若者2人組のパーティは、山頂でテントを張ろうとしていて説明書を見ながら格闘していましたが、まさかこの時間に山頂にいて、今晩ここでテン泊するつもりではないでしょうし、なんのためのテントなのか非常に気になりました。


山頂では20分くらい休んでから下山。再びあの泥濘地獄を歩くのかと思うとうんざりしましたが、他に車に戻るルートはないし、仕方ありません。
途中、登ってくる人たちのうち何組かに「この泥濘、あとどのくらい続くんですか?」と聞かれました。「鎖場まで続きすよ」というと、やはりうんざりした様子でした。
家に帰って、泥だらけになった登山靴をとりあえず車庫の隅に置いておいたら、お袋が「この汚い靴、捨てるの?」
危うく、登山靴を捨てられるところでした。