いつもブログを読んでいただき、本当にありがとうございます!
本日は、私にとって大変大きな、そして非常に嬉しいご報告をさせてください。
おかげさまで、ついに食品製造メーカー様より、本格的な「食品品質管理コンサルタント業務」のご依頼をいただくことができました!
独立して「現場品質サポート」を立ち上げて以来、ずっと目指してきた「自分のキャリアと知識をそのまま現場の支援に生かす」活動が本格的にスタートし、今、自分の持てる全てを注ぎ込める喜びで胸がいっぱいです。
少々手間や時間がかかる泥臭い課題であっても、メーカー様と共に汗をかき、自分自身の経験をさらに深める絶好の機会として全力で取り組んでまいります!
現場に入って痛感した「HACCP構築で本当に必要な4つの急所」
今回のサポートは、「大手小売店様へ食品を納品・供給するための、HACCPに基づいた体制づくり」です。
大手チェーンや量販店の品質基準は極めて厳格です。単に「マニュアル(書類)を作る」だけでは全く通用せず、製造現場で何が欠けているかを客観的に診断し、メーカー様に分かりやすくアドバイスしていく必要があります。
実際にサポートをスタートしてみて、私が最も重要だと感じた「4つのポイント(急所)」をシェアさせていただきます。
1. 「トップマネジメント」の意思と組織の明確化
何より大切なのは、会社のトップ(経営陣)がどのような「食品安全基本方針」や経営理念を持ち、それを現場にどう伝えているかです。 「組織図が明確か」「誰に何の責任と権限があるか」という体制が曖昧なままでは、現場のHACCPチームは機能しません。品質保証は、経営陣の確固たる意思から始まります。
2. 「原料・包材」に関する品質保証の担保
製品そのものの作り込みには意識が行っていても、意外と盲点になっているのが「原材料や包装資材の管理意識」です。 仕入れ側において、仕様書やCOA(試験成績書)、食品衛生法のPL適合性などを正しく確認・保管できているか。これらを「売買契約書」や「品質保証協定書」の形で相手先としっかり契約上担保しておくことが、事故を未然に防ぐ生命線となります。
3. 厳格化する「出荷管理(Test & Hold)」と「フードディフェンス」
最近の大手小売店が特にシビアにチェックするのが、リコール防止のための出荷管理です。 自社検査で合格判定が出るまで製品を社内に安全に留めておく「Test & Hold(テスト&ホールド)制度」や、意図的な混入を防ぐための製造エリアへの入退室管理・施錠管理(フードディフェンス)、食品偽装防止対策です。ここには一切の妥協が許されません。
4. マニュアル以上に重要な「現場の力量と教育訓練」
ハザード管理計画(HACCPプラン)という立派なマニュアルが完成したとしても、「それを製造現場の作業者に正しく伝えられるか?」が最大の鍵です。 現場の担当者や品質管理者にどのような「力量(スキル)」があり、どこまで任せられるのか。マニュアルの文字を追うこと以上に、一人ひとりへの「必要な教育訓練」こそが、事故を防ぐ最大の防壁になります。
結び:パートナーとして共に歩む喜び
「どこに手を差し伸べれば、現場が無理なく、かつ確実にステップアップできるか?」
それを考え、メーカーの社長様や現場の皆さんと向き合う時間は、今、私にとって非常に楽しく、深い満足感をもたらしてくれています。
やるべき課題は山積みですが、一方的に指示する「警察官」ではなく、共に悩みを解決する「医師」のスタンスで製造メーカー様と向き合ってまいります。
そして最終的に、スーパーやお店でその食品を手にとったお客様が「美味しい!安全で安心だね」と笑顔になっていただける状態(最高の品質)を作り上げていきたいと思っております。
新しい挑戦へ向けて、今日も元気に、明るく現場へ向かってまいりましょう!