2月6日(木)本日から産業振興特別委員会の一環で福岡県の県外視察へ。初日は、北九州市にある「サンアクアTOTO株式会社」さんを訪問。サンアクアTOTOは、働く意志と能力がありながら就労の機会に恵まれない障害者に働きがいのある職場環境を提供することを設立の趣旨としており、福岡県、北九州市、TOTOの共同出資による第三セクターの特例子会社として、平成5年に創立されました。令和6年4月現在、92名の障害者を雇用しており(全従業員は146名)、天井の高さや通路の広さといった設備面の整備、またジョブコーチの資格を持つ社員による支援を行い、障害の有無に関わらず全員が働きやすい環境づくりに取組んでいます。
冒頭に、宗加奈子社長から会社概要などについてご説明をいただき、その後、障がいの有無にかかわらず個々の能力を活かして働く様子、工場内では「ノーマライゼーション」を実践している現場も見学させていただきました。万が一火災が発生した場合には、高い天井が煙を溜めることにより避難の時間を確保する設計となっており、廊下は車椅子や杖を使う方が余裕をもってすれ違えるよう幅3mを確保している点など建物の配慮が行き届いていました。また、障がいを持つ方々にもわかりやすく作業できるように、3Dプリンターなどを使い独自の確認ツールを作成しているなど、「自立・参画・信用」のビジョンが着実に進められている現場を直接拝見し大変有意義な時間となりました。視察にあたりお時間をいただきありがとうございました。今回の視察を今後の活動に活かしていきたいと思います。今日も一日、ありがとうございました。<(_ _)>