現場監督裏日記 3.0  -35ページ目

<生コン落下>8トンが歩道に…男性1人重傷 東京・芝浦

<生コン落下>8トンが歩道に…男性1人重傷 東京・芝浦


 1日午後2時10分ごろ、東京都港区芝浦3に建設中の芝浦工業大学の芝浦新大学棟(8階建て)で、高さ約32メートル地点にある外壁のコンクリート板が1枚外れて、内部の生コンクリート約3.5立方メートル(約8トン)が隣接する道路の歩道部分に落下し、歩いていた会社員の男性(39)の右腕付近を直撃した。男性は病院に運ばれたが、右腕や肋骨(ろっこつ)を折る重傷。警視庁三田署は業務上過失傷害容疑で調べている。

 三田署や大学などによると、当時現場では作業員約130人が柱と外壁の間に生コンを流し込む作業をしていた。何らかの原因でコンクリート板(縦約4.2メートル、横約1.2メートル)が1枚外れ、生コンが外に漏れ落ちたという。

 現場はJR田町駅の南約300メートルのオフィス街。近くで不動産業を営む女性(60)は「バシャーンと湿った物体が路面ではじける音がして事務所の外を見ると、コンクリートを浴びた人が倒れて動かなくなっていた」と話した。

 大学によると、大学棟は今年12月に完成予定で、来年4月に開講するデザイン工学部が入る。【古関俊樹】

さてと、このニュース、殆ど抹消されているのではないかと思い、転記したピンです。

問題が2点程あるわけですが、

①どうして報道が消されるのか?

②事故の原因は?

そんなお話を。

①の「何故報道が消されるのか?」

えーっと、例えば「芝浦工業大学 生コン」で検索すると、今回のニュースは「4件ほど引っかかる」はずですが、実際に出てくるのは1件 (8月4日現在で)

その理由は・・・。

言えないのぅ・・・。

後ほど、推測込みでメンバー制で。(って引っ張るのぅ・・・。)

さて、肝心の②について。

ニュース報道で書いてあることを推測するのは難しいですが、まぁ、一般論で言えば「型枠パンク」

でもね、コレには最近言いたいことがあるのですが。

「生コン打設時の型枠崩壊、支保工倒壊の恐怖を忘れてませんか?」

って事。

近年、非常に型枠崩壊、支保工倒壊に関しては労働基準監督署もうるさく指導しています。

そして、高性能な支保工システム等の開発も進んでおり、型枠崩壊の危険性は薄くなっている。(⇒型枠への信頼増大)

その逆で、生コンクリートの流動性(厳密にはワーカビリティを言いたいのですが)っていうものも「向上しています」し、「ある一定時間で急速に固化するよう」出来ている(逆に言えばある時間までは柔らかさを保持する)。(⇒型枠への負担増大)

コンクリートポンプ車の能力も向上し、打設スピードも上がっている。(⇒型枠への負担増大)

生コンクリート。所詮は「水のように型枠に入れれば圧力が上がり、型枠に荷重が掛かる物」

危ないものなのです。

ぶっちゃけ(言っていいのかな?)昔はね(といっても1●年前)

「現場で型枠崩壊、支保工倒壊の危機は良くあった事」
(100×100m、地下3階、高さ14階程度、SRC造建物ですと、生コンは13万m3程度、打設回数300回程度/二年半として、型枠パンクは32回、支保工倒壊寸前2回、床デッキ落下寸前4回程度というオイラ体験談よりって告白したりして)

もちろん「怪我人」が出る騒ぎは1回も無いですけど。

ただねぇ、この当時は

「ポンプ車がフルパワーで打設しても30m3/1時間が最大なので、どんどん生コンは固まっていきました(⇒現状45m3/1時間ぐらい頑張れば出来るので、柔らかいものをいっぺんに型枠に入れることが出来る。)」

「生コンもすぐ固まるので(今ほど流動性は保持しない)、型枠内コンクリートを2回に分けて打設すれば下のほうは固まっているので大惨事にはならない」

「床デッキPLにしても、大スパンのものは当時としては新技術に近かった。支保工を計算上入れなくても良いのに、慎重な大工さんは信用せずサポートをかけていた。」

「同様に、危なそうな型枠に関しては、計算でなく、経験で支保工追加したり、角をチェーンで固定していた」

って事もあると思います。

で、ましてや最近は「型枠崩壊」の現場なんて、「大騒ぎ」

あの「悲惨さ」、というか「情けなさ」

仕事が振り出しに戻るわけですから、型枠担当者だけでなく、生コン担当者も、チェックは大事でした。

残念な事に、オイラの告白した現場では、初期の頃は特にひどかった。えぇ、オイラが途中から担当者(笑)

ところがね、セパレーターの掛け忘れとか、まだ当時は多かったのでそれこそ1日中型枠大工と喧嘩しながら型枠チェック。打設前は懐中電灯もって、型枠内の荒さがし
したものです。

「計算」も大事ですが、イレギュラーな部分に関しては「経験で予備サポート」追加させたり、「角締め追加したり・・・」。

経験上の「保険」という安全策をとっていたのです。(構造計算は得意でないだけに余計慎重だったのですよ(笑))

言い方は良くないですが「事故から学ぶ安全」を体験しているのですが、近年、そんな事は出来ないのです。

ましてや何でも「計算」

「計算で安全性が確保されているから、不要なものは準備していないし、保険(予備の策)も後から出来ない」

良いのか悪いのか判りませんがね?

あーあ。こんな事話すと「ジジイ!」とか「心配性!」とか言われるのですが、懲りずに未だにやっているオイラなのです。

さて、そんな事言ってますが、①の話しは明日ナイショ話で。

ではでは。



現場監督の夢。現場所長?稼ぎ頭?それともランドマークに夢を乗せて?③

さて、続きなのですが。


「所長」さんのリスクを昨日語ったのですが。


結局、数々のリスクがある所長様。


特に「お金」に関しては「企業である限り、必ずついて周る事。」


どうしても「儲けなければならないのです」


がしかし、「倫理を語っていた所で、なかなかお金は出てこない」


現場所長、現場監督は、建築士であって、魔術師ではありません。


「儲ける為にはどうするか?」




①支出を抑える・・・現場監督として、技術屋として、基本中の基本です。


「工法を変える」「材料を変える」「新技術で安くしてみる」「効率を良くする」等々。


がしかし、限度があります。


大抵、上に上げた項目なんぞ、「見積提出時に織り込み済み」


現場のそれ以上の努力には限界があります。


結局「安易に下請けをいじめる」


安く契約したり、後から控除したり。


ある意味「下請けを裏切る」


こんな方法に走る所長さんも居ます。


でも、倫理に反しているでしょ?それは・・・。



②収入を増やす(追加をもらう)・・・ある意味テクニック。でも「拒否が多い」


日本の世の中、「請負」という言葉からして良くない。


事業主からすれば、設計段階で話した事が設計図に盛り込まれなかったり、(設計落ち)イメージパースと違ったりすると、「思っていなかった」と言う事で変更を求められるわけですが、その追加予算について、「払わない人もいる」のが現実。


「変更、追加」とコチラが言ってみたところで、「事前に設計者と打合せしたはずだ」とごねてきたりして、でも、工期が迫っているので、仕方なく、なし崩しで工事を進め、結果お金がもらえないことも最近良くみられる話し。


「請け負う事」の意味を違えている事業主様にはどうにもならず・・・。


契約図書が意味が無い訳で。


でも、それって倫理に反しているでしょ?



又、「設計事務所」が入っている場合、「施主側の立場に回って難癖を付け、ちゃんとした追加交渉でも握りつぶしたりする奴がいる」


事業主様は、設計事務所と、ゼネコンと別発注ですから。


であるが故に、事業主様からすれば「安く出来たほうが良い」という考え。


「追加をなくす監理者(設計事務所)の方が事業主から喜ばれる」訳です。


その目的は「施主に気に入られて、次期工事を入手する事」でしょう?


「監理者」の名の元に、大手の設計事務所さんでも、こんな人がいるから困る。


「自己利益の為、自分の未来の為に、ゼネコンはいじめられる訳」ですよ。


でも、倫理に反しているでしょ?それは・・・。



又、「監理者」との交渉がダメであれば、お客様(事業主)と直接交渉しかないのですが、もうある意味「裏技」に近い。


「理論詰め」で説得できれば良いのですが、ダメであれば「仲良くなる」しかない。


「過剰接待」が必要と考える人もいる。


大袈裟に書きますが、「追加さえ貰えれば、自分も保身され、会社の利益向上につながるから、その交渉に100万円使っても1000万円もらえば良しとする」考え方。


又、会社的には「何もいわない、指示しない」


責任は「現場所長にあり」故の行動。


でも、倫理に反しているでしょ?それは・・・。




皆、自分が可愛いのです。



でもね、そこまで色々悩むことがあっても、何故辞めないのか?


それとも、辞められないのか?




ただの「プライド?」


今までの「実績、経験を捨てられないのか?」


今、オイラを動かしているのは何なのか?




「物を作り出す事に意義を感じているからかも知れない」


「でも、そう、思い込んでいるだけなのかもしれない」と、時々不安になるのです。



でも、「建物を作り出す事こそ、オイラのやりたい事であり、それに喜びを感じている」今。


オイラも、マダマダ下積みの時代と思って頑張るしかない。


前向きに考えよう。



振り返っていても始まらない。


そして、いつの日か「すばらしい建物」を造るチャンスが来るように。

現場監督の夢。現場所長?稼ぎ頭?それともランドマークに夢を乗せて?②

ピンです。


さて、昨日のつづき。


「現場所長になる」


これはどちらかというと、現場を知っている人は必ず思うこと。知っていなくても、土木建設業現場監督、入社後に必ず思うことだと思うのです。


「一つの現場について、品質、安全、工期、利益追求の最高責任者として職務を全うする」


その責任たるや「重大です」


ですが、我々現場監督としては「最高の名誉」だと思います。


特に会社として「看板工事」を任されたのであれば、すばらしい事です。


ですが、建設業不況の最中。


特に「利益追求」に関しては辛い状況です。


国土交通省から、「下請けに対する適切な契約のガイドライン」(でしたっけ?タイトル忘れましたが)が出されるくらい、ある意味利益追求には限界点が見えてきています。


かといって、利益が上がるようなエポックメイキングな新技術も頭打ち状態。


過当競争により、着工時点で何を間違ったのか「利益を上げるどころか、破綻している(赤字契約)」現場があるのも事実。


着工時に○○○億円単位の赤字見込みの現場もあるくらい。(弊社内小耳に挟んだ情報より)


そんな所長に任命された場合、どんなに頑張ったって取り返すのは到底「無理」


で、結果、会社からの評価は「赤字は赤字」


何も評価はされない。


それだけではありません。


「品質事故」例えば世間を賑わせるような「配筋間違い」とかそんなもの。


「労働災害・第三者災害」怪我をした、仏が出たとか、足場倒壊して通行人怪我させたとか。


「工期遅れ」引渡しが間に合わず、賠償問題とか。ぎりぎり突貫工事で間に合わせても利益に直接響く。


「アフタークレーム」品質が優れていても、パースと違うとか、何かしら難癖を付けて、補修をさせる、グレードアップを要求する、工事代金を払わない人等が増えてきている。


リスクが増大してきているのが現実問題。


「所長」という「地位と名誉」と引き換えに「リスクが多い」のです。


結果、弊社においても若干ではありますが「モチベーションが下がり、所長にならなくても良い」と考える人も出てくる始末。


それでもオイラを動かしているのは「一体ナンなのでしょうか?」


と続きを書きたいのですが時間が無いので残りを明日中に。

現場監督の夢。現場所長?稼ぎ頭?それともランドマークに夢を乗せて?①

ピンです。


次の現場も決まったのですが、ちょっと未来に想いを馳せて。


そんなお話を。


現場監督になる理由。


色々あると思うのですが、ゼネコンに入った人であれば志望動機の中に


「地図に残る仕事をしたい」(某大手ゼネコンのキャッチフレーズですが)という意味合いを持たれている方は多いと思います。


確かにネ。カッコいい夢です。


土木であれば「橋、トンネル」とか。


建築であれば「ランドマークになるようなもの」(Exp.第2東京タワーとか、大きな駅ビルとか、六●木ヒルズとかね)



ランドマークって例えばこんなものかのぅ・・・

        (写真はイメージです。うふふ(笑))



でも、設計するのは「設計事務所」


オイラ達、現場監督は「夢を実現する為の努力をする」


夢のベクトルは大体同じ方向に向いてます。


そんなオイラも「明らかに地図に残る仕事」に参加させてもらった事あります。


「誇りをもって、後世に自慢できる事」


すばらしい事です。


「一緒に仕事したチームとの絆」


そんな事も良い思い出となります。


ただし、仲良くできればの話しですがね。


そして、その現場の「主人公」となりたいのであれば、相当の努力が必要。


任せられるためにも、日々努力なのです。


会社としても「看板工事」ですからね。


ただし、現在は建設業不況の真っ只中。


ぶっちゃけ「ランドマーク的な工事で、工期とか、お金が上手く行った現場というのは聞かなくなったのぅ・・・」


同僚の中にも若干、そういった現場を嫌がる奴もいる・・・。


まぁ、若いうちであれば「歯車の一つとなり、自分のフィールド内で忠実に職務をおこなう」事が重要ですし、その現場に配属されたならば大重責を担うことも無いので、夢はあるのかと思うのですが。


そんな訳で、未来を悲観的に考える人も居るのが現実。


悩みは続くのです。


って書いてるうちに時間が無いので明日につづく。

いゃん!そんなの入れちゃ・・・。




連日の暑さと忙しさでアフォになったピンですorz。


さて、オイラの現場、竣工に近くなり、仮設機材等も現場から無くなりつつあります。


要は「仮設機材を置いておくスペースが無くなるのです」


足場材、電動工具等、現場からなくなるのですが、残工事で急遽必要になる事もあります。


「置いておくか、引き上げるべきか?」


コレ、結構悩みます。


仮設機材のリース代というのは「日々の損料」と、「運搬代」


脚立なんぞリース代は安いのですが、1台運ぶ運搬費の方が「遥かに高い」


結局まとめて引き上げて、再度その資機材が必要な場合「泣く泣く馬鹿高い運搬費を払って再搬入」なわけです。


見極め難しく、毎回辛いのぅ・・・。


そんな訳で、時として「職人さんの自前の工具を借りたり、転用したり」と言う事もしばしば。


ある意味「現場的には助かりますが、法規的に合致していない商品、工具」とか「本来の役割と違うもの」が竣工間際に横行する事が・・・。(あ、大袈裟に書いてますがタレこまないでくださいね。)


実例は挙げにくいのですが、例えばありがちなのは


①足場が無いのではしごを番線で組み立てて足場にする。ヽ((◎д◎ ))ゝ


とか


②はしごとウィンチを組み合わせて揚重設備を作る。ヽ((◎д◎ ))ゝ


とか、


③照明器具が無いので電球に直接リード線を巻きつけて、コンセントに直接電線差し込む。ヽ((◎д◎ ))ゝ


とか、いずれも危ないのでハケーン次第、すぐ


没収&撤収!なのですが。





えぇ、油断してるととんでもない事やる奴。未だに居るのよね。


で、今回のNo1アフォはといいますと(昨日のことです。ガッチリヤキ入れましたが)




「コンプレッサー代わりにプロパンボンベのガス圧を利用した奴」




それ、爆発したら危ないから!死ぬ気の炎モドキ




そいつ、釘打機に使ってたんですけどね。良い子は絶対にマネしないでね。(接続方法は?ってアブねーから公開できないっスよね。でも、ホースとジョイントで組み合わせを考えるのは衛生設備系作業員とかは得意ですよね・・・仕事ですもの・・・。圧力のある気体で動作するものはすべて応用できますよね。でもねぇ・・・(滝汗))




ちなみにがっちり説教の後のその職人の言葉。








「あ、でも、現場のチャリ(自転車)のタイヤにガス(プロパンガス)入れてたの俺っスよ~(・ω・)/」



って、いつの間にか超危険な自転車になっとるwww



ってか、俺、知らないうちに自爆テロリスト仲間入りwww



(現場では作業着のホコリ取りにコンプレッサーを置いてあります。ゴルフ場にあるような奴です。普段はそれで自転車の空気を入れるのですがね。もう、そんな設備は竣工間際にはないので、本人、気を利かせたらしいのですが。)


奴は全然懲りてないようです。


もっとも現場にはすでにコンプレッサーがないので、暫く「プロパンガス注入タイヤの自転車」で移動しようと思います(危ないね。やめときますか?)


空気入れを今更買うのもナンなのですが・・・。ね。


でも、本当に職人さん、いろんな事考えるのね。


あとで妙に感心したりして(笑)