<生コン落下>8トンが歩道に…男性1人重傷 東京・芝浦 | 現場監督裏日記 3.0 

<生コン落下>8トンが歩道に…男性1人重傷 東京・芝浦

<生コン落下>8トンが歩道に…男性1人重傷 東京・芝浦


 1日午後2時10分ごろ、東京都港区芝浦3に建設中の芝浦工業大学の芝浦新大学棟(8階建て)で、高さ約32メートル地点にある外壁のコンクリート板が1枚外れて、内部の生コンクリート約3.5立方メートル(約8トン)が隣接する道路の歩道部分に落下し、歩いていた会社員の男性(39)の右腕付近を直撃した。男性は病院に運ばれたが、右腕や肋骨(ろっこつ)を折る重傷。警視庁三田署は業務上過失傷害容疑で調べている。

 三田署や大学などによると、当時現場では作業員約130人が柱と外壁の間に生コンを流し込む作業をしていた。何らかの原因でコンクリート板(縦約4.2メートル、横約1.2メートル)が1枚外れ、生コンが外に漏れ落ちたという。

 現場はJR田町駅の南約300メートルのオフィス街。近くで不動産業を営む女性(60)は「バシャーンと湿った物体が路面ではじける音がして事務所の外を見ると、コンクリートを浴びた人が倒れて動かなくなっていた」と話した。

 大学によると、大学棟は今年12月に完成予定で、来年4月に開講するデザイン工学部が入る。【古関俊樹】

さてと、このニュース、殆ど抹消されているのではないかと思い、転記したピンです。

問題が2点程あるわけですが、

①どうして報道が消されるのか?

②事故の原因は?

そんなお話を。

①の「何故報道が消されるのか?」

えーっと、例えば「芝浦工業大学 生コン」で検索すると、今回のニュースは「4件ほど引っかかる」はずですが、実際に出てくるのは1件 (8月4日現在で)

その理由は・・・。

言えないのぅ・・・。

後ほど、推測込みでメンバー制で。(って引っ張るのぅ・・・。)

さて、肝心の②について。

ニュース報道で書いてあることを推測するのは難しいですが、まぁ、一般論で言えば「型枠パンク」

でもね、コレには最近言いたいことがあるのですが。

「生コン打設時の型枠崩壊、支保工倒壊の恐怖を忘れてませんか?」

って事。

近年、非常に型枠崩壊、支保工倒壊に関しては労働基準監督署もうるさく指導しています。

そして、高性能な支保工システム等の開発も進んでおり、型枠崩壊の危険性は薄くなっている。(⇒型枠への信頼増大)

その逆で、生コンクリートの流動性(厳密にはワーカビリティを言いたいのですが)っていうものも「向上しています」し、「ある一定時間で急速に固化するよう」出来ている(逆に言えばある時間までは柔らかさを保持する)。(⇒型枠への負担増大)

コンクリートポンプ車の能力も向上し、打設スピードも上がっている。(⇒型枠への負担増大)

生コンクリート。所詮は「水のように型枠に入れれば圧力が上がり、型枠に荷重が掛かる物」

危ないものなのです。

ぶっちゃけ(言っていいのかな?)昔はね(といっても1●年前)

「現場で型枠崩壊、支保工倒壊の危機は良くあった事」
(100×100m、地下3階、高さ14階程度、SRC造建物ですと、生コンは13万m3程度、打設回数300回程度/二年半として、型枠パンクは32回、支保工倒壊寸前2回、床デッキ落下寸前4回程度というオイラ体験談よりって告白したりして)

もちろん「怪我人」が出る騒ぎは1回も無いですけど。

ただねぇ、この当時は

「ポンプ車がフルパワーで打設しても30m3/1時間が最大なので、どんどん生コンは固まっていきました(⇒現状45m3/1時間ぐらい頑張れば出来るので、柔らかいものをいっぺんに型枠に入れることが出来る。)」

「生コンもすぐ固まるので(今ほど流動性は保持しない)、型枠内コンクリートを2回に分けて打設すれば下のほうは固まっているので大惨事にはならない」

「床デッキPLにしても、大スパンのものは当時としては新技術に近かった。支保工を計算上入れなくても良いのに、慎重な大工さんは信用せずサポートをかけていた。」

「同様に、危なそうな型枠に関しては、計算でなく、経験で支保工追加したり、角をチェーンで固定していた」

って事もあると思います。

で、ましてや最近は「型枠崩壊」の現場なんて、「大騒ぎ」

あの「悲惨さ」、というか「情けなさ」

仕事が振り出しに戻るわけですから、型枠担当者だけでなく、生コン担当者も、チェックは大事でした。

残念な事に、オイラの告白した現場では、初期の頃は特にひどかった。えぇ、オイラが途中から担当者(笑)

ところがね、セパレーターの掛け忘れとか、まだ当時は多かったのでそれこそ1日中型枠大工と喧嘩しながら型枠チェック。打設前は懐中電灯もって、型枠内の荒さがし
したものです。

「計算」も大事ですが、イレギュラーな部分に関しては「経験で予備サポート」追加させたり、「角締め追加したり・・・」。

経験上の「保険」という安全策をとっていたのです。(構造計算は得意でないだけに余計慎重だったのですよ(笑))

言い方は良くないですが「事故から学ぶ安全」を体験しているのですが、近年、そんな事は出来ないのです。

ましてや何でも「計算」

「計算で安全性が確保されているから、不要なものは準備していないし、保険(予備の策)も後から出来ない」

良いのか悪いのか判りませんがね?

あーあ。こんな事話すと「ジジイ!」とか「心配性!」とか言われるのですが、懲りずに未だにやっているオイラなのです。

さて、そんな事言ってますが、①の話しは明日ナイショ話で。

ではでは。