老後の試算54-年金事情 | ヒロMのシニアライフ

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(genからヒロMに改名しましたのでよろしくお願いします)

先ずはアメリカ株の情報から
今日1月30日(火)が終わった時点で、

Dow Jones, +0.35%, 38,467.31 (+133.86)
S&P 500, -0.06%, 4,924.97 (-2.96)
NASDAQ, -0.76%, 15,509.90 (-118.15)

年金生活者の皆さんは自分が今どれ位の年金をもらってるかは分かっているだろう。

今はまだその年齢に達してない人も送られて来る「年金定期便」を見れば将来の給付額もある程度わかるだろう。

特に50歳以上になるとそこに老齢年金の見込額と言う物が表示されるので、受給時になった時の自分の受け取る年金額がわかる。 

それを見てどう思うかだ。少ないと思うか多いと思うか。まず多いと思う人はいないだろう。こんなにも少ないのかと思うのが普通だろう

しかもそこに出ている金額がそのまま貰えるわけではない。そこから各種の税金が引かれる。そして手元に入って来る年金は更に少なくなっている。

アメリカには「年金手帳」も「年金定期便」と言う物もない。ただソーシアル・セキュリティ・オフィースのウエブサイトに入るとそこで年金の推測額を見る事が出来る。

既に貰っている者は銀行に振り込まれる金額で確認すればいい。それもソーシアル・セキュリティ・オフィースのウエブサイトで確認出来る。

そしてそこでどんな税金がどれだけ引かれているかも確認出来る。こちらは至って簡単だ。

こちらで引かれる税金は基本的に四つある。
Part A (Hospital Insurance)
Part B (Medical Insurance)
Part C (Medicare Advantage)
Part D (Medicare Prescription Drug Coverage)
この四つだ。

個々の説明については私は専門家ではないので省かせてもらう。要はこちらでも引かれるものはあると言う事だ。

私は去年まではPart AとPart Bを引かれていたが今年からはPart B の(Medical Insurance)だけになっている。それ以外は全て0だ。

多分Optionの第二健康保険の内容を変えたからだろう。別途に個別の保険会社に保険金を払わなければならないのはいつもの事だ。これが結構高い。

ともかくこう言う形でこちらの年金は中身がわかる。

ただこちらでも年金はそんなに高くはない。去年から今年に掛けてインフレに応じた調整(COLA)が3.2%入った。

それによると独身者で今年の年金の平均は1,907ドルらしい。これは為替を140円としたら26万6,980円になる。そして夫婦の場合は3,033ドル、42万4,620円になる様だ。(当然ここから税金を引かれる)

日本よりはかなり高いだろう。しかしそれでも近年の物価高を考えればこれで生活して行くのは厳しいだろう。その点は日本と同じだ。

因みに日本の最近の年金の平均受給額は2022年厚生労働省の資料によると2021年の
国民年金の平均受給額(65歳)は月額5万1,514円、年額61万8,168円になるそうだ。
満額を収めた場合は2023年度で月額で6万6,250円になるらしいがこれを貰える人はかなり少ないだろう。
厚生年金の平均受給額(65歳)は月額14万5,665円、年額174万7,980円になるそうだ。(これには国民年金も含まれている)
日本の場合は専業主婦の奥さんの国民年金の5万1,514円を加算して19万7,179円と言うのが夫婦の平均年金受給額と言う所だろう。

アメリカには国民年金に相当する物はないので厚生年金で比べてみると
単身独身者の場合、26万6,980円(アメリカ)と14万5,665円(日本)と言う倍近い開きがある。
夫婦で見ると42万4,620円対19万7,179円と言う所だ。

しかし物価の基準を考えてみたらそんなに変わらないだろう。どっちにしても楽ではないと言う事だ。

そしてこれはあくまで平均であって、現実的な一般庶民はこれよりも少ない額で生活している人の方が多いだろう。

ここから諸経費を引けばアメリカも日本も年金だけで生活するのはかなり厳しいと言う事になる。

特に国民年金だけで生活する人は尚更だろう。(だから定年までに貯蓄がいる)

今回はこんな写真にしてみた。
(Social Security Office より)

ではまた。
ごきげんよう。