ひさびさにT先輩と山小宴会を計画

 阪急電車で一番長い名前の宝塚線雲雀丘花屋敷(ひばりがおかはなやしき)駅をスタートし 釣鐘山~石切山を縦走し きずきの森に降りてみはらし広場近辺で日陰を見つけてランチ宴会し のせでん滝山駅から帰るという計画

 

 雲雀丘花屋敷駅下セブンで買い出し 線路際を川西能勢口方面に歩く

 川西能勢口から雲雀丘花屋敷駅に向かう列車

 

 奇跡の3連(左は旧型車両? 真ん中は「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」

 一番左が到着寸前 SDGs号が出発寸前なので 奇跡のワンチャン

 

 雲雀丘花屋敷駅から川西能勢口駅に向かうSDGs号

 

 川西能勢口から雲雀丘花屋敷駅に向かう列車

 

 3連の一番右が川西能勢口に向かう

 

 フヨウ

 

 線路沿いを離れると 石切山(左)と釣鐘山(右)が射程に

 

 アプローチの舗装路も斜度を増す

 

 近づかない釣鐘山

 

 前方に見えてきた階段を登れば登山口

 

 登山口で遅すぎた給水

 

 ちょうどyahooブログをはじめた50才ごろから体質が激変

 猛烈な汗っかきになった それが夏の低山に弱くなった所以

 この登山口ですでにペット1本を飲み終えるくらいがよかったのだが 2本目と3本目以降は保冷バッグの氷にしているので 飲用に使用すると保冷力が低下し ビールの旨さが半減してしまうことが明確だったので ここまで1本目にも口をつけず そこから先もちびちびと飲むことにしたのだが その考えが悲劇の引き金となってしまった

 

 

 南から釣鐘山へは並行して3本のコースがある

 真ん中はのせでんハイキングで下った階段道 その東にも階段道らしきコースがある

 今回選んだのは西側の登山道 地図でもジグザグせずに1本線の直登ルートだ

 

 ヒメアカネ?

 

 階段は一切なく 道幅は狭く 最低限草木を刈っただけのワイルドなルートだが 長袖の必要を感じるような藪はなく クモの巣もなく 日常的に利用されているようだ

 

 振り返ると早くも大阪平野が見えてくる

 

 10才上のT先輩は 自分と真逆で汗をかかないので ほとんど給水もしないのに長袖長ズボンで余裕綽綽でうらやましい

 

 自分は 前夜もスコッチの水割りを飲みながら柔道のメダルを見届けたので それが早い脱水と不調の引き金になったのだろう

 

 癒してくれた一輪咲きのキキョウ

 ビールを背負ったまま 30センチを見上げる体制で何度も息を止めて撮り終えたとき 体調が普通でないことに気づきはじめた

 

 左右のルートが真ん中の階段道に合流する

 

 藤の実

 

 

 スイレン

 

 

 

 

 釣鐘山頂上

 

 

 釣鐘山から石切山を眺める

 

 20m下った最低鞍部

 ここから100m登る 普段なら何ということはない

 

 

 

 だが登り返しに入ると 尋常でないことが起こった

 買ったばかりで まだ被り慣れていないキャップのつばからとめどなく汗がしたたり落ちるのだ

 その汗が前抱きにしたカメラバッグに滴るのが嫌で 汗が飽和状態になったキャップを何度も振って汗を飛ばした

 キャップのつばから流れ落ちるということは 頭が汗をかいているということ

 ひっきりなしに流れるということは ひっきりなしに汗をかいているということ

 その流れをペットボトルで受ければ 5分を待たずに満水になるのではないかと思えるほどだった

 キャップの中がサウナになっているのか キャップは被らない方がいいのか

 汗っかきながらはじめての経験に 考えがまとまらず 認知力の低下さえ感じたが たった100m とにかく頂上までがんばろう

 10歩ごとにタオルで顔を拭き 帽子を振った とにかく歩いた

 

 

 

 

 石切山頂上直下の展望所にて

 

 そして石切山頂上でもう登りはない あとは下るだけとザックを下ろし 冷蔵庫から2本の凍ったペットボトルを取り出し 溶けた冷水を空になったペットボトルに移し替える

 

 

 そのとき 自分がサングラスをしていないことに気づく

 一体いつから? ザックの周りを捜索するが見つからない

 脱水の疲れとサングラス紛失のショックでしばらく動けなかった

 

 大学4年のとき ゴールデンウイークの劔八ツ峰縦走の際に サングラスを忘れたため重度の雪目となり 治癒後も紫外線に弱くなったため サングラスを欠かせない

 自分は近眼と乱視がきついが サイドからの紫外線を防げる局面レンズのスポーツサングラスは度を入れることができなかったのであきらめていたが この春に30年使っているサングラスの鼻当てを交換したときに 技術革新が進みスポーツサングラスにも軽い度を入れることが可能になったことを知り新調したところだった

 軽めとはいえ近視と乱視を入れるため結構高額となったが 退職のご褒美として小槍の先から飛び降りたのだった

 

げ「先輩 今日は宴会の予定をキャンセルして サングラスを探しながら往路を戻りたい」

T「もちろんや いっしょに探そう」

 

 釣鐘山まで戻るが見つからない

 

 登山口まで戻ってきたが見つからない

 

T「警察に届けようか」

 地図にある「X」マークは 陽炎が揺らめく長い舗装路の登りの先にある

 心が折れた脱水状態の自分に これを登りきる底力は残っていなかった

 

 相談の結果 調達した飲食は 箕面で消化することにした

 

 死ぬほど旨かったレッドアイ

 

 ちなみに普段使いの近眼鏡も色はないが紫外線をカットできるレンズを入れている(これも高かった)

 

 生ハムと 水分補給になるスティックサラダ

 

 この日体はビールよりも「水」に近いものを求めたので 雲雀丘で買い足した妹が絶賛していた焼酎ハイボール

 炭酸より水割りがいいのに なかなか水割りは世に出ない

 

 先輩 今日はすみませんでした

 

 

 

 カニカママヨ和えと イカ(七味マヨ付き)

 

 

 普段は飲まない氷結だが 無糖を飲んでみるとそこそこ旨かった

 

 

 

 げ「先輩 純米吟醸と大吟醸 お好きな方をどうぞ」

 T「ほな純米を」

 

 

 

 

 

 

 

 ナミアゲハ

 

げ「サングラス あきらめきれないので もう一度探しに行きます」

T「17日なら いっしょにいくで」

 

 風呂飲みは 一部のコンビニでしか買えない「白角水割」を。。。

 

 

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雲雀ケ丘花屋敷駅前セブン買い出し 9:25

9:53 登山口 9:58

10:12 階段道合流 10:16

10:25 ▲釣鐘山 10:32

11:04 展望所 11:06

11:07 ▲石切山 11:21

11:48 ▲釣鐘山 11:50

12:05 登山口

12:45 雲雀丘花屋敷駅(セブンで買い足し)

13:24 箕面駅

13:43 箕面滝道宴会 14:46

15:05 箕面駅

 

メンバー: 主演:T先輩 撮影:げん

ザック: 14.5kg(カメラバッグ含む)買出し後想定

天候: 晴れ

万歩計: 17,403歩(24H)

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■石切山・釣鐘山メモリー