今日、私は、緊張しています。

ちょっとしたことなのですが、40人弱の人の前で、5、6分なんですが、話をしなければいけなくて、緊張しまくりです。

ああ、嫌だな・・・。

何回も、紙に書いたことを、練習しているのですが、同じところで閊えてしまう。もう、情けない、紙を見て話すわけにはいかないので、トホホです。

アッちゃんが、おじさんに

『二人の国王の仲間の居場所は、おじさん、分かるんだよね』って、聞くと

『ああ、それは、分かる。あの二人は、自分たちの仕事をしている部屋から、ほとんど出てこないから、食事も部屋の中でしている。ただ、国王の居場所なんだけれど、よく動き回っているんだ城の中を』って、おじさん

『元ちゃん、どこから始める』って、リッちゃん

『うん、仲間を呼ばれると不味いから、北の国にと連絡を取っている部屋から、次に地下の部屋に、国王は、最後にしようと思うんだけれど。それとおじさん、心を奪われた、この国の人たちは、みんな地下にいるかな。国王と一緒にいる人も居るの、その国王の言いなりになってって言うか』って、僕が言いずらそうに言うと、おじさんが

『国王の家来になっている、元、私の部下もいます。私も、少し前までは、国王に家来になっていたのですから。国王と行動を、共にしているというか、国王を護衛しているんです。私も、最初、国王を一緒にいました。ただし、私の場合は、護衛していたのではなく、この国の長をしていたことで、私が国王と一緒にいるということで、国民は、国王のいうことを信じるので、都合が良かったので、私を側においていたのです。でも、100パーセントに近いくらいに、国民の心を奪った国王にとって、私は必要なくなったので、始末しようとしたのです。丁度、その頃だったんです、父猫が母猫を、ここから脱走させようとしていた。私は、この二匹の猫の係りでもあったから、母猫が脱走したことは、私の責任になるってことで、私も必死だった。多分、その頃から、私の心に何か変化があったんだと思う。その何か失敗したら、自分の命が危険になるって、感じ始めていた。それは、今も地下で作業をしている国民や、国王を護衛している国民には、ないと思う』って、おじさん

死を恐れていないって、結構厄介なことだなって、僕は思った。

『それで、国王には、いつも何人くらいの護衛の人が付いているの。何か武器みたいなものを、持っているなかな』って、ストーンさんが

『護衛は、そのときによって人数が違っていたような気が、とにかく護衛とか、北の国の二人の部屋に出入りが出来るのは、この国の議会で働いていた国民です。そう、初めに警察官はいないのかって、聞かれたんですが、この国では、みんなが助け合って暮らしていて、争いごとがなかったのと、よその国との国交がなかったので、そういったものが、必要じゃなかったのでないと言ったら、彼らが護衛の役に。そうなってから、みんな目が変わってしまった。多分、私の目も、変わっていたと思う。武器は、みんな銃を持たされている、私も持っていたし、私は、以前、この国の仕事を、一緒にしていた仲間に撃たれた』って、おじさん

 

        つづく


みんなが一声に

『北の方から』って言うと、

『そうです、国王は、北の方から来たんです。最初は、三人出来たんです。そして、いつの間にか、仲間が増えてというか、この国の国民が国王のいいなりに、そう、手足になり始めました。私は、そんなことになるとは思いもせずに、いろいろな条約を結んだんです。それは、決して、国王の国にだけ、有利というものではなく、公平なものでした、いや、公平だった。だから、私は、この国の利益になって、国民が豊かになると思って、それらの書類にサインした。ところが、そのサインしていくうちに、私は、自分が自分でなくなってきた、ああ、なんて説明するといいのか。結果として、国民や他の生き物を、苦しめることになってしまった』って、おじさんが、頭を抱えながら、ここまで言うと、

『でも、今は、正気に戻っている。そして、私を助けてくれた』って、父猫さん

『しかし、、父猫が母猫を逃げ出したときは、まだ、私の心は、国王に支配されていた。だから、母猫のお腹の中に子供がいても、平気で投げつけることが出来た。今思うと、恐ろしさで身が縮む思いがする。本当に、母猫が無事に子猫を、産むことができて良かった』って、おじさん

どうして、正気に戻ったのかも気になったんだけれど、それより先に、国王と一緒に来た残りの二人が、どうしているのかが気になったので、それを聞くと

『一人は、いつも、何か機械を使って、北の国と連絡を取っている。この国には、そんなものは無いので、初めからいろいろな機械を持ってきていた。そして、もう一人は、地下の採掘場で、私の大事な国民を監視している。監視しているといっても、心を奪われてしまった人間の監視は、それは簡単なものだよ。何の反抗をするわけでもないし、何も考えずにただ言われて通りに、働いているのだから、強いて言えば、時々、死を覚悟してしなければいけないことがある。でも、これも、心がないから、怖さも何もなく、みんな死んで逝った。私にも、その順番が近づいてきた時、心の中に微かな光がさした。その光は、私に目を覚ますようにと言ったような気がする。そして、それから少しして、父猫と母猫の脱走事件が』って、おじさん

『じゃ、完全な国王の部下って言うか、仲間は二人っていうことですね』って、隊長さんが聞くと、

『ええ、私の知るかぎりでは。ただ、私の記憶が、正しいかどうかの確信は、何しろ、どこまでが正気の自分だったのかが、自分でも分からないので』って、おじさん


           つづく