IDEAlismo 2012
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コインの話





すごく大切な話を思い出した





コインにまつわる話





ハイファを訪れたときの話だ





なだらかな丘から地中海の海岸線へと広がる美しい港町ハイファ





丘の中腹辺りには真っ白の大きな廟と庭園があり町のどこにいても目についた





バハーイ教の聖地でもあるその廟と庭園を中心に





そこから大通りが海辺まで伸びていた





丘の上には美術館があり海岸線に広がる町を一望できた





海から遠くない雰囲気の良いペンションに泊まることにした





予約をしてなかったので安い部屋が満員だった





貧乏旅行でお金もない





カウンターの娘にどうしても安い部屋がいいのだというと





特別な部屋があると案内されたのが





廊下の奥に非常扉の前のカーテンで区切られただけのスペースで





ベッドだけが置いてあった





娘がここでもいいかと聞くのでぼくはここでいいと答えた





家族経営のペンションで





母親と娘が交代でカウンターに立っていた





キッチンは宿泊客の好きなように使ってよかった





夜には宿泊客たちがキッチンの前のテラスに出て





一杯やりながらおしゃべりを楽しんでいた





本格的な夏が訪れる前ではあったものの夜でも暑く





ときどき海から吹いてくる風が心地よかった





ぼくはここでも日記をつけていた





蚊が飛んでいたので日本から持ってきた蚊取り線香をつけると





みんな喜んでくれた





次の日の朝早くに





ベッドで寝ているぼくの横の非常扉が突然開いた





驚いて目を覚ますと大きな犬が





寝ているぼくの上を通り過ぎていった





犬の後を大きな男が通っていった





何事かと思い、起きて様子を見ていたが





何もなかったのでそのまま寝てしまった





朝食のとき奥さんがぼくのところに誤り来た





ぼくがあそこで寝ていると主人に伝えるのを忘れていたらしい





いつもご主人は朝の散歩帰りは犬と非常扉から入ってくるのだって





ぼくは大きな犬には驚いたが特に気にしていないといった





だから残りの日もその非常扉の一角に泊まった





出発の日リュックを背負ってカウンターの前を通り過ぎると





奥さんが宿泊代がまだ払ってないよという





そんなことはないはずだ





ぼくはいつだって泊まる前に払うようにしているのだ





ちょっと待って思い出すからといってその場で必死で考えた





うーん、困った…





確かに奥さんに払ったはずなんだけどな





奥さんは疑いの目でぼくを見ている





だってほら支払いの記録に載ってないじゃないという





でもこんな良いところで





支払った支払っていないで雰囲気をぶち壊したくはなかった





仕方なく支払うしかないかと思ったとき





そうだ、昨日コインの話をしたんだ





宿泊代を払ったそのお釣りでどのコインをいつ使うのか





聞いたのを思い出した





「思い出してよ」





「何を?」





「ほら、コインの話したでしょ」





奥さんは目を丸くしてぼくの顔を見た





どうやら思い出してくれたようだ





照れ笑いしながら奥さんはぼくを見送ってくれたのだった













IDEAlismo 2012















ただなんとなく









ただなんとなく








なにかを感じて








その道をまがる








説明できないなにかが








ぼくたちにそうさせるのだ








こころの声に耳を傾けると








新しい世界へと導いてくれる








この世界のすべてが言葉で








説明できるわけじゃないんだ








ただなんとなくなんだよ








物語のはじまりは








いつだってそうだったのかもしれないよね












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炎上








          “混乱から簡潔を






          不調和から調和を見つける






          困難のさなかに好機がある”






               ――――アルバート・アインシュタイン










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見えないものを見る力






その場所で







目を閉じて







心を澄ませば聞こえてくるのだ







誰もいない







何もない







目には見えないのに







はっきりと見えてくる







そこにいるだけで聞こえてくる







心を打つ旋律が







壮大なシンフォニーが







そこに残されたわずかな息遣いが







時空を超えて心に響いてくるのだ












IDEAlismo 2012










こころ



それを




美しいと思える




あなたの心が




美しい






それが




素晴らしいと思える




あなたの心が




素晴らしい






目の前に




広がっている世界を




愛せるかどうかは




すべて心しだいなのだ






この美しくて素晴らしい世界が




こんなにいとおしいのは




あなたがいるから









なんていわれたいよね





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キングと呼ばれた男




街角でもらったチラシをたよりに





路地裏に入っていくと怪しいTシャツ屋があった





店に入ろうとすると後ろから声を掛けられた





「すいませーん、日本人?めずらしいねー」





日本語で声を掛けられたのでびっくりして振り返ると






ドッレドヘアーを束ねた背の高い黒人が





ニヤついた顔で小さな椅子に座っていた





キングと出会ったのはエルサレム新市街の怪しい路地裏だった





キングは16年もアフリカの故郷を離れ旅をしてきたのだ





エルサレムでキングという名の男に出会ったことに





なにか特別な縁を感じずにはいられなかった





どうやって16年も旅してきたのか聞いたら





目の前でビートボックスを披露してくれた





その凄まじさに呆気にとられたのを覚えている





キングはおそらくビートボックスの世界チャンピオンなのだ





音楽をつくってそれで金を稼ぎながら旅するんだって





「いろんな国を廻ったぜ、もちろん日本にも行ったさ」






日本が好きで日本に住みたいらしかった





長く旅をしてきたキングが





ぼくの旅の話を珍しがって聞いてくれたことが嬉しかったな





そのキングから電話があったのだ





日本はいまどうなってるのか知りたがっていた





ぼくがいまはクリスマスで盛り上がってるよて答えると





イスラエルはユダヤ教の国だからクリスマスはないんだって





懐かしい声で笑ってた










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いま、この瞬間






ああ、いまこの瞬間





将来かならず振り返るであろう瞬間





いまがそのとき





そのときをいま生きているのだ











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Thinking About Unthinkable





考えられないことを考えてみよう










UFOを見たりオバケが出たり










隕石が落ちるっていうのは










誰しも考えたことがあるよね










何が起こるか想像つかないことていうのは










もっと身近にあったりする











今まで通ったことのない道で家に帰ってみたり










スーパーで買ったことのない野菜を買ってみたり










近所の行ったことのないお店で食事をしたり










職場で話したことのないひととおしゃべりしてみたりする











どうなるかわからない










きっと失敗するよ










でも










その道から見える夕陽がすごくきれいだったら?










野菜が信じられないくらいおいしかったら?










お店に大好きなメニューがあったら?











おもわぬ共通点が見つかり話が盛り上がったら?











考えただけでわくわくしてこない?










そんなときは















どうして今までやらなかったんだろうて考えてみる









IDEAlismo 2011








行きつけの喫茶店



行きつけの喫茶店ていいよね






マスターと顔見知りで







カウンター越しに「最近、どう?」なんて話しかけてくれる








そんなお店に憧れていた







東京に出てきたとき






知り合ったパティシエのひとが喫茶店を出したのでたまに行ってみる








コーヒーがとにかくうまい







コーヒー代と電車代が同じくらいかかるけど






行く価値はあるのだ






コーヒーを頼み






マスターがコーヒーを入れるのをじっと見ている






薄暗い照明






並べられたお洒落なカップ






ポットから漂う湯気






豆にお湯が注がれる音






のんびりしたBGM






そこで流れている時間が濃密で






ぼーっと座ってるだけで楽しい






サービスでケーキを出してくれたりして






ラフランスのパイをいただいた






洋酒につけたラフランスの甘みが






コーヒーの苦味と合って






ひと口ひと口がもったいないぐらいおいしかった






半年に一回ぐらいしか行ってないけど






これから何年も通いたいなて思っていたりする








ハレルヤ






神が喜ぶ秘密の和音があるという






でも君は音楽に興味がないんだね






4度から5度へ






短調から長調へ






悩める王がつくりしハレルヤ






ベストは尽くした






手も触れようとした






君に伝えたいのは真実だけだった






すべてが無駄に終わっても






ぼくは歌い続けるよ






歌の神の前に立ちハレルヤと












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