2024/02/12(月) 工芸品は使い道がなくても美しい | 雪解けの先に広がる足跡

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ADHDの夫とHSPの私。
2022年冬に北海道へ移住。
日々のできごとを綴っています。

今、仕事で少し工芸品について調べることが多いのだけど、私が小学生の頃、友達と近所の「佐藤工芸」という小さな工芸品屋さんにフラッと入ったことを思い出した。

工芸品って、木を削って、掘って、焼印して、といろいろな工程があるし、木を使っているということもあって、小さなものでも高い。

私はそれを知らずに、普通に雑貨屋感覚で入ったので、中に何も入らないような小さな何かのケースを買った。

牡牛座の刻印がしてあって、大きさがジッポライターくらいで、キーホルダーがついていた。

真ん中からパカッと開くようになっていたのだが、中に何を入れるのだろう。

 

それを買ったのが小学6年生の時だったのだけど、お小遣いも少ないのに、そんな謎のケースが1,000円もしたことに驚いた。

そこでやめるとも言えずに買ったけれど、秒で後悔したのを覚えている。

 

おじさんは、木は使えば使うほどツヤが出て味がでるよ、と教えてくれたけれど、「味が出る」の意味もわからなかったので本当に後悔しかしていなかった。

 

中学に入るとバスで塾に通うようになったので、その中にバスの回数券でも入れようかと思ったけれど、真ん中から開くタイプなので紙のチケットは取り出せなくなった。

小銭も2枚くらいしか入らないし、今思い返しても謎の木のケースだ。

 

 

「佐藤工芸」は当時私が住んでいた家の近く、釧路市の南大通という通りにあった。

当時の釧路市は、私が子どもで移動手段がなかったからかもしれないが、南大通と北大通が主流だった。

現在は駅側がかなり廃れてシャッター街になってしまっているが、当時は結構賑わっていたと思う。

 

南大通には小さな楽器屋さんもあり、中学の時には初めての管楽器をそこで買ってもらったものだ。

その店主は先日亡くなった。

佐藤工芸も、インターネットで調べてももう出てこないのでなくなっているのだろう。

こっちに引っ越してきてからはまだ向こう側に行っていないので、雪が溶けたら懐かしみに行こうかな。

 

 

地元の工芸品を買うのもなんだが、北海道にもいろいろな工芸品が売っている。

釧路の近くだと、阿寒のアイヌ民族の工芸品が可愛くておすすめ。

アイヌの柄って好きだ。

阿寒に行った際に購入したポーチもハンカチも愛用している。

 

 

さて、今日は、昨日までの腹痛も治まったので仕事集中モード。

お昼はトーストを焼いて、賞味期限切れの卵でスクランブルエッグを作り、豆苗をマヨネーズで食べた。

ジューシーな野菜が大好きだ。

 

 

 

夜、納期に追われて仕事をしていたら、急にスマホの設定を見てほしいと母に呼ばれる。

さすがに仕事が厳しかったので、LINEにて遠隔指導をした。

迷惑メールが大量に入ってくるようになったらしい。

母は無料のゲームを次々とインストールして遊ぶ人なので、そりゃあ迷惑メールのひとつやふたつ入ってくると思うし、メアドを変えたところで……と思うけれど、思うようにやってあげよう。

今度会った時にね。