6時を過ぎても、明るくて・・・ちょうど夕暮れ時・・・
げんも、日が長くなったことを喜んでいるみたい。
夕陽が射しこむ哲学の道・・・
子犬のころから、げんをかわいがって、ジャーキーをくださる喫茶店の奥さん。
きょうも お店は閉まってたのに、人の気配を感じてげんは扉の前でフンフン鼻ならし・・・
きょうもたくさんジャーキーをいただき・・・
ふと話の途中で、げんの年を尋ねられ・・・・よく聞くと・・・
奥さんのおうちのわんちゃんが19歳で5月1日に亡くなったって・・・・
全然知らなかった。
もう年で・・・おうちの中にしかいなかったから、そんなに会うこともなかったんだけど・・・・
その日、その子がわんわん鳴くもんだから・・・奥さんは抱っこして、外に出たりしてたそうです。
足が痛くなって、おうちの中で腰掛けたら・・・じっと奥さんのお顔を見つめて・・・・腕の中で息を引き取ったということです。
淡々と、でも少しさみしそうに話される様子に。。。。うるっとしてきてしまったけど、
「でも、わんちゃんは幸せだったでしょうねぇ。ほんとに腕の中で看とられて・・・・」としか言葉がでませんでした。
いままで4匹飼ってて、一番の長生きだったと・・・
体を清めて、ペット霊園に連れて行かれたそうです。
焼かれたお骨は、19歳なのにどこも悪いところがなく、きれいだったそうです。
奥さんのお店を後にして・・・・
いろいろ考えてしまった。 いつか来る日・・・・
腕の中で・・・というのは、つらいのか、それとも・・・・
空にはまだ飛行機雲が残っていました。
とても長く太く・・・・
夕暮れのせつない散歩・・・・
「あんたは元気でいなあかんで!あと10年は!」
と言ってもらったげん。ほんとに元気で年を重ねてほしいもんだと思いました。