不発弾探し
私が小学生の頃、学校近くの工事現場で 不発弾 が発見された。
パワーショベルが不発弾に触れ、白煙が出たらしいのだ。
その情報はすぐ学校にも伝えられ、全児童は体育館に緊急避難をさせられた。
1時間ほど体育館にいただろうか。結局その日の授業は中止となり、下校という措置がとられた。
カバンなどの荷物は教室に置いたまま、上履きを履いての帰宅となったのである。
無事家に帰り着き、給食の代わりに母親の作った冷やしそうめんを食べた。
土曜日でもないのに午前中で学校が終わり、家でお昼ご飯を食べている。
それがなんとも不思議だった。すごく特別のような気がした。
もし爆発して学校が吹き飛んだらどうなるだろう?
ずっと休みになるかも!
なんかワクワクした。
その日の夕方のニュースで、そうならなかったことを知った。
新聞の夕刊にも取り上げられた。
「不発弾の恐怖!近くには学校も!」 多分そのような見出しだったろう。
大人たちは、戦後半世紀以上経っても残る戦争の爪跡 としてとらえた。
しかし、子供はそうは思わない。私もそう思わなかった。
「不発弾が見つかると学校が休みになる!」 そうとらえたのである。
いつの時代も子供はあほだ。そして不謹慎だ。
案の定、翌日の学校はその話題で持ちきりだった。
不発弾発見現場に近いGクンの家が、TVニュースで映っていた。
たったそれだけでGクンはヒーローになった。
TVにちょこっと家が映ったぐらいでヒーローである。私は考えた。
不発弾を見つければ、もっとヒーロ-になれる。
あほだ。しかし、あほなりに本気だった。
授業中、どうするか考えた。あほな頭で考えた。
そして作戦が出来上がった。
隊員は3名。私、近所の同じクラスのTちゃん、その弟のY。一人だと怖いからそう決めた。
場所は 近所にある公園内の古い井戸の周辺。理由は 昔からあるから。
昔からある ということは、きっと不発弾もそこにあるはずだからだ。
持ちものは スコップ 手袋 水筒 お菓子 そして不発弾を入れるビニール袋。
学校の帰り、Tちゃんに持ちかけた。快く快諾してくれた。弟のYも連れてくるそうだ。
どうやらその当時の子供は、みんなあほだったらしい。
家に着き、装備を整え公園へと急ぐ。TちゃんとYはもう到着していた。
さぁ、不発弾を掘るぞ!
持ってきた装備を取り出し、井戸の周りを掘り始めた。
しかし、石ころが多くなかなか掘ることが出来ない。悪戦苦闘しながら掘った。
周りは草ぼうぼう。やぶ蚊も多い。
「あ、そうだ!」
Y隊員が思い出したように声を上げた。装備が入っている袋をガサガサして、何かを探している。
「じゃんじゃじゃ~ん」
取り出したのは、アルミの包みだ。蚊取りマット と書いてある。それを1枚ずつ隊員に手渡した。
「蚊取り線香もってこようと思ったけど、火はつけちゃいけないからこれもってきたんだ。」
隊員たちは、片手に蚊取りマット、片手にスコップを持ち不発弾を掘った。
子供の頃とはいえ、自分のあほさ加減に恥ずかしくなったので、第1部 おわり。
第二部は・・・あるのか・・・?
パワーショベルが不発弾に触れ、白煙が出たらしいのだ。
その情報はすぐ学校にも伝えられ、全児童は体育館に緊急避難をさせられた。
1時間ほど体育館にいただろうか。結局その日の授業は中止となり、下校という措置がとられた。
カバンなどの荷物は教室に置いたまま、上履きを履いての帰宅となったのである。
無事家に帰り着き、給食の代わりに母親の作った冷やしそうめんを食べた。
土曜日でもないのに午前中で学校が終わり、家でお昼ご飯を食べている。
それがなんとも不思議だった。すごく特別のような気がした。
もし爆発して学校が吹き飛んだらどうなるだろう?
ずっと休みになるかも!
なんかワクワクした。
その日の夕方のニュースで、そうならなかったことを知った。
新聞の夕刊にも取り上げられた。
「不発弾の恐怖!近くには学校も!」 多分そのような見出しだったろう。
大人たちは、戦後半世紀以上経っても残る戦争の爪跡 としてとらえた。
しかし、子供はそうは思わない。私もそう思わなかった。
「不発弾が見つかると学校が休みになる!」 そうとらえたのである。
いつの時代も子供はあほだ。そして不謹慎だ。
案の定、翌日の学校はその話題で持ちきりだった。
不発弾発見現場に近いGクンの家が、TVニュースで映っていた。
たったそれだけでGクンはヒーローになった。
TVにちょこっと家が映ったぐらいでヒーローである。私は考えた。
不発弾を見つければ、もっとヒーロ-になれる。
あほだ。しかし、あほなりに本気だった。
授業中、どうするか考えた。あほな頭で考えた。
そして作戦が出来上がった。
隊員は3名。私、近所の同じクラスのTちゃん、その弟のY。一人だと怖いからそう決めた。
場所は 近所にある公園内の古い井戸の周辺。理由は 昔からあるから。
昔からある ということは、きっと不発弾もそこにあるはずだからだ。
持ちものは スコップ 手袋 水筒 お菓子 そして不発弾を入れるビニール袋。
学校の帰り、Tちゃんに持ちかけた。快く快諾してくれた。弟のYも連れてくるそうだ。
どうやらその当時の子供は、みんなあほだったらしい。
家に着き、装備を整え公園へと急ぐ。TちゃんとYはもう到着していた。
さぁ、不発弾を掘るぞ!
持ってきた装備を取り出し、井戸の周りを掘り始めた。
しかし、石ころが多くなかなか掘ることが出来ない。悪戦苦闘しながら掘った。
周りは草ぼうぼう。やぶ蚊も多い。
「あ、そうだ!」
Y隊員が思い出したように声を上げた。装備が入っている袋をガサガサして、何かを探している。
「じゃんじゃじゃ~ん」
取り出したのは、アルミの包みだ。蚊取りマット と書いてある。それを1枚ずつ隊員に手渡した。
「蚊取り線香もってこようと思ったけど、火はつけちゃいけないからこれもってきたんだ。」
隊員たちは、片手に蚊取りマット、片手にスコップを持ち不発弾を掘った。
子供の頃とはいえ、自分のあほさ加減に恥ずかしくなったので、第1部 おわり。
第二部は・・・あるのか・・・?