こんにちは!
最近galboのイチゴ味にはまっている良玄です(^-^)/
私ごとで大変恐縮ではございますが
昨日付けで配送された中日新聞『くらしのニュース』にて
当ブログが紹介されました
(中日新聞『くらしのニュース』第708号)
市内限定のローカル版ですのでご注意ください
これもいつも読んでいただいている
読者の方々のおかげさまと思い
お恥ずかしいながらも紹介させていただきましたm(_ _)m
良かったら探してみてください 笑
紹介していただいた記事に恥じぬよう
これからも更新を続けて参りますので今後ともよろしくお願いいたします(^-^)/
----------------------------------------------------
さてそんな今回のテーマは久しぶりの
修行僧の仕事シリーズpart9
荷担
(かたん)
です
修行修行と言っても実際に修行僧は何をしているのか
ということで色々と紹介してきたこのシリーズですが
今回はその中でも
また変わってはいるが修行生活ではとってもメジャーな仕事
を紹介したいと思います
この荷担(かたん)というのは要するに
お寺のお手伝いさん
助っ人さん
のような内容の仕事です
これはよくお盆やお彼岸といったお寺が忙しい時期に発生します
例えばあるお寺さんがお盆の法要を行うにあたり
その法要に必要な人数が足りないとします
そうすると修行道場にお願いして
修行僧を助っ人として呼びます
このような場合が即ち
そのお寺さんに荷担に行く
といった具合に荷担(かたん)の仕事が発生するわけです
そのため荷担の仕事内容は本当に
そのお寺の助っ人さん・お手伝いさん
のような役を担います
具体的にはやはり
法要のお手伝い
です
実際にお経を読んで和尚さんと同じように法要に出ます
その際はやはり若手ということで声は爆音です
お腹の底から声を張り上げて一日中お経をあげたりします
他には
その法要の準備および片付けのお手伝い
です
本堂において法要のセッティングをしたり
庫裏において襖をはずして受付を設置したり
庭や玄関をきれいに掃除したり
などなど修行僧は何でもこなします
片付けにおいても同様です
本堂および庫裏のセットを片付けて
一面掃除機をかけてきれいにします
前日に一日準備をして
一泊した後法要を一日こなし
その後片付けをして帰る
荷担の基本的な流れはこのような感じです
お盆の時期はやはり暑く
お寺には空調設備がない場合が多いので
終止汗だくです
夏の引っ越し業者さんなど本当にすごいと思います
そして禅宗の場合は特に
このお盆の時期が荷担の大シーズンです
私のいた修行道場では実際に
8月の一ヶ月は毎日どこかのお寺に荷担にいく仕事がありました
修行僧それぞれに割り振られるのですが
何十人といても人数が足りないことも多々ありました
ただしそれはとてもありがたいことでもあります
荷担先でのお手伝いで得た経験というのは
実際に修行道場を出て自分のお寺に戻ったときに
とても役に立ちます
ご存知の通りお寺の行事や作法というのは
地域性が強く宗派によっても色々と違いがあります
そのためできるだけたくさんの荷担先に行くことによって
修行僧は色々な知識が得られとても勉強になるわけです
実際に荷担先では色々と扱き使われます
歳も一番若く半人前と見なされる修行僧は
とことん下っ端として働きます
しかしそこで得る経験というのは
修行道場を出てからでは中々得られるものではなく
下積み時代を経験することによりお坊さんも徐々に成長をしていくわけです
実際に襖の配置や入れ方
畳の目に沿って掃除機をかける
など片付けの仕方一つをとっても色々と学ばせていただきました
他にも休憩中の和尚さんや檀家さんへのお茶だし
なども荷担における立派な仕事になります
修行僧といえば
滝に打たれる
ひたすら坐禅に徹する
長い廊下を雑巾がけ
というイメージがわきやすいかと思います
しかしながらこのように
色々なお寺にいって雑用などのお手伝いをこなす
という一見変わってはいますが
修行としてはとても利にかなった仕事内容が存在するわけです
社会人やサラリーマンの方にも
必ず一年目・二年目があり下積み時代があるかと思います
お坊さんも修行道場において
しっかりと下積み時代を経験して
そしてそれぞれの自分のお寺に帰っていく
という育成システムが自然と成り立っているんですね
地域やお寺によってはこれからお盆の法要が行われるところもあります
修行僧にとっては今でもまだまだお盆真っ只中です
お寺の仕事も色々ありますが
修行僧の仕事も色々あるというところを知ってもらえるとうれしいです
もし今後お参りなどにおいて修行僧を見る機会があれば
声を張り上げてがんばっている姿
を探してみるのもまた新たな発見があるかもしれません
良玄合掌
最近galboのイチゴ味にはまっている良玄です(^-^)/
私ごとで大変恐縮ではございますが
昨日付けで配送された中日新聞『くらしのニュース』にて
当ブログが紹介されました
(中日新聞『くらしのニュース』第708号)
市内限定のローカル版ですのでご注意ください
これもいつも読んでいただいている
読者の方々のおかげさまと思い
お恥ずかしいながらも紹介させていただきましたm(_ _)m
良かったら探してみてください 笑
紹介していただいた記事に恥じぬよう
これからも更新を続けて参りますので今後ともよろしくお願いいたします(^-^)/
----------------------------------------------------
さてそんな今回のテーマは久しぶりの
修行僧の仕事シリーズpart9
荷担
(かたん)
です
修行修行と言っても実際に修行僧は何をしているのか
ということで色々と紹介してきたこのシリーズですが
今回はその中でも
また変わってはいるが修行生活ではとってもメジャーな仕事
を紹介したいと思います
この荷担(かたん)というのは要するに
お寺のお手伝いさん
助っ人さん
のような内容の仕事です
これはよくお盆やお彼岸といったお寺が忙しい時期に発生します
例えばあるお寺さんがお盆の法要を行うにあたり
その法要に必要な人数が足りないとします
そうすると修行道場にお願いして
修行僧を助っ人として呼びます
このような場合が即ち
そのお寺さんに荷担に行く
といった具合に荷担(かたん)の仕事が発生するわけです
そのため荷担の仕事内容は本当に
そのお寺の助っ人さん・お手伝いさん
のような役を担います
具体的にはやはり
法要のお手伝い
です
実際にお経を読んで和尚さんと同じように法要に出ます
その際はやはり若手ということで声は爆音です
お腹の底から声を張り上げて一日中お経をあげたりします
他には
その法要の準備および片付けのお手伝い
です
本堂において法要のセッティングをしたり
庫裏において襖をはずして受付を設置したり
庭や玄関をきれいに掃除したり
などなど修行僧は何でもこなします
片付けにおいても同様です
本堂および庫裏のセットを片付けて
一面掃除機をかけてきれいにします
前日に一日準備をして
一泊した後法要を一日こなし
その後片付けをして帰る
荷担の基本的な流れはこのような感じです
お盆の時期はやはり暑く
お寺には空調設備がない場合が多いので
終止汗だくです
夏の引っ越し業者さんなど本当にすごいと思います
そして禅宗の場合は特に
このお盆の時期が荷担の大シーズンです
私のいた修行道場では実際に
8月の一ヶ月は毎日どこかのお寺に荷担にいく仕事がありました
修行僧それぞれに割り振られるのですが
何十人といても人数が足りないことも多々ありました
ただしそれはとてもありがたいことでもあります
荷担先でのお手伝いで得た経験というのは
実際に修行道場を出て自分のお寺に戻ったときに
とても役に立ちます
ご存知の通りお寺の行事や作法というのは
地域性が強く宗派によっても色々と違いがあります
そのためできるだけたくさんの荷担先に行くことによって
修行僧は色々な知識が得られとても勉強になるわけです
実際に荷担先では色々と扱き使われます
歳も一番若く半人前と見なされる修行僧は
とことん下っ端として働きます
しかしそこで得る経験というのは
修行道場を出てからでは中々得られるものではなく
下積み時代を経験することによりお坊さんも徐々に成長をしていくわけです
実際に襖の配置や入れ方
畳の目に沿って掃除機をかける
など片付けの仕方一つをとっても色々と学ばせていただきました
他にも休憩中の和尚さんや檀家さんへのお茶だし
なども荷担における立派な仕事になります
修行僧といえば
滝に打たれる
ひたすら坐禅に徹する
長い廊下を雑巾がけ
というイメージがわきやすいかと思います
しかしながらこのように
色々なお寺にいって雑用などのお手伝いをこなす
という一見変わってはいますが
修行としてはとても利にかなった仕事内容が存在するわけです
社会人やサラリーマンの方にも
必ず一年目・二年目があり下積み時代があるかと思います
お坊さんも修行道場において
しっかりと下積み時代を経験して
そしてそれぞれの自分のお寺に帰っていく
という育成システムが自然と成り立っているんですね
地域やお寺によってはこれからお盆の法要が行われるところもあります
修行僧にとっては今でもまだまだお盆真っ只中です
お寺の仕事も色々ありますが
修行僧の仕事も色々あるというところを知ってもらえるとうれしいです
もし今後お参りなどにおいて修行僧を見る機会があれば
声を張り上げてがんばっている姿
を探してみるのもまた新たな発見があるかもしれません
良玄合掌