こんにんちは!
最近久しぶりにバリウムを飲んだ良玄です(>_<)
有難いことに40歳を超えると
市町村から特定健診の案内をいただきます
昨年は忙しさのあまりサボってしまったので
今年は本厄ということもあり
約2年ぶりにしっかりと調べていただきました
そんな中でもビビりな私は
胃カメラは苦手なので
毎回バリウムを選択します
前回とは違う病院で
バリウムを飲んだわけですが
やっぱり慣れないですね…
空気をいっぱい含んだ状態で
ぐるぐるとひっくり返される辛さと
あの後味の悪さは何とも言えません
やり直しをすることもなく
何とか無事に終わることができましたが
大きな病気が見つからないことを祈ります
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さてそんな今回のテーマは
禅はイノベーション!?
です
唐突なテーマではありますが
これも先日の講演会での質問に起因します
講演を終えた後にある方から頂いたのが
禅でイノベーションは起こせますか
というものでした
その時にドキっとしたと同時に
既に禅でイノベーションは起こっている
と感じた次第です
そもそもイノベーションとは
刷新・革新・新機軸を表し
気風を全く新しくすること
という意味
とするとやはり禅はそもそも
イノベーションである!
とも言えます
禅には「頓悟(とんご)」といって
一挙に悟りを開くこと
という教えがあります
これに対して「漸悟(ぜんご)」といって
段階的に修行を積んで悟りに達すること
というものもあります
ある僧侶は心は澄んだ鏡であるから
いつもきれいに磨きあげて
塵や埃を着かせてはならないと説きます
これに対してもう一人の僧が
本来の私たちは何も持っていないのだから
塵や埃すらもないのだと説きました
まさに前者が漸悟で
後者が頓悟の立場になります
どちらも禅の教えではありますが
やはり現代の日本の禅の教えにおいては
頓悟を大切にしています
イメージでいうと
まさに一瞬のヒラメキ
というやつです
一休さんが一所懸命に瞑想しながら
ピカっと閃くあの感じです
ただしもちろん閃くためには
懸命に取り組む姿勢は欠かせません
悟りとは何なのか
どうしたら安心を得られるのか
と一心不乱に向き合った先に
突如としてヒラメキが訪れます
ただ何もせずに
ボヤーっとしているだけでは
ヒラメキも何もやってきません
(茨城県は牛久大仏へ参拝してきました)
兎にも角にも禅自体が
イノベーション的な教えである
わけですが
その禅が大きな影響を受けた物の一つに
スマートフォンがあります
誰もが知るApple製品のiPhone
その創業者であるスティーブ・ジョブズは
禅に傾倒していたことでも有名ですが
まさにiPhone以前の携帯は
ボタンがあって画面があって
まさにノートパソコンの小さい版
のようなデザインをしていました
そこから何と
そのボタンを無くして
画面のみにする
さらには余分なパーツを無くして
必要最小限にする
という発想から最初は皆がビックリして
受け入れられるかどうかの疑いもありましたが
ついにiPhoneや今のスマホ時代が到来しました
まさに携帯電話のイノベーションが
起こったわけですが
その背景には少なからず
禅的な教えの要素があったように感じます
禅で大切にしている坐禅も
色々なものを身に着けていくのではなく
既についている余分なものを
削ぎ落としていくイメージです
ですのでそもそも坐禅自体が
自らをイノベーションしている
とも捉えることができます
スマホに関してはアメリカの企業に
その主役の座を奪われたことに
少し悔しさも感じますが
まだまだイノベーションを起こせる素材は
五万と存在しているはず
ぜひとも日本に根付く禅の教えをヒントに
新たなイノベーションを起こしてくれることを
大いに期待します
(圧倒的なスケール感もまさにイノベーション)
私の個人的な夢としては
全世界の人間が
一生に一坐禅
を掲げております
一生のうちで一度でもいいから
坐禅を体験して欲しい
そしてできればその坐禅を日常に根付かせて
心安らかな人生に繋げて欲しい
というものがあります
坐禅によって
人間の生活をイノベートする
禅はそもそもイノベーション
ITの時代からAIの時代へ
移り変わっている今こそ
まさに禅によるイノベーションのチャンスも
到来しているのかもしれません
そんな妄想に夢を膨らませながら
また引き続き坐禅を組んでいきたいと思います
夏バテを感じる暑い時期こそ
坐禅で心をスッキリさせて参りましょう
良玄合掌
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