朝の体育館って
すっ、ごく――

寒いよね!

どうしてあんなに
寒いんだろう?

まるで氷の女王様の
お城みたい――!

今日は集会があって
朝から体育館にならんだんだけど――

そのときもすっごく!
寒かったんだ。

あ、

集会はいつもは
水曜日にあって――

何かあった時だけ
月曜日にもやるんだよv

今日はね――

ええっとね――

――何だったっけ?

う~ん――。

……

思い出せないや!

思い出せないってことは
ゆーなが覚えてなくちゃ
イケナイコトじゃきっとないよね?

じゃ、いいや!

困ったら
星花ちゃんとかにも
聞けるしね。

えへへ――v

家族がいっぱいだと
こういうときイイよねv

だって学校で何か有っても
誰かがきっと覚えてるもんv

それに今日みたいな
寒い集会のときは――

星花ちゃんや
吹雪ちゃんにピタッv

って出来るんだよね☆

集会ってだいたい
あいうえお順で並ぶから、

すぐとなりに星花ちゃんか
吹雪ちゃんが来ることが
多いんだよ!

今日は集会の前に
ドッジボールたくさんして、

集会の間は
汗ですっかり冷え冷え!

それでもうブルブル
ふるえちゃってたから――

隣に来た星花ちゃんに、

ぎゅっv

しちゃったvv

星花ちゃん
とってもあったかかったよ!

夏は吹雪ちゃんが
ひんやり嬉しいんだよね~v

あ、でもやり過ぎると
吹雪ちゃんバタンキューしちゃうから
ほんのちょっとだけね!

でもね今日は
先生に怒られちゃった。

集会中星花ちゃんに
ぎゅっしてたら、

遊んでないで
校長先生のお話ちゃんと聞きなさい!

って――。

体育座りの集会の時は
ピタッってよっかかっても
バレないのにな。

ざんね~ん!

あ、そういえば――

お兄ちゃんのお隣はダレダレ?

あいうえお順なら
春風お姉ちゃんか
蛍お姉ちゃんだよねっ!

あ――

どっちもピタッってすると
温かそう♪

でもお姉ちゃんたちは
今日のゆーなみたいに
怒られることしなそうだから、

ピタッ出来ないかな。

お兄ちゃん、
寒くてカワイそう――。

だったらその分おウチでは――

ゆーながピタッv
ってしてあっためてあげる!

それでも寒かったらぎゅっv
してもいいんだよv

おやつのココアで
いっぱい温まったホカホカゆーなが――

お兄ちゃんも
ホカホカにしてあげちゃうよv

それっ!

ぎゅぎゅぎゅのぎゅっvvv

-あとがき-
べびプリ日記風SS
冬寒く夏暑い体育館
あっv

鬼さん見~つけたっ!

持っていったものを
出してくれたら、

春風のめっ、だけで
済ませてあげますから――

大人しく出てきて~?

……

あらっv

いたずらをして
どこかへ行ってしまった、

困った霙ちゃんかと思ったら――

世界一大切な大切な――

春風の王子様じゃありませんかv

チビちゃんたちと
かくれんぼ?

うふふ――v

やっぱり運命で結ばれている
春風と王子様は――

何をしていても
こうして出会ってしまうのねv

――きゅんv

あーんでも、
運命って残酷――。

王子様と出会ったのがこんな――

いつ誰が通るかわからない
クローゼットの前だなんて――

これじゃゆっくり王子様と
語らうことも出来ないわ……

ちょうどやらなければ
いけないこともあるし――。

あ、そうでした――。

霙ちゃんを探さなくっちゃ――。

王子様はどこかで
ご覧になりました?

もう、霙ちゃんったら――。

昨日は珍しく
率先してお手伝いしてくれたのに。

学校にいる時みたいに
キリッとしていて――

もし王子様が春風より
年上だったら、

あんな感じなのかしらv

――きゅんっv

って想像して――

思わず今年は、

霙ちゃんの分も
チョコ用意してあげちゃおうかと
思うくらい素敵な感じだったのに――。

なのに一晩明けたら、

まるで魔法の解けた
シンデレラみたいに――

すっかりいたずらっ子に
戻っちゃいました――。

早く霙ちゃんを見つけないと、
このままじゃ――

節分が出来ません!

どうしてこんなこと
思いつくのかしら――?

家中の節分豆を
あずきと入れ替えるなんて――。

おやつのお汁粉が
今年は少なかったみたいなことも
なかったはずだけど――。

王子様、

霙ちゃんを見つけたら
キッチンまで連れてきてください。

くれぐれもお菓子に釣られたり、

昨日みたいにべたべたくっつかれたりして
ごまかされないで下さいねv

お願いね、王子様vv

-あとがき-
春風姉は結構気が多い……
ああ――

うるさい――。

宇宙のそれにも似た
真冬の寒さからわが身を守る、

宇宙船の外壁のごとき
布団様をも貫く無粋な騒音――。

海晴のやつ、

目覚ましのアラーム設定を
平日のままにしておいたな――。

もうかれこれ――
4時間は鳴っている――。

何故止めないのだ――。

私からこの心地良いまどろみすら
奪おうというのか。

休日の惰眠――

それは最上級のあんこにも似た――

とろりと上品に後引く
甘い快楽――。

白夜の無い私の故郷において許された、

週末2日間だけの終わらぬ夜――。

残念ながら明日は
わが家の節分があるし、

魔法少女ものの新シリーズで
ホタとチビたちがうるさいから、

その分今日はゆっくり
寝ようと思っていたのに――。

ああ――

節分で――思い出した。

海晴姉はさくらのところか。

それでアラームを忘れて――。

さくら――

節分怖さに
賢しく仮病など使うようになったかと、

その成長っぷりを
微笑ましく思っていたら
そんなことはなく、

鬼の恐怖に飲まれたのか、

自分が鬼になったかのような
生気のない青い顔で
隔離部屋の床に伏していたな。

後でおしるこでも
持って行ってやらないと――。

待てよ――。

――海晴姉が付きっきりなら、

節分にむけてかねてより準備してきたアレ、
仕込みやすいかもしれないな――。

だが、

この布団の誘惑に
敵うほどの魅力ではない、か。

ああ――

それにしてもうるさい
アラームだ。

まるで構って構ってと
アイツにわめきちらす、

あさひや氷柱のようじゃないか。

フフフ――v

こんな日は大変だろうな、
アイツ――。

イベントの準備か、
チビたちの保護者で――、

忙しくて慌てふためいていることだろう――。

不意の事態に陥った小雨のように、

からかわれた麗のように、

目を回しているに違いないv

……

――仕方がない。

ならば私が半分――

――いや、四分の一ほど
引き受けてやるか――。

海晴姉の言うパパママ役、

私が存分に務め上げ――

誰が一番頼りになるか、

アイツの心にしかと
刻みつけてやろう――。

私の心にアイツの愉快な慌てぶりを
刻みこむかわりに、な――v

――フフフv
-あとがき-
べびプリ日記風SS
今日はお布団だと暑かったんじゃないだろうか……