あれは学校が始まって2日目でございますた。
実は前日に、学校からの帰り車の調子がおかしかったので、
車屋さんに車を持っていってたんだす。
でも、ここはイタリア。
すぐには見てもらえなーい
すぐに見て欲しいならコネと金をよこせってなもんです
つーことで、次の週の予約を取り、
その日は家に帰ったのでございます。
で、当日。
行きは問題がなかった。
帰りだよ、、、帰りに悪夢が起こったのでごらいまふ
いや、ちょっと待て、
よく考えてみるとその日は朝からついてなかったのである。
なぜなら、絶対にここで止まりたくない
と
思っていた急な坂道で信号が赤に変り停車![]()
あぁ~、皆さん、想像できますか、あの緊張感。
この坂は、やっぱりあれだよね、サイドブレーキ引きながらじゃないと発進できないよね?
って心の中の自分に尋ねる瞬間。
あー神様、あたくすに力をお与えくださいーーー。
と祈ったところで、坂道発進経験2度目のあたくすが1回で出来るわけがねー。
でさ、イタリア人って何でか知らないけど車すごいビタビタにつけるわけよ
おめーらは、常識的な車間距離とやらを習わなかったのかーーー!と問いたい。
ま、車じゃなくって人間の方も、
列に並んでる時、一瞬、この人あたくすの恋人だったけ?それともストーカー?
ってくらいぴったりと密着してくるから、
イタリア人は密着するのが好きなのれしょう。
そんな、車間距離を開けないイタリア人が
前の車が坂道発進出来ずに後ろに下がってきたらどうするか!
はい!皆良く出来ました!
一斉にクラクションを鳴らすですねぇ~。
ここ、試験に出るので要注意ですよ!
あぁ~、あの時の冷や汗の量は尋常ではなかった。
足までもが震えるくらい緊張しましたとも。
で、無事、3回目の挑戦にて前進することが出来たのれす。
そう、そんな事がもうすでに起きていた夕方6時ごろ。。。
スーペルストラーダ(バイパス)に入って30分くらいすると、
また車の調子がおかしくなったーーー![]()
きょえーーーー
アクセル踏んでも踏んでも減速しちまうーーー
あせるよねぇ~。
パニクルよねぇ~。
しかーし、あたくすはその時はパニクらなかったのら![]()
なぜなら、また起きる事は前日から想定されていたので、
どういう風に対処すればいいか聞いていたから!
すばらすぃーあたくす!
そこで、運良くあったガソリンスタンドに入り、
いったんエンジンを切る。
そして、サイド付け直す。
これでOK!だと、車屋が言うておった。
それで、5分ほどして再発進。
すると、1分もしないうちにまたアクセル踏んでも踏んでも減速しちゃって、
皆が時速110キロで行ってる中をのろのろ運転するはめに![]()
で、これまた運良く一時停車するスペースがあったので、
そこに車を止め、
家に帰らせてくれぇぇぇぇと祈りながらエンジンをかけるも、
あまりにもしょうもない事で神様に祈りすぎたせいか、
エンジンすらかからなくなってしもーーーたーーーーーー![]()
うっそーーーーん
これって、もひかひて、もひかひて、
レッカー車とか呼ばないといけないわけぇぇぇぇぇ
あたくすは、恐怖におののいた。
何が恐怖って、車の事は日本語でもさっぱりな上に、
道路用語も全然知らないのらーーーーー![]()
まいっちんぐ
その上、イタリア人と電話で話すのが苦手だーーーー![]()
って、イタリア滞在10年目の人が言っていいせりふでしょうか?
そもそも、あたくすはイタリアにいながらにして、
なるべく、イタリア人との接触をさけて10年過ごしてきたのれす。
それを、そんなあたくすにこういう試練を与えるのですねーーーー
と、嘆いても誰も助けてくれにゃい。
ということで、あたくすは今までの人生最大級の勇気を振り絞り、
保険会社のフリーダイヤルに電話したのでごらいます。
gellius(以下、G)『もぴもぴ、あたくすの車が止まってしもたんですけろ?』
オペレーター(以下、オペ)『お名前と、保険番号をどうろ。』
G『名前は、gelliusです、保険番号。。。?ってどこに書いてあるんでせう?』
オペ『保険に書いてあります』
ってことで、探すも探すもどの番号かわかんない。
つーか、この保険期限切れてねーーー?????
後でわかることれすが、新しいのは違うところに入っていて、
あたくすは古いのを見ていたため、
保険が切れていてもあたくすを助けてくれるのかと、
もぉー冷や冷やしっぱなしでございますた。
オペ『番号がわからないんでしたら、ちょっと番号なしでも進められるか見てみます。
あ、出来そうですね。。。』
G『だったら、最初っからしてくれよ、おい
冷や汗かきながら必死で探したあのあせったひと時を返してくれ(心の中の声)』
オペ『では、現在どこか説明していただけますか?』
なぬっ、、、、、、、、、、
今、あたくすがどこにいるとぞな。。。。。。
わっわっわからん。。。![]()
なぜなら、スピード違反の機械を気にするあまり、
そちらに気をとられて都市名の看板を見てなかったから・・・![]()
オーマイゴッド
G『えっとぉー、わかりましぇん。
近くにも看板もないし、目絵印になる様な建物もないので、
わかりましぇん。
あるのは目の前に、次のサービスエリアまで3キロと書いてあるだけれす。
後はナビで次の町まで16キロと出てます。
ただ、次の町がどこかはわかりやせん』
と言ってみる。
GPSで探せないのれすかーーーーーー?
オペ『いや、ちょっと、それではわかりませんので、
誰も行く事が出来ませんけど・・・』
G『えぇぇぇ、そんな、あたくすどこにおるかわからんのですよ。
そんな殺生な。。。。。』
と、泣きそうになるもパニクりすぎて涙も出ず。
しかーし、インテリジェンスなあたくすですから、
いい事を思いついたんだねー
それは、地図を見る事ーーーーー![]()
すると、何かを思い出すかもしれにゃい![]()
早速地図を見ると、あーこの町通った!!!
んで、この町にはまだ着いてない!!!と判明。
やっとこさ、どの辺にいるのかわかってもらえ、
オペレーターから、レッカー車の人へ連絡をしえもらえたんですけども、
これがね、待たせる待たせる。
電話をそっちにつなげるからそのまま待っててねって
言われたのはいいけど、なかなか相手が出ないんだ
あたくすは、何が怖かったかって、
まさかこんな事になるとは想像もしてないわけだから、
日中に電話しまくってて、バッテリーが残り少なかったってこと。
ここで、電話が切れたらあたくすはどーなってしまうのか?
あの蛍光色のベストを着て誰が助けてくれるかもわからない道路に立ってどうしろってんすか。
イタリアでは高速とかバイパスで車から出る場合蛍光色のベストを着ないといけないのずら。
そんな、羞恥プレイはご勘弁願いたかったわけだ。
そんな恐怖におののきつつ5分が経過、
やっと、やっとこさ、レッカー車を手配してくれる人と連絡がつきましたーー![]()
でね、このおじさんがとっても気さくでいい人だったんだよ。
困った時にこういういい人と出会うと、
イタリアも捨てたもんじゃーねーなって思えるねぇ
たーだ、たーだ、あんまりおしゃべりしたい気分でないあたくすに、
シートベルトもせずに身を乗り出してジェスチャー満載でお話しするから
すごい蛇行運転だったけどね。
まーそんなことはいいじゃないか。
おじさんは親切に車と一緒に車屋に行っても何もないし、
迎えに来てもらうにもわかりずらいだろうからということで、
近くのサービスエリアまで送ってくれますた
で、お友達に迎えに来てもらうときには
ちゃんと、場所まで説明をあたくすに変ってしてくれてねぇ。
本当にありがたかった。
イタリア生活って本当にヤになる事多いけど、
こういう時に親切な人に助けられると、
ほんと、あたくすと結婚してくださいっ
て言っちゃいそうになるねぇ。
あぁ~、これであたくす、
またイタリア生活の達人事項を一つこなしたことでしょう。



















』もんだけど、
あたくす、























