こんばんは!まずは皆さん、乾杯っ!![]()
先日カクヤスで購入した「ジェムソン」のミニチュアボトルと一緒に連れて帰ってきた、もう一人の主役を今夜は紹介します。その名も「ジャックダニエル ブラック(Old No.7)」のミニチュアボトル!黒地に銀の意匠が映える、あの硬派な世界共通ボトルが、手のひらサイズで卓上にちょこんと座っている姿、ちょっと可愛らしくも見えてきます![]()
実はジャックダニエル、これまで本ブログでは缶カクテルやハイボール形態でしか飲んだことがありませんでした。缶カクテルの「ジャックコーラ」でストレートに惚れた経験はあるし、「ジャックダニエル&カナダドライ ジンジャーハイボール」では爽快なスパイシー感に心を奪われました。でも、肝心のジャックダニエル本体をストレート寄りにじっくり味わったことが、まだ一度もなかったんですよね。
今回は満を持して、ショットグラスにごろっと丸氷を入れて、オン・ザ・ロックスで対峙してみようと思います。割り材で薄まらない、ジャックダニエルそのものの輪郭をしっかり受け止める飲み方。下戸の私にはちょっとハードルが高めなアルコール40%ですが、ミニチュアボトル50mlなら、無理せず少しずつ確かめられるサイズ感です。
そもそもジャックダニエルといえば、映画やドラマのバーシーンで男たちがショットでぐいっと煽る、あの黒ラベル&銀ロゴのアイコニックなボトル。私の中でも「いつかは飲んでみたいけど、なんとなく敷居が高い」枠に長らく座っていたお酒でした。今回のミニチュアサイズは、その敷居を一気に取っ払ってくれる、ありがたい入り口です。
テネシー州リンチバーグ。アメリカの片田舎、人口数百人の小さな街で、1866年から脈々と続くウイスキー造り。そこから世界中のバーカウンターに届けられてきた「Old No.7」の物語を、自宅のテーブルで一晩だけ味わわせてもらうことにしましょう。冷蔵庫から缶ビールを取り出すような感覚で開けるには、少しだけ襟元を正したくなる一本。グラスに琥珀色を注ぐと、丸氷がカラッと小さな音を立てて、もう物語が始まりかけている感じがします![]()
ジャックダニエル ブラック(Old No.7)とは?
まずは造り手である「ジャックダニエル蒸溜所(Jack Daniel Distillery)」のお話から。所在地はアメリカ・テネシー州ムーア郡リンチバーグ。人口数百人ののどかな田舎町で、1866年に若き創業者ジャスパー・ニュートン・"ジャック"・ダニエル氏によって興された、米国連邦政府に最初に登録された蒸溜所として知られています。
ジャック・ダニエル氏が蒸留の手ほどきを受けたのは、当時の地元の黒人マスター蒸留師ネイサン・"ニアレスト"・グリーン氏。長らく歴史の影に隠れていたこの事実は、近年公式にも認められ、グリーン氏の貢献が再評価されています。1911年にジャック氏が亡くなった後も、蒸溜所は脈々と引き継がれ、1956年からは米国最大級の酒類会社「ブラウン・フォーマン社」(ケンタッキー州ルイビル)の傘下で世界展開を続けています。
そして、ジャックダニエル最大の特徴といえば、なんといっても「チャコール・メロウィング」(リンカーン・カウンティ・プロセス)。蒸留したての原酒を、約3メートル厚に詰めたサトウカエデの炭層に、3〜5日もかけてゆっくりと滴下濾過するという、気の遠くなるような工程です。炭は蒸溜所敷地内で、ジャックダニエル原酒を点火剤にしてカエデ材を燃やして自家製造する徹底ぶり。2013年にはテネシー州法でこの工程が「テネシーウイスキー」表示の必須条件として定められ、もはやジャックダニエルそのものが法律を形作っているわけです。
その実力は世界の品評会でも証明されていて、1904年セントルイス万国博覧会で金賞を獲得。以来、世界販売数量No.1のアメリカンウイスキーとして君臨し、ブランド全体の売上の約96%がこの「Old No.7」というから驚きです![]()
そして、今回いただく「ジャックダニエル ブラック(Old No.7)」は、ブランドのフラッグシップにあたるスタンダード品。1887年にジャック本人が命名したと伝わる「Old No.7」ですが、その由来は公式には「誰も知らない」とされていて、登録番号説・縁起担ぎ説・運命の数字説などロマンに満ちた諸説のみ。原料はコーン80%・モルテッドバーレイ12%・ライ8%のマッシュビルで、新樽のアメリカンホワイトオークで熟成。熟成年数は固定せず、テイスティングチームの判断でその時々のベストな状態を見極めて出荷するスタイルです。
容量バリエーションは50mlのミニチュアから1750mlの大瓶まで幅広く、アルコール度数は世界共通で40%。日本での輸入は、2024年3月までアサヒビールが担当、4月以降は親会社直轄のブラウンフォーマンジャパン株式会社(東京都港区港南2-15-3)が引き継いでいます。今回手にした50mlミニチュアは、まさにブラウンフォーマンジャパン経由で日本に届いた一本。長い旅路を経て、私の手のひらに辿り着いてくれました。
ジャックダニエル ブラック(Old No.7)をチェック!
黒地に白のスクリプトロゴが端正に映える、世界共通の硬派デザイン。
ミニサイズでも風格は本家のまま。
グラスの底に琥珀色がたっぷり、丸氷が静かに横たわる構図。
光を通すと琥珀が黄金色に変わります。
品目はウイスキー、原材料はグレーン&モルト、原産国アメリカ、アルコール40%、内容量50ml。
輸入販売はブラウンフォーマンジャパン株式会社(東京都港区港南2-15-3)の表記。
スペックは以下の通り。
| 銘柄 | ジャックダニエル ブラック(Old No.7)(Jack Daniel's Old No.7 Tennessee Whiskey) |
|---|---|
| 品目 | ウイスキー |
| タイプ | テネシーウイスキー(チャコール・メロウィング製法) |
| 原産国 | アメリカ(テネシー州リンチバーグ) |
| 原材料名 | グレーン、モルト(コーン80%/モルテッドバーレイ12%/ライ8%) |
| アルコール分 | 40% |
| 内容量 | 50ml(ミニチュア)/200ml/350ml/700ml/1000ml/1750ml 等 |
| 熟成樽 | 新樽アメリカンホワイトオーク(熟成年数は非表記) |
| 蒸溜所 | Jack Daniel Distillery(テネシー州ムーア郡リンチバーグ、創業1866年) |
| 創業者 | Jasper Newton "Jack" Daniel(〜1911年) |
| 親会社 | Brown-Forman Corporation(ケンタッキー州ルイビル、1956年買収) |
| 受賞歴 | 1904年セントルイス万博 金賞/世界販売数量1位のアメリカンウイスキー |
| 日本輸入販売 | ブラウンフォーマンジャパン株式会社(東京都港区港南2-15-3)※2024年4月よりアサヒビールから移管 |
ジャックダニエル ブラック(Old No.7)を飲んでみての評価
グラスを前にして、まず一呼吸。1866年から続くテネシー州の蒸溜所、世界販売数量No.1という看板、サトウカエデ炭で3〜5日かけて滴下濾過されたアメリカンウイスキーの王様。50mlのミニチュアとはいえ、その背後にある歴史と物量を考えると、ちょっとだけ緊張してしまいます。
下戸の私がショットグラスにロックでこれを注いで、本当に味わいきれるんだろうかと、内心ドキドキしながら。冷えた丸氷が静かに転がる音を聴きながら、深呼吸をひとつ、ゆっくりと琥珀色を流し込みました。
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テネシーの夜が、グラスに溶ける一杯。
まず鼻を近づけて感じるのは、ふわりと立ち上るレーズンとバニラの甘い香り。そこにカラメル、メープルシロップ、ほのかにバナナのようなニュアンスまで重なって、まるで焼き菓子を並べたパティスリーのショーケースを覗き込んでいるような華やかさです。アルコール40%の鋭さは、思っていたよりずっと穏やかで、ジャックダニエルといえばゴツゴツした男っぽさを連想していた私の予想を、開栓の瞬間からいい意味で裏切ってくれます。
ひと口含むと、ファーストタッチは甘みとアルコールの刺激が同時に押し寄せて、口の中を一瞬でリフレッシュ。続いて、香りで嗅いだあのレーズン・バニラ・カラメルの世界が、今度は味として一気に広がっていきます。樽香も決して粗くなく、新樽アメリカンホワイトオークの強い個性が、3〜5日もかけたチャコール・メロウィングでまろやかに丸められているのが、はっきり伝わってくる感じ![]()
二口目からは口が慣れて、表層の刺激が落ち着き、その奥に潜んでいたコクとまろやかさ、そして余韻まで続く甘みがようやく姿を現してきます。余韻にはスパイシーさと香ばしさが同居していて、コーン80%由来のふくよかさと、ライ麦8%由来のキレが、絶妙なバランスで舌の上に居残ってくれる感じ。これは確かに、世界中のバーカウンターで愛されてきた理由が分かる、整いきった完成度です。
過去にいただいた缶のジャックコーラやジンジャーハイボールの爽やかな飲み口とは別次元の、骨格のしっかりしたウイスキーらしさ。同じバーボン界隈のメーカーズマークのような小麦由来の柔らかさとも違って、ジャックダニエルにはチャコール・メロウィングが生む独特の「角の取れた力強さ」があります。同じアメリカンウイスキーでも、ここまで個性が分かれるのかと改めて感心してしまいました。
正直、個人的にはジャックコーラやジンジャーハイボールも好きですが、こうしてオン・ザ・ロックスで向き合ってみると、やはりこの飲み方がジャックダニエルの一番美味しい姿なんじゃないかと思えてきます。割らない、足さない、ただ氷で少しだけ角を取って、ゆっくり時間をかけて味の変化を追いかける。テネシーの夜が、グラスの中で静かに溶けていくような体験。これはリピート確定です![]()
今日は音楽でペアリング!
ジャックダニエルのロックに合わせたいのは、クリス・ステイプルトンの名曲「Tennessee Whiskey」(2015年、アルバム『Traveller』収録)。タイトルからしてもう、テネシー州生まれの「Old No.7」とのペアリング以外考えられない直球の一曲です。Spotify でも10億回再生を超えるグラミー受賞のスタンダードなので、グラスを傾けながらすぐに流せるのも嬉しいところ。
この楽曲を選んだ理由はいくつもあって、まず一番は「テネシーウイスキー」というキーワードそのものの一致。1981年にデヴィッド・アラン・コーがリリースし、後年クリス・ステイプルトンがリメイクして大ブレイクさせたこのナンバーは、歌詞の中で「Tennessee whiskey」「smooth as Tennessee whiskey」と繰り返され、まさにジャックダニエル ブラックを口にしながら聴いている自分そのものを歌っているような感覚に陥ります。グラスを傾けるたびに、自分が歌詞の主人公になっていく不思議な没入感。
そしてもうひとつ、見過ごせないのがステイプルトンの声質と、ジャックダニエルの香味のシンクロ。あの煤けたゴスペル声は、メープルシロップのように粘度を持って耳に絡みつき、ブルース・カントリー・ソウルが交差するところで、ちょうどジャックダニエルのレーズン・バニラ・カラメルが舌の上で交差する瞬間と完全に重なります。低い倍音の響きが、ロックグラスから立ち上る樽香と一体化して、テネシー州の夜のバーに自分が座っているような錯覚をくれるんです。
もし可能なら、部屋の照明を一段落として、丸氷がグラスの中でカランと小さく鳴る音と、ステイプルトンのギターのアタックを一緒に聴いてみてください。テネシーの夜が、本当にあなたの部屋に降りてくる瞬間が訪れるはずです。50mlのミニチュアでも、4分半の楽曲を聴き終える頃にはちょうどグラスが空く、絶妙な分量。これ以上完璧な「銘柄×楽曲」のペアリングは、ちょっと他にないかもしれません![]()
下戸の酒好き評価点
※下戸の酒好き評価は味の良し悪しを計るものではありません。
下戸で酒初心者の私があくまで個人的な感覚で評価したものになります。
★★★
★★★ … 下戸にも酒初心者にもオススメしたい
★★☆ … 下戸、酒初心者に丁度良く幅が広がる
★☆☆ … 下戸、酒初心者には少し理解が難しい
ジャックダニエル ブラック(Old No.7)の価格&どこで買える?
「ジャックダニエル ブラック(Old No.7)」は、世界中で最も売れているアメリカンウイスキーということもあって、日本国内でも大手スーパー・コンビニ・酒販店・通販まで、ほとんどあらゆる場所で手に取れる定番中の定番。今回いただいた50mlのミニチュアサイズは、参考価格としてカクヤスなどの酒販店で 300〜400円前後、700mlのスタンダードサイズは 2,500〜3,500円前後で流通しています。日本での輸入販売は、2024年4月よりブラウンフォーマンジャパン株式会社が直接担当しています。
気軽に味見したいなら、カクヤスやイオンリカー、ローソン・セブンイレブンなどでも 50ml・200ml のミニサイズが見つかるので、まずは小さなボトルで雰囲気を確かめてからスタンダードサイズに進む、というのが下戸的にもおすすめの飲み方。50mlあれば、ロックで2杯分は十分楽しめるので、夜の読書のお供にも最適なサイズです。
もしお近くで見つからない場合や、まとめて買い置きしたい場合は、楽天市場やAmazonなどの通販でも幅広く取り扱われていて、700mlボトルなら頻繁にセール対象になっていることも。日常使いから、ちょっとした贈り物まで対応できる懐の深さも、世界一売れているウイスキーならではの強みですね。同じジャックダニエルファミリーの「ジェントルマンジャック」「シングルバレル」などのプレミアムラインも通販で並んでいるので、Old No.7にハマったら、そちらも探してみる楽しみが続きます![]()
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