本日発売の月刊BOSS1月号の特集は「やってみなはれ再考」 | BOSSの独り言

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月刊BOSS編集長・関慎夫がつづるインサイドニュース・ブログ

NHKの朝ドラ「マッサン」を観てますか。
視聴率は好調で、上半期の「花子とアン」を上回っているとか。
今朝の「マッサン」では、堤真一演じる鴨居欣次郎が、「日本ではウイスキーはつくれない」というスコットランド人を追い返していました。
この鴨居のモデルとなったのが、サントリー創業者の鳥井信次郎です。
鳥井はスコットランドでウイスキー造りを学んだ竹鶴政孝を招いて、日本初のウイスキーづくりに挑戦するのですが、竹鶴をモデルとしたのが、このドラマの主人公のマッサンです。
今朝のドラマでは、マッサンの妻のエリーが、「マッサンには大将(鴨居)が必要、大将にはマッサンが必要」と言っていましたが、実際に、信治郎と竹鶴の2人がいたからこそ、日本初のウイスキーが誕生したのです。
日本初のウイスキー醸造所は、大阪府の山崎蒸留所ですが、これは、信次郎と竹鶴の合作です。そしてこの山崎から生まれたモルトウイスキー「山崎」が、つい最近、世界一のウイスキーに選ばれています。
約90年の時間をかけて、ゼロから始めたウイスキーが世界一になったのです。
こうしたチャレンジの背景には、信次郎の口癖でもあり、サントリーのDNAとしていまに生きる「やってみなはれ」があります。「やってみなはれ、やらなわからしまへんで」。うじうじ考えるより、行動する。リスクを取って挑戦する。それが今日のサントリーを築いたのです。
そこで、本日発売の月刊BOSSでは、「サントリー『やってみなはれ』再考」と題して、サントリーのDNAを検証しています。
「やってみなはれ」はどのようにして生まれ、どうやって継承されてきたのか。
リスクを取ることの大切さが、この言葉には込められています。
ぜひお読みください。