いわゆるJ-SOX についてです。
内部統制が、甲高い声で日本を席巻している昨今ですが、
内部統制の流れが、もう3~4年前から始まっていたら
もっと良かったのになぁと思うことがあります。
このような流れは、
エンロンやライブドアの事件を踏まえて、
再発防止の一環として施されているわけなので、
時系列的に言うと、私の発想は的外れかもしれません。
しかし最近、
現在2008年の世界の中の日本を考えたときに、
内部よりも、むしろ外部を統制しに掛かった方がよいのでは、
と考えてしまいます。
つまり、
取り巻きが激しいうちは、外に重点を置き、
沈静化(一定の鎮圧)に成功したら、内を整え、
といった流れの方が自然なのかな、と言った発想です。
現に、日本の国力はしぼみ続けている訳ですし・・・
今日のニュース です。
このチームの”前”オーナーは、
国を追われたタクシン 氏であり、
”現”オーナーは中東の投資家グループ『アブ・ダビ』とのことです。
1日で全てが変わってしまう、
このようなダイナミズムの中で、
昨今の日本では、
内部統制に向けた、
「内向きの仕事」が増え続けているとの記事をしばしば目にします。
仕事のための仕事といったところなのでしょうか。
内ばかりを見過ぎて/外を見過ごし、
内に飽き/外に付いて行けず、
という風にならないためにも、
より一層、インサイドアウト/アウトサイドインの視点が
欠かせなくなってきたように思います。
by 張