伝統占星術においては、品位(ディグニティ)という概念があります。
天体とサインの関係性ですね。
天体は実は、居心地いいサイン、居心地悪いサイン、というのがあって、それを品位というワケです。
このディグニティについては、あくまでも伝統占星術の概念なので、現代占星術ではそれほど重視されないところもあるようです。
現代占星術でも、この伝統占星術のドミサイル(支配星)という、いわゆるルーラーというのは重要視されてますよね。
牡羊座のルーラーは火星、牡牛座のルーラーは金星・・・とかね。
ドミサイルとなる天体は、そのサインでのびのび特性を発揮できるのです。
天体にとっての居心地いい配置がドミサイルとエグザルテーションで、天体にとっての居心地悪い配置がデトリメントとフォールなのです。
このディグニティについては、ある程度占星術を勉強した人でないと知らないでしょうね。
伝統占星術の概念でもあるので、超重要とまではいかないけれども、案外、現代においても役に立つ、って私は思っています。
確かに、天体がどのサインにあるかで、その天体が発揮しやすいとか発揮しにくいとかあると思います。
ウイリアムお茶会メンバーのたにのせいこさんは「デトリメントの女王」というニックネームがあるほど、品位が低い配列が多いのです。
たにのせいこさんのディグニティ・・・月山羊座がデトリメント、金星乙女座がフォール、太陽天秤座がフォール、火星天秤座がデトリメント、土星蟹座がデトリメント、と、なんと、5天体もがデトリメントかフォールという天体にとって居心地悪い配置なんです。
こういうのって、なんか恐い概念ですよね。
そうなんです、伝統占星術って、火星と土星は凶星だと忌み嫌われたり、ちょっと恐いんですよねえ。
私としては、伝統占星術を恐いものとして使っていきたくない、というのがあります。
ですので、デトリメントの女王たにのせいこさんにも、この5つの天体のポジティブな活かし方もお伝えしています。
デトリメントやフォールの天体=悪い作用が起きる、ってワケではないのです。
天体の特性を発揮しにくい、ってだけなんです。
私の場合、金星が乙女座でフォールなので、確かに、金星の楽しみを乙女座ってうまく楽しませにくいところはあるのですが、金星乙女座なりの楽しみ方というのもあるのです。
金星乙女座なので、修行のような楽しみ方をしてしまうので、私の例で言うと、趣味の読書も「源氏物語」縛りとかやって源氏物語本を何冊も読む、とかいうような、人からすると苦行のような読書が楽しかったりするのです。
確かに自分でもなんでこんな修行のような趣味になるんだろうなあ、って不思議に思うことはあります。
ただ、この私の例のように、金星乙女座のフォールが悪い趣味というワケではなくって、スムーズに楽しめる感じじゃなくなる、ってだけなんです。
金星がドミサイルの牡牛座の場合、私とは違って、自分にとって快感をもたらす読書をしていって、心から楽しめるのでしょう。
デトリメントやフォールの配置となる天体は、天体の特性を発揮しにくいだけで、その天体が死んでるとか不要である、というワケではないので、恐れないでください。
伝統占星術はちょっと恐いところがあるので、恐怖心を占星術で植え付けられるのは良くない。
といって、私としてはこの伝統占星術のディグニティについては多くの方々に知ってほしい、っていう思いもあります。
そこで、このディグニティについて、私の思いもいれた「ZOOMウイリアム流ディグニティ講座」なるマニアックな講座を開いてみようと思います。
この講座では、ドミサイル、エグザルテーション、デトリメント、フォールの4つを解説し、参加者の方々のディグニティについてもポジティブに解説させていただきます。
恐怖を植え付ける講座ではございませんので、ご安心ください。
笑いにあふれた楽しい講座をやりますので、お楽しみに~♪
ちょっとマニアックな講座ですが、このディグニティという概念はけっこう実生活の役に立つと思われますので、ご興味持たれた方は是非、お問い合わせくださいね~!!
note記事:「ズバリ占星術号外第17号 紅麹とワクチン」もお読みください~
● ZOOMウイリアム流ディグニティ講座
内容:ドミサイル、エグザルテーション、デトリメント、フォールという4つのディグニティの解説及び、参加者の方々のディグニティの解説
日時:4月29日(月)14時~17時
料金:5000円(前振り込みでお願いします)
お申し込み先tsukika@japanesque-fusui.com