鑑定やお茶会をしておりますと、親からの抑圧を受けてる人がこんなに多いんだ、ってビックリさせられます。
そういうか方々のホロスコープの特徴としては、やはり土星が絡んでいます。
土星は非常に厳しい天体で、努力、忍耐、試練というものを強いてきます。
この厳しい土星が月・水星・金星・太陽・火星の個人天体とハードアスペクトかコンジャンクションがあると、かなりしんどい。
親からの抑圧あるような人は、だいたいこの土星と個人天体とのハードなアスペクトがある。
「~するべき」というべき論みたいなもので育てられてくること多い。
この「べき」で育てられるとしんどい。
やりたいことできずに、親の「べき」論に従って生きていった人はしんどい。
そして、そんな「べき」で育った人は、今度、自分の子どもに「べき」を押し付けたりすることも。
土星の「べき」の負の連鎖です。
といって、土星は悪い天体というワケではありません。
厳しく立派に成長していくのも土星のおかげ、といういい面もあります。
ただ、この「べき」的な感じで、親の価値観の押しつけみたいな土星抑圧を喰らうと弊害が出てくるのですねえ。
「べき」というのはあくまでその人の価値観であって、「べき」と言ってる相手にとって、その「べき」が当てはまるかどうかは別。
「べき」「べき」と言ってる人は、価値観を押し付けてるだけ。
そんな他人の価値観の押しつけから無理して頑張る、っていう土星の使い方は、自分のエネルギーを枯渇させてしまう。
どうせ土星の頑張りを使うなら、そんな「べき」という他人の価値観で使うのではなく、自分の価値観で、自分のために土星の頑張りを使うべきなのです。
っと、今、私も「べき」使ってしまいました。
この私の「自分のために土星の頑張りを使うべき」ということばも、これを押しつけと感じるなら、それに従う必要はないのでしょう。
土星というのは、ホントどう使っていくかで、その人の人生がかなり大きく左右されていくのです。
抑圧的な悲壮感漂う人間になってしまうのか?
忍耐強い信頼感ある人間になるのか?
土星をどう自分の中で活用していくのかで、その人の人格そのものの器も変わってくるのでした。
「べき」で土星を使わないように注意するべきなのでした。
とか言いつつ。「べき」で締めました。