2024/1/6 稽古 | 劇団年輪 Actor's Blog

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劇団年輪の劇団員による、日々の稽古日誌。
劇団員がお届けする公演までの奮闘記をお楽しみ下さい。

最近手元が見えづらくなってきて、ションボリしている、のぶひろです。

これは真面目にショックです。
小説とか本を読むのが好きだったのですが、
めっきり紙の本を読むのが減りました。(見えづらい)

しかし、現代はスマホだったり、タブレットだったりと
便利な世の中になったので助かってます。
自分が新人の頃なんて、分厚い専門書をカバンに持ち歩いて、
満員電車の中で、無理やり場所を確保して重い本を読む、なんてやっていたのですが、
今は、みんながスマホでゲームしてます。笑

そんな中、電車内で紙の本で英単語を覚えている学生さんを見ると微笑ましくなってます。
余談が長くなりすぎました。




1/6(土)、新年初めての稽古をしていました。
さて、ちょこちょこと他の劇団員の日記にも書かれていますが、
我ら劇団年輪はかながわ演劇博覧会という、神奈川県演劇連盟さんが主宰するイベントに
参加させていただく事が決定しました。(パチパチ)

http://kenenren.org/event/engeki_hakurankai.html

本当に幸運なことで、誠にありがとうございます。
今回は19劇団もの応募があり泣く泣く『くじ引き』という選択が取られる中で、
見事当選しました~。(パチパチ)

2回公演になります。
 2024年3月10日(日)
  ①14:00~14:50
  ②18:00~18:50

 完全無料、全席自由席、出入り自由、予約なし のため、
 時間ピッタリに来られると、帯で観てる方の人数によっては、
 入場できなくなる可能性もありますので、ご了承いただけると幸いです。
 
でも、ぜひぜひ観に来てください!!

はっ!!稽古内容よりも宣伝が長くなってしまいました。
それでは、前半の稽古ですが、演劇博覧会の稽古をしてきました。




衣装、音響、照明プランとだんだんと揃ってきて、
役者、スタッフともに、追い込まれつつも、だんだんと公演へのテンションを上げております。

昨年までに大体の流れと型は作り込んでいたので、
1月からは、どちらかというと詰めの稽古です。
細かい動きの詰め、感情の起伏の詰め、詰め、詰め、詰め、詰め。
演出サイドも役者サイドもより難しい事を求めるし求められるので、稽古も真剣勝負です。

そして、真剣だからこそ、お客様に楽しんでいただける舞台になる。
そう信じて、何かしら感じていただける舞台をお届けしたいと頑張っております。

悩みに悩んだ、最後の曲も昨日の稽古では良さそうな感じでした。
年末の稽古の時に当てた曲は、当てた瞬間ダメすぎて、すぐにボツにました。汗

音楽選択は、曲の雰囲気で、舞台を後押しすることもあれば、ぶち壊すこともあるので、本当に重要です。





また、舞台照明は、場の雰囲気作りには、かかせません。
明るくするのか?薄暗くするのか?色を入れるのか?
もう、表現できる可能性は無限です。その中から、場にあった表現を見つけ出すのは本当に大変なことですし、
照明だけで感動することもあります。(オタクすぎ?)
少なくとも僕は感動してます。

そんなピリつきながらも、劇団員と楽しく稽古しております。


後半は本公演の稽古が1月になって始まりました。
最初は基礎稽古ですが、段々とショートバージョンへ変わっていきます。
ラジオ体操は1,2から1だけに、
柔軟もいくつかの手順はスキップされ、
発声準備は、それぞれの役者にお任せになります。

それでも外せないのが、劇団員の名前を使った1音回し、
毎年これをやることで、無意識的に劇団員全員の名前を覚えていきます。

相手の名前を覚える。
挨拶をしっかりする。
社会人として失礼の無い基本を当劇団では徹底してます。

そして、基礎練習のあとは、最近できてなかったダンス練習です。
今はまだ、本公演用のダンスが作製前なので、基礎ダンスレッスンをします。
アイソレが中心ですが、全部やると少なくとも僕はグッタリします。

久しぶりにやりましたが、音楽に合わせて体を動かす事は楽しいです。




ここまでの基礎稽古が終わって、ついに、本公演の台本が1,2場だけ配られました。
数年前は、モタモタと配られた台本を製本していたのですが、
昨日はなんとも美しし生産ラインができてました。

当劇団の台本は、基本バラバラに配られます。
表紙、スタッフ&キャスト表、教訓集、1場本編、2場本編。
そして、段々と3場、4場~って配られていくのですが、
人数も多いので、穴を開けて、留め具を使って製本します。

それが、束になった台本をセットに分ける人、
穴を開ける人
留め具で台本を製本する人

と流れ作業のように対応しているのが素敵でした。

台本が配られて初めての稽古は、
教訓集の読み合わせからです。

お芝居を作って行く上で大切な心構えを教訓集にまとめているので、
劇団員全員で読み合わせをして、初心に返って新しい台本と向き合うといった感じです。

その後、台本を1センテンス毎に回し読みします。
なぜ、回し読みしているかは・・・秘密です。




台本は今年も私が書かせて頂いているのですが、
読み終わったあとの劇団員の感想が、意外に良くてビックリしています。
今後も良い反応がもらえるかはわかりませんが、
観ていただけるお客様に楽しんでもらえるようにしっかり書き上げたいと思います。

本公演は
2024年7月28日の日曜日 14:30~となる予定です。

まだまだ、先の事ですが、
ぜひぜひ、今から皆様の貴重なお時間を確保していただき、
劇場に足を運んでいただけたら幸いです。

本公演の稽古の方も頑張っていきます。