カーテンコール。大辞林によると、以下の意味があります。
カーテンコール 5〖curtain call〗
演劇・オペラなどで,終幕が下りたあと,観客が拍手喝采して出演者を幕の前に呼び出すこと。
大辞林 第三版
これを見ると、カーテンコールというのは、終幕が降りたことがお客さんに伝わり、お客さんが拍手喝采して、役者を呼び出すのが正しいようです。
実際は、カーテンコールは舞台の流れの中に組み込まれていて、幕が開いて、音楽が流れて、役者が次々に出て来て拍手を浴びるのが順番になっています。
カーテンコールになると、役者もスタッフもホッとします。
役者は舞台に立って初めて、素に戻れる時です。
カーテンコールの拍手は直接は役者が浴びますが、スタッフ全体を含めた舞台全体にしてくれているものです。
日常生活で拍手を浴びることって、滅多にないですから、このわずかな時間が、演劇をやってて良かったと思います。
折笠安彦