僕がなかなか机の前を離れられない時にオートバイを使ってチョコマカと手伝ってくれる青年が、路端の店でビールを飲んでいるところを見ず知らずの少年たちに囲まれて、ビール瓶で頭を殴られた。
そこで、パリーンという小気味のいい音をたててビール瓶が割れるのはコントの世界だけなのか、現実には青年の頭蓋骨は陥没し、意識不明の重体。
しかも、「話せばわかる」も何もない問答無用の、まったくの人違いによる傷害だというのだから、たまらない。
青少年の凶暴化はここ近年のちょっとした社会問題と化していましたが、新興大学の女子大生グループが敵対するグループの一人を衆人環視の中でナイフで刺殺した事件が起きてからというもの、このテの事件が報道されない日はありません。
さすがに、バンコク中心部のビジネス街やハイカラタウンでは、
・気にくわない相手が乗っているバスに、銃弾を撃ち込む
といった凶行は耳にしていませんが、バンコク近郊の大型モール内の銀行は学生、生徒たちが果たし合いをはじめるたびにシャッターをおろしているのだそうです。
僕がよくコーヒーを飲みに行くスターバックスのテラスでも、日常的に一般高校生と濃紺の制服がめじるしの職業訓練校の生徒たちがニラミ合っていて、たしかに二年前には見られなかった光景に遭遇する。
・日本もそうだったように、社会が成熟していくためには避けられない過程
などのヒョーロンはどうでもいいことなので、青少年の凶暴化を「どこにでもバカはいる」で完結させ続けていたいものですが、ガイドブック類が案内するバンコク観光をヨシとせず、
三丁目の夕日を求めての路地裏めぐりなどにタイ旅行のエクスタシーを覚えるヒトは、銃刀ザタに巻き込まれないようご注意ください。
今日からまた、そういうオッチャンが一人遊びにきます。