1989年12月のカンボジア難民キャンプ訪問時にバッグの中に入っていたのは、ローリング・ストーンズ「スティール・ウィールズ」「レット・イット・ブリード」、矢沢永吉「情事」と当時大ヒットしていたプリンセス・プリンセス「ラヴァーズ」+ちょこちょこ。
キャンプといってもアメリカ寄り・旧宗主国フランス寄りのカ人さんら18万人が暮らしており、先導のタイの軍人さんが道をまちがえて「ソーリー、ソーリー」と慌てた頃には時遅く、異常なニオイに目を刺激された。
二、三日前に敵対勢力からの砲弾に直撃された一帯は、
・ブラウン管じゃわからない景色がみたい
などとは言ってられない景色、光景だったので、同行のチューリッヒから来ていた青年はその場で卒倒した。
永世中立国で学生時代に徴兵体験している身長2メートル男でさえソレだったのだから、僕も正常を保つために国境タイ側のホテルに戻るなりストーンズやプリプリで脳内メモリー消去を試みたものでした。
今は10軒以上のカジノホテルがたちならぶ難民キャンプ跡地を訪れてもナンの感傷も起きないのですが、プリプリの「ダイアモンズ」とその晩おかわりした蒸し鶏ライス(下の写真はもちろん現在の)は常に砲撃現場と直結してしまうのだから困ったものです。
あの晩、ホテル前の屋台が別のメニューだったのなら僕もまた、タイ大好きですサンたちの「カオマンガイ」「カオマンガイ」「カオマンガイ」の大輪唱に参加していたのかもしれませんがw。







