1975年発表。
■収録曲
01. Out of time
02. Don't lie to me
03. Somethings just stick in your mind
04. Each and every day of the year
05. Heart of stone
06. I'd much rather be with a boys
07. (Walkin' thru the) Sleepy city
08. We're wastin' time
09. Try a little harder
10. I don't know why
11. If you let me
12. Jiving sister fanny
13. Downtown Suzie
14. Family
15. Memo from Turner
16. I'm going down
アブコ・レコードが1975年のストーンズ全米ツアーにあわせて発売した、変わり種コンピレーション盤「Metamorphosis」。
何がどう変わり種なのかというと、単なるヒット曲セレクションではなく、1963~69年のデッカ時代に録音されたままオクラ入りになっていた楽曲がピックアップされている。
「ローリング・ストーンズの記録係」とも呼ばれていたビル・ワイマンが編纂していたクラ出し楽曲集「ネクロフィリア」がベースになっている、とも云われてます。
一曲目の
「アウト・オブ・タイム」はクリス・ファーロウ版のカラオケに
ストーンズ版
のミック・ジャガーのボーカルをのせる、といった荒業リミックスなのですが、なんの違和感もなくスンナリ聴けてしまうのは、あらたにダビングされた女性コーラスのおかげなのかな。
「ハート・オブ・ストーン」はミックテイラー参加ヴァージョンとされていたけれど、その後の調査で、ジョン・マクロウリンがギター、ジミー・ペイジがベースで参加した1964年の録音曲であったことが判明。
「アイ・ドント・ノウ・ホワイ」もジャガー&リチャーズ作とクレジットされていましたが、これはもちろん、1969年のスティービー・ワンダーのヒット曲。
大ヒットとまではならなかったものの、ワンダーの2枚組系のベストアルバムによく収録されます。
ビニールアナログ盤の世界的衰退とともに、「メタモ」は長い間廃盤状態CD化されていなかった、というだけで、内容的にはとりわけどうのということもない
し、他人へ提供する際のデモテープを強引にステレオ化したような曲も多く、決して「マスト・バイ」なアルバムではないと思いますが、「「ジャンピン・
ジャック・フラッシュ」以降のストーンズが好きだ」というムキには「ベター・バイ」な一枚です。